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Blues ~ブルースの形式~


二回続けてブルースの歴史を紐解きましたので、今回はブルースの形式について説明していきます。
基本であり、古典的な形式から始めてみたいと思います.

ブルースは、例えば、俳句のように決まった形式があります。

12小節でできている

〇Key を C とするならば、基本のコード進行は下記のとおり(C, F, G)3種類

12小節を1コーラスとして、歌の場合は3コーラス歌うことが多い 
 (Blue Monkのようにジャズブルースは2コーラスの場合もある)

同じ歌詞が2行続き、3行目でオチ?かのような内容


C7 | C7 | C7 | C7
F7 | F7 | C7 | C7
G7 | G7(F7)| C7 | C7
(F7)を使う事もある


例えば、Everyday I have the bluesという歌詞は

Everyday, everyday I have the blues
Everyday, everyday I have the blues
When you see me worrying baby. Well it's you I hate to lose

これで12小節です。

次の12小節。

Nobody loves me Nobody seems to care
Nobody loves me Nobody seems to care
Well, Worries and troubles, darling. Babe, you know I've had my share

もう一度最初の歌詞に戻って12小節

Everyday, everyday I have the blues
Everyday, everyday I have the blues
When you see me worrying baby. Well it's you I hate to lose

こうやって12小節 × 3回で 1コーラスにします。

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