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20代で得た知見② 愛を与える人になりたい


●継続しない選択



何を選んでも後悔する、というスタンスで生きている。
転職しても、今の職場に留まっても、
髪を切っても、切らなくても、
奮発した買い物をしても、しなくても、
好きな人に想いを伝えても、伝えなくても。
しかしながら、究極の選択をする上で、どちらが正しいか、不毛な悩みを抱く。
しかし、著者は言う。

どちらが正しい、どちらが間違っている、
なんてことは、ない。

この言葉で、だいぶ救われる。
この言葉で、辞めるも継続するも、思い切りを持って行動できる。
面白いか、面白くないか。美しいか、美しくないか。
これくらいシンプルに考えるのが著者のやり方らしい。
これは参考にしたい。


●『精神が安定している人を恋人にした方がいい』という説に対して

精神が安定する方法をいくつか知っておいて、
それを恋人に教えてあげられる人になった方がいい

精神的に弱い自分の励みになる上、相手にも寛大になれる言葉。
困ったときはお互い様、くらい優しくなりたい。
人に安定なんてない、と著者は言い切る。
相手が浮き沈みした姿も含め愛したい。愛して欲しい。
それでも、もうちょい強くなりたいけど。


●愛することの一側面として

『与える』をすべての行為に先立たせた方がよい。


相手に愛されたい、と受け身になるのではなく、愛を与えることで返ってくることもある。
この人は信じられるかどうかではなく、

この人になら裏切られても構わない

と自分の行動に責任を持つ、加点式で寄り添うことを著者は提案している。

目から鱗とはこのことか。
好きな人に裏切られるなんて、これほど悲しいことはないのに、それでも構わないから、愛したい!なんて余程強くないとできない。
しかし、それほど相手を愛せたら、後悔はない、、、とは言い切れないけれど、自分に誇りを持てるかもしれない。
たとえ結ばれなくても、思いっきり恋がしたい。
まだそんな恋をしたことがない。傷つくことを回避し続けたため。
今、その最中だと信じたい。
20代のうちにそんな恋をしていた、というだけでも財産になる、はず。
結婚できなくても、それほど相手を愛したという経験ができたらいい。

●失恋の終わりに

なにかを忘れたのは、
別のなにか素晴らしいものを覚えたからだ。

クリープハイプの百八円の恋という曲にも、似たような歌詞がある。
終わったのは、始まったから。
負けたのは、戦ったから。
終わりが始まり、というあまりにもシンプルで、前向きな言葉。
恋愛に限らず、何かを辞めるときに、自分を奮い立たせるために思い出したい。

今日、高校からの友達の誕生日を祝ってきた。
自分の悩みを親身に聞いてくれて、面白く吹き飛ばすだけでなく、寄り添ってくれる友達には感謝しかない。
私たちは24歳。もう24歳。でも、今がいちばん若い!
思い描いた24歳には到底追いつかない。生きているうちにも、追いつかないかも。
追いつくことはできなくても、できることを少しずつ増やしたい。後悔はつきものだとしても、少しでも納得のいく選択をしたい。
友達は転勤の為頻繁に会えなくなるが、これも始まりなのだ。
楽しいことを考えよう。だって、今がいちばん若い!


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