ビューティーインサイド 見た目と中身、大切なのはどちらか
映画館で本作を観、先日2度目の鑑賞。ネトフリのいいところは、昔出会った作品と簡単に再会できる点にある。
朝目覚めると姿が変わってしまう男性と、美しい女性との、恋愛物語。
主人公ウジンは、18歳から毎日違う姿の自分と共に生活をしている。性別、国籍、年齢は、様々。イケメンになったり、威厳のあるおじさんになったり、美女になったり、子どもになったり。
そんな彼が、家具店のスタッフ、イスに一目惚れする、、、。
(ここからネタバレ含みます)
見た目と中身、大切なのはどちらか。
毎日見た目が違う彼を、愛することはできるのか。
なかなかに難しいテーマである。
好きな人はかっこいい。
しかし、その人の容姿を含めて、その人が成り立っているのだとも思う。
そのため、好きな人が、突然全くの別人に姿を変えたとしたら、当たり前だが、受け入れるとこは大変苦戦する。
イスもその1人だった。
まず、ウジンとの待ち合わせで、イスは気づくことはできない。ウジンが今日、どんな容姿で現れるか、わからないからだ。
そして、ウジンと毎日会っていたため、イスは職場の人たちから、毎日違う男といるみたいだけど、と心配されてしまう。(ウジンは女性や子どもの日もあるけれど)
ウジンの、その日の姿に慣れるまで、1日では時間が足りない。
イスはそんな現状に悩まされ、心身共に疲れていく。
個人的な考え方として、好きになるきっかけと、現在の相手の好きなところは、別物だ、という点を挙げたい。
例えば、彼の顔がタイプだ、といっても、それが好きなところか、となるとまた違うのだ。
会話をしたり、様々な経験を共にする内に、相手の良い点も悪い点も見えてきて、ようやく中身も愛していくのだ。
とは言っても、毎日姿を変えるウジンを愛し抜くというイスの決心は眩しい。
離れて気づくものはあるにしても、彼に会うという強い気持ちで海外に出、会いに行く姿にときめきながら、恋の底地を目の当たりにした。
恋は勘違い、これは私の格言だ。自分がおばあちゃんになっても、唱え続けるだろう。
勘違いだろうと、周りの目線が気になろうと、ウジンを、そして自分自身を信じ切る姿。
恋をする人間の、真っ当な姿だ。
好きなシーンは、イスとウジンが倉庫でご飯を食べるシーン。あのときのウジン、梨泰院クラスのパク・ソジュンだったんだ、、、とあとから知るくらい韓国には疎いです。
イスに一目惚れし、『俺は一生寝ないぞー』と決意を固め、パク・ソジュンの姿で何日もオールするウジン、恋に狂ってるがかわいい!と笑ってしまった。
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