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ビブラート

前回はロングトーンについてでした。

ボイストレーニングを習に行くと、

声をまっすぐ前に出して
直線で伸ばして!

と教わることも多いと思います。

間違っているわけではないし、勿論それが必要な表現ならば良いけれど、

まっすぐって???
リズムを感じさせない、べったりした歌になったり、
感情表現が不足したり、
フレイジングは曲線で回転して繋がってグルーブして踊りたくなるものなのに、、、、
「私、いつまでも息長く吐けますよ」って、自慢して見せるステージの演出もあるが、

単純に、疲れるし、息が続かないし、しんどいわ

私は無理、しんどい。

だからビブラートを使います。

偉大なボーカリストの演奏を聞いたら、みんな使ってるんだから。

人が気持ちよくなるのって「揺らぎ」があることだ。

残念ながら、音程が悪くてふらふらする事はしょっちゅうです(自虐)


ゆりかご、ゆり椅子、電車のガタゴトの揺れ、ブランコ
一定の揺らぎはリラックスできて気持ちいい!

だから歌う側も、リラックスして気持ち良い状態なら良いのです。

息を伸ばした最後の方なんか、もう苦しくてお腹がプルプルなる、、、、

だ、か、ら💛

そこにビブラートをつけるのです!!

サラ・ヴォーンのBody &soul 
エラのSummertime 
ダイアン・リーヴスのEmbraceable you
ナット・キング・コールWhen I fall in love
ダイナ・ワシントンのSmoke gets in your eyes

でチェックしてみましょう。

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598字
教材のような内容の記事が2本と、不定期でエッセイを掲載する予定です。

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