見出し画像

演劇のWSの記録


5月の頭に演劇のワークショップを企画して、進行役をやってみました!みんなで劇っぽいことをやったり、ゲームをやってみたり、お菓子を食べたり劇を作ったりしました。
どんな風だったか内容の紹介と、参加者のみなさまの感想や僕の感想をまとめてみます!
また、内容については勿論、企画してみてどこが良くてどこが改善点なのかも参加者の皆様のアンケートをもとに考えてみました。

ワークショップの詳細

募集用の画像はかるがも団地の古戸森陽乃さんが作ってくれました!
写真は小池舞ちゃんです。

⇧こちらが参加者募集のnote記事です!
たくさん読んでくださって、ありがとうございました!note記事のいいねは多くないのだけど、アクセス数がとても多くてビックリしました。
みんな何で見つけて読んでくれたんだろう??
noteで見つけて来てくれる人が今後いたらアツいなぁと思いました。(募集はTwitterで主にしていました)

①ワークショップが始まるまで
正直、募集をしたとしてもせいぜい1人か2人しか応募は来ないだろうし、来たとしても友達だけかなーと思っていました。ワークショップに参加する動機や決め手は、ファシリテーターの魅力や参加してみたいクリエーションの仲間に入れてもらうチャンスが欲しいからだと僕は少なからず思っています。でも、僕は劇団に入ったり、積極的に自分のクリエーションをしてはいないです。だから僕が進行役をやることに魅力を感じてくれる人がいるか正直不安でした。

だけど、蓋を開けてみたら応募して来てくれたのはほとんどが初めましての人たちで、すごくビックリしました。見つけてくれてありがとうございます!本当に緊張しました!
募集開始してから1日経たずに予定していた枠が定員になってしまって、ビックリしました。断るのも申し訳なかったので定員を少し増やしたり、追加日程を用意したりしました。メールやダイレクトメッセージでお問い合わせいただいたにも関わらず来れなかった皆さんはすみません(また開催することがあればぜひ会いたいです)。
皆さんが何を期待して、僕のワークショップに来てくれたのかすごく気になりましたし、頑張ろー!って思えてすごく嬉しかったです。
演劇をやる機会を求めている人はこんなにたくさんいるんだな、と思いました。僕も、劇をやると元気になるし作ったものを見てもらえるって体験は嬉しいことだなーって思うから、すごく「やる」体験は大切なことだなぁと思います。

募集ツイートのツイートアクティビティです
僕の出演情報より反応が良かったです。
5/30時点のインプレッション数です。

何より嬉しかったのが、ワークショップの参加者募集ツイートをリツイートしてくれる友達(やお世話になった先輩方)がたくさんいたことです。いろんな人にお勧めしてもらえたことが追い風になって色んな人の目に留まったのかなぁと思います。みんなありがとう……超ラブです!!いいねしてくれた皆さんも本当にありがとう〜!Twitterのおすすめ機能で見かけて、応募に至った人がとても多かったみたいです。

僕のすごい自意識過剰で、コイツなんか始めようとしてるな〜長井のクセに…と思ってる人もいると思ってます。
僕がこういう催しをすることに対してやや否定的な人もいるだろうなーと(未だに)思っていて、すごくヒヤヒヤしていたのだけど、面白そう!と思ってくれて応援してくれる人がたくさんいて本当に安心したし、嬉しかったです。
感想のツイートをしてくださる人もいて、みんなが神なんだわ〜と思って泣きました。ありがと!

②ワークショップの内容
内容については、説明の文の通りです。
①気持ちが明るくなるためのワークショップ(演劇)というのと、②ピクニック気分でくる劇のワークショップというのをやりました。追加分の③は①とほとんど同じ内容をやりました。
とか言いつつ実は、①も②もあんまり変わらない内容をやりました!タイトル違うのに。
本当は晴れてたら②で外に出て劇をやるみたいなことをしたかったんですがあいにく雨だったのでそこは残念でした。。。いつかやりたいなぁ。

