ロンドンではないイギリスに住んでいます
都会に住むとは便利をお金で買うことです。
欲しいと思った時に24時間いつでも物が買える。
雑誌に載っているアレを限定品ではない限り翌日に手に入れることができる。
便利であること。
それが、私にとっての都会の価値なのです。
なので、世界で一番素晴らしい都会は「東京」だと思っています。
様々な都会に出かけましたが、東京、つまり関東圏ほど私にとって便利な場所はありませんでした。
それは、私が日本語話者だからということもあります。
もしかすると、今となっては「便利」はマレーシアやタイの国に越されているかもしれません。
そんなわけで、私はイギリスに移住するときにロンドン以外に住む。という選択をしました。
なぜなら、ロンドンは「便利」な都会ではないからです。
私の英語が堪能でないのも理由にありますが、電車はしょっちゅうストライキするし、乗っているバスは突然行き先が変わります。
あと、ロンドンの便利は私にとってコスパが悪いのです。
駐在員などで会社がお金を出してくれる。
そもそもイギリスで一定以上の収入がある家族であるならばロンドンに住むのも良いでしょう。
ただイギリスに住みたいのであれば、ロンドンは高すぎる。
スーパーで買うものの値段、パブで頼むビール、そもそもの交通費、全てが私には高額です。
無理です。私にはその金額を払うことができません。
東京だって十分高くて住むことができないので、川崎に住んでいた私たちです。
あと、私が好きなイギリスは、田舎だったというのもあります。
ナショナルトラストの大邸宅を見るのが大好き。牧場の中にどかーんと出てくるお屋敷が最高に好きなんです。
この田舎の街のちょっと歩けば森があるところや、住民が親切なところ。
多文化が混ざり合っているところ。
少し行くと、100年前から街並みが変わらないであろう村が点在しているところが
とても気に入っています。
私が、ロンドンに住んでいません。と何回も言ってしまうのは、
胸を張ってロンドン以外に住んでいるからなんです。
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