介護職の離職理由、第一位は・・・?!
皆さんは、「介護の仕事」にどのような印象を持っているだろうか?
介護の仕事と言えば、よく「3K」と言われたりする。
「きつい、汚い、危険」だ。
あとは「給料が低い」などが言われている。
「きつい」に関しては、自分より体格のよい利用者の体位変換をすることは容易ではない。車いすに移乗するのも一苦労だ。
また、夜勤がある施設が多く、生活が不規則になることも「きつい」の要因だろう。
「汚い」に関しては語弊があるように感じる。これは、介護職の経験がない人が抱く印象だろうと思う。おむつ交換等で排泄物を扱うが、「汚い」とはあまり感じないが、一般的にはそう感じる人が多いのが現実だ。
「危険」に関しては、感染症のリスクや、食事介助時の誤嚥、転倒、転落、持病の急変など、24時間油断できない。命に関わるケースが多く、常に緊張感がある。
最後に、「給料が安い」ことに関しては、国の処遇改善により、年々大幅に改善されている。
それでも、「割に合わない」と思うほど、大変な仕事なのだ。
実際の離職率については、介護労働安全センターが発表している、「介護労働実態調査」によれば、16.2%。
数字だけ見ると高い印象だが、他の業種と比べてそんなに高いわけではない。
そこで、今回は、離職の理由にスポットを当ててみよう。
ここまで書いていると、
「あぁ、やっぱり介護の仕事って、体力的にもしんどそうだし、きれいな仕事じゃないから、辞めたくもなるわよね~」
と思うかもしれないが、離職理由は実際どうなっているのか・・・?
(厚生労働省「介護労働の現状」より引用)
【介護職の離職理由 トップ5】
第5位
自分の将来の見込みが立たなかったから
第4位
収入が少なかったから
第3位
他に良い仕事があったから
第2位
法人や施設、事業所の理念や運営の在り方に不満があったから
そして、
**第1位
職場の人間関係に問題があったから**
となっている。
あれ?3k関係ないやん!!
と思わず突っ込みたくなる。
私は昨年、Facebookの介護コミュニティーで、介護職の人にコーチングを受けてくれる人を募集し、無料コーチングを行っていた。
その人たちも、「介護の仕事が嫌いだ」という人は一人もいなかった。
話しを聞きながら、「なぜ介護の仕事をしているのか」「どんなことを大切にしているのか」「利用者にどんな風に過ごしてもらいたいか」の質問に、
皆さん涙が出るような素敵な話しをしてくれた。
その中で、悩みとして、「上司が意見を聞き入れてくれない」や「同僚の態度が気に入らない」という話題が出てきていたことを思いだした。
実際現場で働く介護職の方は、それを志し、熱い想いをもって働いていることを、もっとわかってもらいたい。
介護業界をよりよいものにしていくのは、法律や偉い政治家の人たちじゃない。
現場で働いている人たちなんだ!!
と思っている。
(もちろん、法改正も大事だけどね)
そんな頑張る介護職の方が、人間関係で退職してしまうなんて、とてももったいないと思う。
そんなときこそ、コーチングの力で、自分自身の意識改革をしていくのだ。
相手は簡単に変わらないが、自分を変えることはできる。
そんな素晴らしい人たちが、生き生きと仕事できるように、
「介護応援コーチ」としての活動の場をもっと広げたいと思っている。
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