見出し画像

20歳で人種差別うけて価値観が変わった話

「Hey!Chinese!」
アメリカ留学していた時、通りすがりの男子学生に言われました。

最初は「まさか私のことじゃないでしょうね」と思いましたが、
周りを見渡しても誰もいなかったので「やば、人種差別受けちゃった。ていうかジャパニーズだわ!」と呑気に考えてました。

そんなある日、数人の友人たちと食事に出かけ、「よっしゃ写メ撮ろ〜」となったので普通に写真を取りました。

共有された写真を見ると、友人の1人(ブロンド娘)が写真みたいな感じで目を横に引っ張ったポーズをしてたので、内心「え?ださ」と思ってました

スクリーンショット 2021-04-11 19.27.52

寮に帰宅後、別の友人に「このポーズ流行ってんの?」と聞いたら、友人は気まずそうに「それ良い意味じゃないよ…」的なことを言われ、そこで初めて人種差別を受けたことにショックをうけました。

その翌日から、一緒に食事にいった友人たちに話しかけても無視され続けました。当時の私、毎日こんな顔。

画像2

価値観が変わった

留学前は、自分の価値観は相手に伝わるものだと思ってました。
なので「人種差別?ちゃんと気持ち伝えれば無くなるでしょ」くらいに思ってました。

でも、自分がアジア人であることで受けるいやがらせがここまで精神的に辛いものなのかと痛感しました。

このことが原因で、良い意味でも悪い意味でも、私は他人に期待をしないようになったし、人の意見や価値観に正しいも悪いも無いと思うようになりました。

さらに言えば、さまざまな物事の多様性を尊重できるようになったと思います。

逆に、人種差別を受けないと多様性を尊重できなかったということも痛感しました。

結論、良い経験したな。に尽きます。

過去の栄光(ただの自慢)

私はこの経験や鬱憤をすべて大学の卒論にぶちあてて
学年唯一の最優秀卒論文に選ばれました(ドヤ)

終わり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?