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「自分が何をして喜ぶか」を知っていますか?

前回のnoteでは、ミドリティってどんな人か?という記事をマジョリティ、マイノリティと対比できるような形で書きました。

マジョリティにもマイノリティにもなれない人を、私は“ミドリティ”とよんでいるのですが、今日は、このミドリティたちの特徴をさらに深ぼっていきます。

このミドリティたち、
絶対的に、「自分が何をして喜ぶのか」を本当の意味で知らないです。

自分の感情の置き場所が分からない

急にワタクシごとですが、以前にチケットをいただいたご縁でサーカスを観てきました。

いわゆる現代サーカスというより、昔ながらのやつです。
行ってきてなんですが、私はサーカスは元よりすきではないんです。笑

みていて、サーカスの芸って本当にすごいな、と思いました。

一人でフラフープ10本動かすってどんだけの練習量なんだ、とか、
あの空中ブランコでの華麗なジャンプとかって私が一生かけてもできないだろうな、など、本当に心からすごいと。

ただ、サーカスとかの芸って「どんだけ練習したんだよ!」と思わせる、その舞台裏がちらりと見えてしまってハラハラしてしまうんです。

「失敗しないでほしい」とか勝手な親心まででてきて、楽しめるまでに至らない。

これが競技だったら、<舞台裏込みのもの>という許可があるので楽しめるんですけど、サーカスというショースタイルになると、感情の置き方が別になってしまうんです。

ここぞといった「見せ場」を用意されると逆にひいてしまって、拍手できなくなってしまう自分。

サーカスだけでなく、のど自慢とかの素人が出てくるやつでも同じ気持ちになることがあって、観客が多ければ多いほど、他の人が拍手してくれるから、私は拍手しなくていっかな、と思ってしまう。

そのくせ、観客が少人数にしぼられると、誰よりも喜んだりもします。

この嫌~な感情の裏には、こーんな感情が隠れていたから、、。

観客が多ければ、自分が目立たないので、本音がでてしまうだけですね。

結局、人や環境にそこそこ合わせることができる自分が、そこそこ楽しんだふりをして、結果、疲れる。

なんで自分がこんなこじれてしまったのかな、と思い起こせば、

「自分が何が好き」で、「何が嫌い」か、について、長いこと味わうことがないまま生きてきたから。

圧倒的な他人軸の人生

たとえばサーカスとかいって、
「楽しいね!」
って大好きな人から満面の笑顔でいわれたら、自分を連れてきてくれた努力とか愛情が見えて、
「うん!(そうだよね、あれは楽しかったんだよね!そうだよ!)」
と、自分の感情とは別の感情を、自分のものと思い込もうと何度も何度も繰り返したのではないでしょうか。

もしくは、自分は結構楽しんでたことだったりしても、「くだらない」とか「はしたない」とかそういった類のネガティブで強い声かけを受け取りすぎて、同じく自分の中のポジティブな感情を無かったことにしたとか。

自分の湧き出てくる自由な感情が、誰かを悲しませたり、嫌な思いをさせる、と思いこんできた。

そのうち、自分の感情に向き合うこと自体をやめてしまったのだと。

自分の感情を殺してきた代償が”「好き」の感情がいまいちわからない”

心のなかの本当は楽しくない、とか 本当は楽しい、を殺して、

人の尺での「楽しい、楽しくない」にあわせてきた結果、自分の本当の好きが全くわからなくなった貴方。

それでも、心の奥底ではちゃんと、楽しい、楽しくないがあってそれは絶対消えないから、こじれてしまうんです。

結論:湧き出る感情に正解も不正解もない

自分のありのままの感情を知ろう!

こどもには、多種多様な経験をさせて、
「ほら、楽しいでしょう?」という、感情のおしつけではなく
“つまらない“、“嫌い“、“ムカつく“、などなどネガティブな感情も、もちろんポジティブ感情も小さいうちからとことん味わい尽くさせることが、ものすごい大事です。

ポジティブ感情に関しては、取り扱いが比較的簡単だったとしても、ネガティブ感情に親が「そんなこと思ってはダメだよ」とか、言いがちですよね。

あとはポジティブな感情しか絶対ダメっていう親は毒親です。

楽しい経験で自尊心を育てるだけでなく、
つまらない経験も、嫌な経験も、悲しい経験も含めて様々な感情が湧き出る体験を沢山させて、その感情を抱くこと自体は悪いのではない、ということを知る。

自分の好きも嫌いも含めた自分の感情をそのまま知ることが、【自分の取り扱いを知る】ことに繋がるのです。

感情こそが自分の姿を映し出す

だから、ここはこんなつまならいところ、と感じたのなら、そのことを素直に感じる環境があったらいいな、と。


とことん感情を小さいときにこそ味わってほしいと、そう願いつつ、
サーカスまでの1時間の道のりは本当に大変で、それでこどもに「つまらない」と言われたら、母さんのここまで連れてきたエネルギーを倍にして返せ!ってやっぱり思っちゃったり(笑)

子育てはいつだって難しい。


毎日、こどもを通して、自分が押し殺してきた感情を掘り起こされたりして揺さぶられるのだから。

またこの子育ての話もnoteに書いていきます。

身近のミドリティのために、シェアお願いいたします!☺️


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