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氣づき × ロマン 「出雲族の行方と方言」

ロケ:出雲国意宇六社+須我神社
撮影:まっさん

「あすた(明日)なんず(何時)?」
「すつず(七時)に起こすて」

僕は20歳まで島根の松江で育ったが
この訛りが当たり前で普通だと思っていた

「ズーズー弁」

僕らの時代はここまで訛っていなかったが
親世代になるとどんどん訛りが強くなり
年寄りの方たちの言葉はもはや異次元

そして地元の不良達は敢えて訛らせて言葉を使う
10代の頃は怖い先輩に「なんみちょーや」と言われて
よくシバかれたものですw

その訛りも現代は薄れてきて
どっちかというと標準語に近くなっている

では何故、この方言は同じ日本でありながら
各地方で異なるのだろうか

当たり前だが、世界で見ると国によって言語が違う

日本も古代の歴史背景を考えると
ざっくり倭とは言っているが当時は国境も曖昧

そして渡来人や土着民など沢山の民族が存在していた
だから色々な言語を使っていただろう

今の日本語になってまだ色濃く残る方言は
古代言語の訛りがまだ残っているからではないのか

となるとその訛りが似通っている方言というのは
同胞だったという事を証明してるのかもしれない

「出雲族」

その可能性としてこのズーズー弁が
使われているいくつかの地域があると知った
それが北陸地方(富山・能登)と東北地方と北海道

これは以前、僕が鬼の軌跡を考察した時に
出てきた地域と同じなのだ

このズーズー弁を調べると
裏日本縄文語(裏日本式音韻)という位置づけらしい

「古代出雲王朝、東出雲王家の富家」

富家だから「富山」に関係してるかは謎だが
古代北陸地方の国名は越国と呼ばれていた

どうやらこの越国の民族が出雲に大きく関係している
現に僕の地元の隣町には「古志原」という地名がある

「漢字は当て字」

この方言の分布を見て共通点を探ると
まず日本海側に面している事と方言

「鬼や龍の伝承」

もう少し掘り下げると、北陸地方には能登半島がある
この能登半島は出雲国風土記で語られる国引き神話で
山に綱をかけ、島をひっぱり出雲国に縫い合わせ
大きな国が爆誕したと書かれている

とんでも話に聞こえるが、この話はメタファーで
その地の技術を取り入れ、出雲を大国にしたというと
今の時代でもこういった事はよくある

そして東北と北海道には蝦夷(えみし・えぞ)の
歴史があるが、これは大和政権の統一国家支配から
抵抗してきた民族のこと

もしかすると当時では縄文の誇りを持った人々の
最後の砦だったかもしれない

「鬼と神」

また、歴史に登場する”征夷”大将軍は
蝦夷を討伐するためにできた将軍

蝦夷とは野蛮な勢力という位置づけだが
一方で、勇者という意味もあると聞きました

諸説あるみたいだけどねぶた祭りの起源も
この蝦夷征伐説からではないかと言われる

蝦夷は「えみし」とも読むが、「えびす」とも読み
えべっさんは蛭子(ひるこ)とも同一神とされる

国生み神話で蛭子と言えばイザナギとイザナミの第一子
しかし体が不自由な子だったため葦の船に乗せられて
オノゴロ島から海に流されたとある

ここで氣づくのがこの神話をよく見てみると
北海道と東北の方は入っていないのが分かる

つまりこれもメタファーで
この地域が蛭子であり蝦夷で制圧できなかった地域
それだけの勢力が存在していた事を理解できる

また、山形県には東北の伊勢と言われる熊野大社がある
これらの点を繋げると浮かび上がる歴史

古代、出雲族はかなりの勢力を持っていたが
天孫族に外交である条件を交わし、裏に隠れたのか
それともシンプルに天孫族が強大な力で
出雲族をねじ伏せたのかは僕はわからない

しかしこのように歴史は勝者が表になる
敗者は書物や遺跡、風習に封印され、今の日本が形成された

つまりこれらの地の人々は古くから日本にいた縄文人で
国津神であり鬼ではないのか

漫画ナルトではトビという暁のメンバーが登場するけど
結果トビはオビトで、うちは一族

そしてトビは「富」とも読めるから
これは富家の事だと思った

うちは一族は悲しい過去があるのだがこれに似ている
万華鏡写輪眼を開眼するとスサノオが使えるのも合点がいく
というか作者の岸本氏は神話に沿って描いているのだろう

「漫画家のメッセージ」

最後に、僕はDNAを調べるのにマイコードというのを
検査した事があるのだけど、結果ハプログループAでした

このグループAは日本に最初からいる縄文人ではなく
かなり古い時代に土着の人々と混ざり縄文人となった

シベリアが起源とされ日本人の7%程度を占めていて
祖先の結果はマンモスを脅かす『北の狩人』らしい

そして出雲族を調べると、現在ロシアの極東
シベリアの方から来た可能性があると記述されていた
だとすると今までの話の信憑性がグッと増す

僕は島根県東部出身だけど、この地域は古代出雲国
また、親父は出雲市斐川町の人で話を聞くと
なんと、富村(とびむら)があり富神社もあるという
この裏付けは中々筋が通ってるかと感じた

「ツングース族」

因みに日本人の半分ぐらいはハプログループDで
主に渡来系の人が多いとされるようです
恐らくこの血筋が弥生人で天孫族だろう

「YAP遺伝子」

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結局渡来人だろうが縄文人だろうが僕はどちらでもよく
今の時代にこの血脈で優劣をつけるのどうかと思う

どっちが神か鬼かはそれは置かれる立場で変わるのだから
例えば、他所ではあんなに神々しく優しい嫁も
旦那には鬼に見えるかもしれないw

ただ、史実を知るのと知らないでは
生き方が全く違ってくる事をこの歳でようやく知った

ここ何年か知った風に歴史を語っているが
高校の頃、歴史はほぼ成績1(10段階)でしたw

「鶴(大和族)は千年、亀(出雲族)は万年」

これが合計12000年ぐらいだとすると想像するのが

「失われた大陸の末裔」

方言から神話を探り浮かび上がる大陸
人は思考をやめたらそこで止まり成長しない

「ムー」

AIのオススメで考える事が減った現代では
思考をやめない事を最重要視した方がいい

だから自分で考えロマンや夢を持ち続け
何事にも探求していき伝える事が大切だと氣づきました


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