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エンディングvol.2

エンディングの解説の続きをします。

前回はリット、今日は「繰り返し」と「逆循」についてです。

レッスン(ボーカルも他の楽器も全部)を受けに行っても時間は一時間程度しかないし、
習い初めの頃は、レパートリーを増やすことや、スイングの練習などに集中するわけで、

自分でライブするようになったり、セッションに行ったり
練習を一緒にする仲間が見つかると、
「エンディングを指示しないといけない!」と気付くのですね。

繰り返しと逆循の違いは理解出来てしまった今となっては、めっちゃ簡単なことなのですが、
当時は「逆循」という言葉の「存在」を知らないし
コードが進む順番が逆方向なの? くらいの間違えた認識で 
「逆順」(漢字が違う)なのねと思っていました。

※歌詞が繰り返されているから、
「〇〇の歌詞の所を3回繰り返しでお願いします」と平気で伴奏者に言っていました。

伴奏者は、あなたが歌う歌詞なんて知りません。
アメリカの素晴らしいミュージシャンはボーカリストでなくても、
歌うように弾く為に、
あるいは、ボーカリストの気持ちをわかる為に、歌詞を覚えたりしますが、、、、そういうことではなくて
本来の業務の分担からして、
彼らに必要なものは歌詞ではなくてコードだからです。

しかも、よくあるパターンですが、
3回「繰り返し」だと思っているものは、実は「逆循」だったりして。

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教材のような内容の記事が2本と、不定期でエッセイを掲載する予定です。

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