見出し画像

『日之影の暮らしが育む「豊かさ」を伝えたい』 第16期 宮崎県日之影町派遣


私は7年前に第16期緑のふるさと協力隊としてこの地にやってきました。

ジェットコースターのようなスリリングな山道。山々の雄大な景色の中での暮らし。この地に暮らす人たちは決して便利ではない生活の中にも、楽しみや豊かさを感じながら生きている。

その姿に憧れを抱くようになり、協力隊終了後もこの地域に残ることにしました。

日之影町風景


協力隊終了後、集落支援員となり、より本格的に地域の中に入り地域おこし活動をするようになりました。集落に行き、住民のしたいことや、やりたいことを聞き取りして。それを実現するためのお手伝いをするという形で、田植え体験や山菜祭りを企画したり、交流拠点施設や五右衛門風呂を作るなど、色々なことを行ってきました。

五右衛門風呂づくり

そうした活動の中で、「日之影町の栗やゆずなどの特産品をもっと活用した加工品を作りたい」「日之影町の伝統食を保存・普及したい」という思いが強くなっていきました。

そこで今年四月からは独立して起業することにしました。

伝統製法の地こんにゃく、日之影産果実の無添加・手作りジャム・シロップの製造販売をメインに事業を行っていこうと思っています。

ジャム&シロップ


この地域はまだまだこれからです。

私自身も地域と共に学びながら、豊かな社会・経済を創造していきたいと思います。

地球緑化センター機関紙『タマリスク』第129号p.3「ふるさとOBOG連載」より (2016年3月20日発行)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?