愛知県豊根村☆若葉のふるさと協力隊☆2021

愛知県豊根村で開催された「若葉のふるさと協力隊」。

5日間の様子をコーディネート役を務めた緑のふるさと協力隊・高山紗季さんにレポートしてもらいます。

●日　程：2021年8月6日（金）～9日（月）　3泊4日
●参加人数：３名

今回の様子を髙山さんが動画にまとめてくれました！YouTubeにアップしていますのでご覧ください！！

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【8/6　1日目】

JR飯田線の「東栄駅」へお迎え後、豊根村役場へ。

副村長と課長、担当者さんとお話をしました。「若葉」参加者の皆さんが、『通学は電車で１時間程度』と言うと、役場の方たちは時間がかかって大変だねとおっしゃっていましたが、私の感覚としてはそのくらいの時間は平均的だと思っていたので、車生活との違いを感じました。

夜は「レストランみどり」でお弁当を受け取って、今回の宿舎である古民家「空の家」で役場の皆さんと懇親会。役場の方が仕留めてくれていた「すっぽん」も鍋でいただきました。「若葉」の皆さんは、はじめてのすっぽんに驚いていました。

【8/7　2日目】

　午前中は、アウトドア施設「グリーンステージ花の木」でイベント手伝い。この日のイベント参加者は15名ほど。

私たちはBBQの食材準備で厨房のお手伝い。「若葉」の参加者も何を手伝えばいいか分からない様子で戸惑いながも、スタッフの方からの指示を受けながら動いていました。

その後、イベント参加者にも私たちのことをご紹介いただき、ブルーベリー摘みやジャム作りを一緒に行いました。リピーターのお客さんが多い中で、「緑のふるさと協力隊」や「若葉のふるさと協力隊」のことを知っていただく機会になって嬉しかったです。

「若葉」の参加者からは、生のブルーベリーを食べたり、BBQをしたり、地元では気軽にできないことが経験できました、という声も聞かれました。

午後は茶臼山へ。天候にも恵まれ、山頂からの景色を一望することができました。その後は役場の方と合流してうなぎの仕掛けをして、夜は移住者と懇親会をしました。
日中は年配の方たちとの交流が多かったの、この日は移住者の中でも同年代の方たちに来ていただき、フランクな会話が弾んでいたように思いました。移住してきた皆さんも、なかなか集まる機会がなかったようなので皆さん楽しそうで、このような会ができて私自身も嬉しかったです。

【8/8　3日目】

朝いちばんで、昨日設置した「うなぎの仕掛け」を確認に。

眠い目をこすりながらみんな５時に起きてくれました。最近の大学は、オンライン授業がほとんどらしく、普段は遅いと昼前まで寝ていることもあるようですが、田舎の朝が早いことも体験してもらえました。

うなぎの結果は残念ながら………

この日の午前中は、「坂口農園」さんへ。ヤギのエサやり、じゃがいも掘り、ミニトマト収穫、昼食のカレー作りをしました。
３人とも農作業への関心が強く、この期間を通じてメインイベントになったと思います。特にじゃがいも掘りは、手作業で収穫することの大変さ、普段スーパーに並ぶようなじゃがいもだけが採れるわけではないことなど、考えさせられることが多かったようです。

昼食は坂口農園で実際に採れた野菜を使って調理して、新鮮な野菜のおいしさに感動していました。

午後は、私が育てた藍を収穫して藍染めをしました。

畑で収穫して、染液を作って、絞りの柄を考えて、染めるという一連の流れをすべて自分たちで行ってもらいました。私がアパレル業界にいたときに疑問を抱いたことに関して話しながら、毎日着ている服も、こうやって人の手がかかっていることに気が付くきっかけになってくれたかなと思います。

夜は役場の方々と流しそうめん。

流しそうめんは私も「若葉」の参加者たちも初めての体験でした。みんな勝手が分かってきたのか、自分たちから積極的に動いてくれるようになって、準備や片付けにも取り組んでもらいました。

夕食を終えてからは活動報告会の準備でしたが、３人で和気あいあいと話し合う姿を見て、この３日間で仲が深まったことが目に見えて嬉しく思いました。

【8/9　４日目】

朝食後、活動報告会の準備の続きの時間をとっていましたが、前日のうちに終えていたようで、少しのんびりとした時間を過ごしました。

活動報告会では、役場の方にも来ていただきましたが、『何が一番楽しかったか』という質問に対して、「いろんな人とお話できたこと」という意見があり、私がねらっていた「人との交流」が達成できてよかったと思いました。

最後は、昼食を兼ねて豊橋まで送っていきましたが、道中にゆっくりと話す時間ができてさらに仲が深まったように思いました。

【緑のふるさと協力隊・高山さんの感想】
十分な準備時間が取れず、不安が残ったままの開催でしたが、無事終えることができて、私としては成功といえる結果だったと思います。

準備段階では色々と悩み、時には心が折れそうになったこともありましたが、いろんな場面でいろんな人の協力があってこそ成し遂げることができた４日間でした。

私がやることに対して、これだけの人が協力してくれるのかということを感じて、これからはその恩返しをしたいなと思っています。

「若葉」の参加者がだんだんと緊張がほどけて、表情が変わっていく様子や短い時間でも変化してく様子を目の当たりにできたことがとても嬉しかったです。

【地域の方の感想】
みなさん口を揃えて、「こんな遠くまで来てくれてありがとう」 と言ってくれました。これは私が豊根に来た時と同じで、外からの人を温かく受け入れてくれる村なのだなと改めて感じました。

若者が少ないこの村では、若者がお手伝いをしてくれることが、それだけも大きな刺激になると言っていて、「今度は緑のふるさと協力隊として来てほしいと」直接お言葉もいただきました。

このプログラムに携わることができて嬉しいと言っていただけたり、内容について事前に相談していた方からも「どうだった？」と気にかけてくれていたり、私ひとりで成功させた４日間ではないのだなと思いました。

【参加者の感想より】
・様々な体験を通じて、色々な方たちと交流できたのが印象に残っています。農家の方から貴重なお話を聞けて良かったです！

・4日間とても貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。とても充実していて、もっと長く豊根村にいたかった、と思いました。

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参加してくれた皆さん、ご協力いただいた豊根村役場をはじめ豊根村の皆さま、ありがとうございました！