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失恋の癒し方

Progress

失恋の痛みの経過には段階があるなと自分を俯瞰して見ている。

まず、「どうして?Why?」と起こった出来事に対して理由を探す段階。「私に悪いことがあったの?」ああすればよかった、こうすればよかった・・・と後悔する念。

次に、深い悲しみ。泣いても泣いても受け入れられない現実。

そして、相手に対する「どうして?」。もしかしたら相手の気持ちはああだったのかも、こうだったのかも。付き合っていた時に自分が見逃していたかもしれない相手の言動に対するRed flag(危険信号)。

そして昨夜は「怒り」で眠ることができなかった。「私に何てことをしてくれたの?」「彼に感情というものはないの?」「よくも人に対してこんなに酷いことをしてくれた」「私をゴミみたいに扱って、絶対に許さない」「あの言葉もこの言葉も全部嘘だったの?」「職場に電話して恥をかかせてすべてめちゃくちゃにしたい」・・・とにかく怒りが沸いてきて、一睡もすることができなかった。

怒りの先にあったのは「寂しさ」と「胸の痛み」だった。

「寂しさ」は、どんなに私が泣き叫んでも、彼にこの気持ちが届くことはないこと。そして、私の痛みは、私にしかわからないということ。周りに居る親も友人も、この痛みは誰にも分らない。同じ体験をしたことがある人じゃないと、この苦しみは絶対に理解できないとさえ思う。私は一人でこの痛みを抱えていることに本当に腹が立った。彼の無責任によって、私はこうして一人、乗り越えなければならない痛み・悲しみ・苦しみを一気に被った。そう感じて本当に孤独だった。

祈り

今朝はそんな最低な気持ちで3時には目が覚め、4時頃から仕事に行く支度を始めた。ヨーロッパに住む友人がメッセージをくれていたので、私は彼女に私の中にある怒りの感情のことを伝えた。彼女は、事件(彼のGhosting)が起きた時から彼のことを「殴りたい」と言っていたので、私の中で起こっている怒りの段階をとてもよく理解してくれた。

それにしても苦しかった。怒るにしても、本当に気分が良くない。今日、12月22日はグレートコンジャンクションでここから風の時代が始まる。風がエレメントの私にとっては、これからは生きやすい時代が始まることを確信している。だから、風の時代の始まりを信じて、今日と言う日にお願いした。

「どうかどうか、私の心が楽になりますように」「どうかどうか、私が大切にされますように」

現れた気持ちを書く、書き出していく

仕事中も気分は最低だった。私はすっかり使い物にならなくて、生産性は最低値、一つ一つの仕事をこなすのがやっとだった。仕事中も彼に対する怒りがこみあげてくる、「私はこんな最低な気持ちでいるのに、彼はきっと今頃、何事もなかったかのように仕事に専念しているんだ」。私は、彼への怒りの気持ちを携帯に打っていった。

この惨めな気持ちを一人で感じるのが辛い。私の周りに誰もこの痛みを理解する人はいない。私は彼に謝罪して欲しいし説明して欲しい。彼は、私をまるでゴミのように捨て、私がすべてを被った、酷すぎる。

突然現れたメッセージ

出てくる感情に向き合い、書き出し、受け止める。湧き出る度にそれを繰り返していた。そこでふと、あるメッセージが降ってきた。

「自分の人生に意味がある人は必ず戻ってくる。リラックス。Ghoster(自分の人生から突然消えた人)を追いかけないこと。彼をLet go、好きなようにさせなさい。そして、私は私を成長させることに専念する」

突然、こんなメッセージが私の直観に入ってきた。風からのメッセージ。

離れて行った人を追いかけないこと

彼が私の毎日から突然いなくなって、私はこの2週間、毎日いろんな記事を読み漁っている。彼の心理が知りたくて、自分の心を静めたくて、ネットでいろんな言葉を検索しては、自分にとって有意義な情報を拾っていく。

いくつか気になる記事を見つけた。国や宗教に関係なく、これはもはや宇宙の法則なのかもしれない。本当にたくさんの記事に「離れて行った人を追いかけないこと」と書かれている。これは量子力学的なことなのか、人は追いかけると逃げていく。

