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真実だけの笑顔。

朝起きて、寝た気がしないから何回も寝ようとしてる僕が最悪で、最低で、虚しい。
他のみんなは学校に行って、勉強という教育を受けて、友達っていう人と仲良く笑いあっているんだろうな。

憧れとか、そうゆうことじゃない。ただ、僕も嘘なく生きたかった。友達という人がそばに居て、それだけが幸せなんて、言ってみたかった。

そんなことを考えてるうちに、インターホンがなった。モニターを確認したけど、誰かわからないし怖くて出るのをやめようとした。

けどきっとここでまた逃げたら、人として終わると思ったから…そんな糞みたいな考えによって僕は玄関を久しぶりに開けた。

やけに元気で、自分の仕事を愛してそうな男の人が出てきた。見るだけで、僕は僕が笑えてきた。
牛乳を配ってて、そのお試しみたいのだった。
その笑顔の裏には、何が隠れているのか気になった。本当に、溢れている笑顔なのか、。それとも…
ああそうか。これが営業スマイルなのか。

牛乳を持つ僕の手が震えていた。
ずっと止まらない、その震えの正体はなんなのか僕にも教えて欲しい。  わかっているくせに、分からないふりをしている。

ずっと、どうしてこんな人間になったのかを考えている。わかったって意味が無いのに。自虐的になるだけなのに。
いつか僕も、その笑顔を他人にできるだろうか。
営業スマイルとやらで、。ああダメだ。
心の底から溢れる笑顔で…。
真実だけの僕で。

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