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ブルージーって?  ーブルーノートとは


ブルースのコード進行をそのまま使っていない

ブルースと曲名にあるのにブルースではない

でもブルージーに演奏するの?

じゃあ、ブルージーって何のこと?

雰囲気の問題?

具体的に、何をすれば良いのでしょうか?


雰囲気や感覚ではなく、誰にでも目に見えるように、真似できるようにしたものがメソッド、音楽理論です。

音楽理論、ジャズ理論。。。。
理論書を買っても最初から理解できなくて本棚の奥にしまっている方も多いのではないでしょうか?

面倒臭いし、難しいのは理解できないなあ。

この当時のミュージシャンはみんな難しい音楽理論を理解していたのでしょうか?
そんなわけないです。

音符を読めない人もいたでしょう、、などと言い出すときりがないのです。。。
ほんの少しだけ理解出来たら世界が広がるかもしれませんよ!


「ブルージーな曲とブルースは違います」の回 でも少し説明しましたが

ブルースのコード進行をそのまま使っていないのに、
「Come rain or come shine」のような曲は、どうやってメロディーだけでブルージーに感じさせるのでしょうか?

スケール

あれ? さっきの続きではなくて急にスケールの話に変わるの?

少しだけ説明しなければいけないことがあるのです。

ピアノ、キーボード、お持ちでない方はピアノの音が出るアプリなどで弾いてみましょう。


ド(1) レ(2) ミ(3) ファ(4) ソ(5) ラ(6) シ(7) ド(8ですが結局また戻ってきたから1でもありますよね)


数字が出てきました。

面倒だなと思わずに! 大丈夫、簡単です。


ハ長調でドレミファソラシドを弾いてみます。

( クラシック以外のジャンルでは 「Key of C」 Cのキーと読みます ) 

こうやって、そのキーで音がいくつか並んでいるものを

「音階」→ 「スケール」と呼びます。

クラシック以外のジャンルでは、色々なキーに変換したときにわかりやすいように、数字をあてはめていきます。

3度、5度、7度

つまり、ミ、ソ、シ です。

3度, 5度, 7度をフラットさせる


3, 5, 7度を半音下げる (つまりフラットさせる)とブルージーになると言われています。

が、どうでしょうか?


ミ、ソ、シ が黒鍵になって ミb、ソb、シb になりますね。


では、弾いてみましょう !


ド レ ミb ファ ソb ラ シb ド


どうでしょう?

あれ? なんだか落ち着かない、微妙な感じではありませんか?


ブルーノート

理論書には必ず書かれています。
このようにそのスケールの3,5,7度をフラットさせたものを「ブルーノート」と言います。

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