私はとにかく彼に説明をして欲しいと願っているので、彼に会って話がしたいと怒りを爆発させていた。しかし、突然風からのメッセージを受けて、「ああ、もし彼が私にとって本当に意味がある人だったら、彼は必ず私の人生に戻ってくる。その時に話をすればいい」とても腑に落ち、安心した。

今回彼の中で起こったことは、私には説明することはできない。でも、彼は何らかの決断して、私との連絡を絶った。私はその理由が知りたくて怒りに震えていたけど、この段階にきてやっと、私は彼の「Walk away(立ち去ったこと)」を受け入れる。「どうか自由に、行ってらっしゃい。あなたがしたいようにして、感じたいことを感じてきてください」私はやっと彼を手放すことができた。

If you love something, set it free. If it comes back, it's yours. If not, it was never meant to be.

Are you Anxious or Avoidant?

もう一つとても気になる記事を見つけた。相手が突然去ることを経験して、自分が修復できる部分を考えた時に、私は彼と一つの共通点を見つけた。おそらく、私たちは「Abandoned」(見捨てられた)家庭環境で育ったことが共通しているのかもしれない。そのような家庭環境で育った場合、恋愛関係で二つのタイプに分かれる、「Anxious」(不安型)と「Avoidant」(回避型)。私はかなり不安型だったと思う。不安型の人間は孤独を感じやすく自己肯定感が低く相手に依存しやすい。相手と多くの時間を過ごさないと不安になる。そして常に相手が離れていくのではないかと不安を抱えている。回避型タイプは、感情を周りと一切共有せず、痛みを自分の中に押し込めて育つ。不安型は関係性にコミットメントを必要とし、回避型はコミットメントを避ける傾向にあるとのこと。回避型は、相手が不安型だと居心地が悪くなり離れていく。彼は完全に回避型だった。

ここで見えてきた「私」の問題。

私は私を成長させることに専念する

離れて行った相手を手放したら、私は私を成長させることに専念するしかない。私は急に元気になった。今日は昼まで食欲がなく、この二週間でずいぶん体重が減っていた。私がこうして腑に落ちて相手を真に手放した時、急にお腹が空いて、今日はやっと夕飯を普通に食べることができた。

私は私を精一杯成長させる。不安型なことが恋愛でネックになっているなら、次の恋愛までに不安型を解消する。彼との恋愛で少し自分に自信がなかった部分、そこは、次の恋愛では自信を持って魅せれるようする。仕事だって忙しい、私には達成すべきミッションがいっぱいある。私は私にとことん専念していけばいいのだ。

私は今、自分の中に何のわだかまりもなく彼を手放した。

もし彼が、私の人生に意味があれば必ず何かを伝えに戻ってくる。もし戻ってこなければ、私の人生にとって意味がなかった人、それだけ。

自分に感謝する

今回の失恋で落ち込んでいたときに、優しい友人がいろんな声をかけてくれた。その中でとても印象的だった言葉:

「自分でしか自分を救えない。口角あげて、「ありがとう」って自分に言ってあげて」

「急がずじっくり、自分を優しく抱きしめて。過去も今も精一杯努力して頑張ってきた自分をまずは褒めてあげて。自分を優しくハグして、必ず幸せにしてあげるからねって言ってあげてね」

傷付いた時、悲しい時、自分が一番自分に優しくできなかったりする。失恋は特に、「私がダメだから」と思ってしまいがち。私もまたこのループにはまりそうになった。でも今回の恋愛で、私は私にできることはちゃんとやってた。時には不安と向き合いながらも一人でしっかり整えて、相手との時間を大切にして、彼との時間は思いっきり楽しんで過ごしてた。よくできました、花まるだ。彼とは今回、こうして一つの物語のチャピターを閉じることになったけど、私は、私がしたことに何も後悔はない。だから、自分にまず「ありがとう」って言いたい。自分をほめることは今まであまりしてこなかったから。


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