内容は、小さな劇を作ってみんなに見せる、自分も他の人のを見るということをいろんな角度でやってみました。劇って思い過ぎないようにいろんなことにトライしていただいたつもりです。
コンセプト通り、皆さんが大切にしていることや物、人のことを喋る内容が多かったです。
人が本当にそこにいて、初めて出会った人たちに自分の大切なことを話すという時間はすごく尊いなぁと思いました。それはほとんどたくさん準備をした演劇の上演をするというのと似ている気がしましたし、それを観るのと同じくらい楽しいことでした。
参加者の皆様がいろんな方法でトライしてくださって、そこに良いとか悪いとか上手とか下手とか、ジャッジをする、し合うことがない時間を過ごせたなぁと思いました。
あたたかい眼差し、みたいなものが3回とも皆さんの中にあった気がします。超みんな素敵でした。楽しかったなぁ。

ワークショップの様子

進行するにあたって、最初にルールの説明をしました。主なルールについてざっくりメモします。

1.ハラスメントに関することについて
当たり前のことだけど、酷いことを言わないということ。性別や人種、宗教など個人の属性に関することをむやみに訊いたり、追求することはしないということです。また、もしそういったことをしてしまったら即座にした側が謝るということ。場合によってはワークショップの進行を中断することなども説明しました。

2.アロハルール
わからないことや、今ちょっとついていけてないなってことがあったら、アロハサインをしたら僕がそれに気づいて質問に答えるということ。これはアリオス演劇部で導入されていたルールで、めちゃいいなーと思って2回目から導入しました。アロハってハッピーな感じしていいですよね。
わからないこととか、ついていけないなーって時にわからないですって言うことはすごく難しいことな気がしています。でも、アロハなら出来るかなって思います。

3.お菓子は好きな時に食べて良い
いつ何をしている時でも、お菓子を食べていてOKです。参加費として持って来ていただいたお菓子をシェアして、必要であれば劇をやってる時も、観ている時も話を聞いている時も休憩中もいつでも食べててオッケーという謎のルールを導入してました。紙皿は僕が準備しておいて、最初にみんなでお菓子を出し合ってバイキング形式で実施しました。アルコール除菌シートなどは勿論用意しましたヨ。
みんなお菓子食べてて可愛かったです。単純に普段食べないお菓子を食べれたり、持って来てくれた物をシェアするのはハッピーだなーて思いました。
この企画の良い点として挙げてくれる人がたくさんいてとても好評なルールでした。
皆さんのパフォーマンスを見せて頂いてるのに、お金を払えないこととかむしろ参加費としてお菓子を貰っていることに疑問を持っていたので、参加費はお菓子にしてそれをみんなでシェアしよう……と思って導入したのでした。持ち帰り用のジップロックもありました。
みんなのおすすめお菓子美味しかったです!

休憩中もお菓子食べたりリラックスしてました

4.やりたくないことはやらなくて良い
アロハルールに近いですが、ちょっと難しいかも!とか、自分はやりたくないなと思うことはやらなくて大丈夫ということをお伝えして、徹底しました。
ただ、やりたくないことを誰かに伝えるということはものすごく難しいことだと思います。だから、もしやりたくなかったらやった風を装っていい、やりましたけど?って感じでいてください!というお願いをしました。
実際には全ての回で全員が全てのワークを自分からやるという選択をしてくださったのですが、アンケートではこのルールがあって良かったと言ってくれる方が多くて良かったと思っています。今回、募集の段階でハードルを下げるということをお伝えしていたのでこういうルールを導入してみて良かったなぁという気もします。

③ワークショップを終えて
すごく楽しかったです〜!そして、ものすごく勉強になりました。
皆さんに何かをお願い・提案するということ、お願いした先で想定と違うことが起きたり、それがものすごく豊かであったり、いっぱい笑えて楽しめて幸せでした!
そしてやっぱり、作ったものを人に見てもらえたら嬉しいし、自分の話を聞いてもらえるというのは嬉しいことなのではないかと思いました。
このワークショップの目的は演技が上手になるためではありませんでした。最初からご案内に書いてありましすが、僕にはそういう指導をするのが難しいと思っていますし、人のパフォーマンスについてジャッジをする、良い悪いの基準を設けるみたいなことに対して僕は今、あんまり興味がありません。
それよりも演劇をやって、元気になるということが集まった目的でした。元気になるには何かに集中してる、今という時間を過ごすということが必要な気がします。

ポッキー食べてもオッケー👌

気持ちが明るくなるためのワークショップ(演劇)に参加してくれた皆さん(可能な方)にアンケートのご協力をお願いしました。
イベントに対する満足度が星5つでいくつか、ということと、タイトル通り気持ちが明るくなったか?で星5段階でいくつかつけていただきました(実はアンケートの回収率そこまで良くなかったのですが)。
結果は満足度が星4.5!明るい気持ちになれたか星4.7となりました。食べログだったら神お店です。嬉しい。
同時に、4を5にするにはどうしたらいいのかなぁって考えています。
それより何より、みんなが楽しんでくれて自分もハッピーで終えれたことが何より嬉しかったです。

自分の大切な人のことを喋る時間の一コマ

アンケートと自分の感想をもとにまとめた良かった点と、改善点
満足度の他にも様々な点についてアンケートの項目があったので、皆さんの感想をもとに良かった点と改善点をメモしておきます。

良かった点
始終、明るい雰囲気で行えたこと!
チラシを古戸森さんにお願いしたこと!!
お菓子を参加費にしたこと、シェアしたこと
内容で気に入ってもらえた項目があったこと
劇を作って、見せる、見ると言うことが成功していた気がすること
自己紹介を最後にやったこと
参加者の皆さんが主体的に臨んでくださったこと
穏やかな時間を過ごせたこと
参加者の皆さんの人となりが良く伝わり合ったこと
演劇をやったことがない人も来てくださったこと、全てのワークを一緒にできたこと
長井を褒めてくれてとっても嬉しかった!
嫌なことはやらないというのを徹底したこと
明るい気持ちになれた!と言ってくれる人がいたこと

改善したい点
遅刻に対する対応➡︎遅刻は平気だけども、ルール説明などを何度もするのは大変かも
参加費をどうするか(お菓子のみだと正直長井が大変)
ハラスメント対策をより充実させる(相談窓口などの設置)
時間が足りなくて用意したことが全部はできなかったこと、時間配分
開催場所が駅近だとありがたい、もすこし広いとありがたい
発言のハードルをもっと下げる
演劇をやっていない人(そして気になっている人)に向けてもっと情報が行き届く工夫
参加のハードルをもっと下げるにはどうしたら良いか
ひとりで全てを管理することちょっと大変
募集情報でもっと必要な情報を補足すること
新しいワークを考えること
アンケートの回収率を上げたい
応募いただいても、連絡がつかなくなっちゃう人がいる場合の対処

などなどです。もっとある気がするので見つかったら編集記事しますね…!
とにかく良いことも反省する点もたくさんあって、場所を作って運営するのって楽しくもあり難しいことなんだなーと思うばかりです。
とにかくやって良かったですし、今後もまたやりたいなぁと思います。

ニッコニコで嬉しい

皆さんに、どんな人にお勧めしたいかということも訊きました。
例えば、疲れちゃってる人とか、演劇をやってみたい人という回答が多かったです。最近楽しかったことを思い出せなかったから、そういう時間を思い出せたのは貴重な時間だったと言ってくださったことが印象に残っています。
他にも、人を観察したい人、とか気軽に演劇に触れたい人、上京したての人とか、シンプルに俳優、良いチームを作りたい人、演劇以外の芸術をしている人にも………などなどたくさん挙げていただきました。
えーめっちゃハッピーじゃない〜!?って感じです。ラッキーすぎー!
また、こういうワークショップみたいなことをやりたいなーって本当思いましたし、こういうことを積み重ねた上で作品やるのが一番良いのかなぁとも思いました。すごく難しいけれど…!
こんなゆるい場所では素晴らしい作品はできないのではないか、と思いもしますがいつかやりたいものです。

以上です!そんなこんなでお付き合いいただき本当にありがとうございました!!
またやりましょー!今後ともよろしくお願いします。

長井が次にやるのは作品への出演です。かるがも団地『M.O.S.ヤングタウン』よろしくお願いします!!配信もあるよ!!
詳細は劇団公式Twitterと長井のTwitterをチェックしてください…!フォローしてください…!参加してくださった方の活動是非チェックさせてくださいネ!


超グレートな写真は利佳さんに撮っていただきました!
※写っている皆様には写真掲載の許可をいただいています

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?