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鬼の風神を祀る「於久雲神社」

ロケ : 於久雲神社(おくもじんじゃ)
主祭神 : 櫛岩間戸命(くしいはまどのみこと)

於久雲と書いて「おくも」
於久雲神社は丹波市の春日町に鎮座する

春日から福知山の三和町へ抜ける
三春峠への登り口あたりです

鳥居からとても雰囲気がある神社で
人気もなく厳正なオーラがビンビン伝わってきました

鳥居横には風之神と記されている

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クシイハマドの神は
神話で中々のマニアックな立ち位置だが
古事記にも登場している

「クシイハマド」

どこかで祀られていたなと
記憶が少しずつ蘇る

一願成就で有名な天然のピラミッドが近くにある
福知山の元伊勢三社の一つ、天岩戸神社(皇大神社奥宮)
の御祭神で”御門を護る神”

元伊勢三社がある福知山には
この於久雲神社から北に行けば在る

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クシイハマドは天孫降臨で登場する神だが
天岩戸隠れのシーンでは出てこない

また、クシイハマドは天石門別神(あめのいわとわけのかみ)
とも言われている

だが実は天岩戸隠れで岩を動かした
手力男神(あめのたぢからをのかみ)と同神説もあり
実際は天岩戸隠れの時には別の神として登場し岩を動かした

名前にも「いわとわけ」と入っているから信憑性はある

クシイハマド=アメノイワトワケ=アメノタジカラ

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つまり

クシイハマドは古代で門で見張り、君主を護衛する
現代で言うSPみたいな感じだったのだろう

かなり重要な役割だ

基本こういった役割の人は
目立たないが屈強である

こういった存在は遺跡でよく見られる

例えば

あ・うんの仁王や狛犬
そして、風神雷神

皆も見てるからわかると思うが
どれも優しい顔をしてない

外敵から身を守るにはヘラヘラはできない
それだけ神聖な場所を御守しているのである

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クシイハマドと豊石窓命(とよいわまどのみこと)
はよく一緒に祀られていることが多い
また、これも同神と言われることもある

これらは常に二対一体
「始まりであり終わり」である門を護る

そして

この神社には入り口に風之神と書いてある
となると、クシイハマドは風神にあたるのか

これは憶測だが、もしかしすると
風神や雷神は鬼の姿をしているのだが
天津神に寝返った鬼の存在(国津神)なのではないのか

鬼は土着に住んでいた元は神だった
それが天孫族であるとマズイのか
そのため、存在が薄いのだろう

極めつけは先程述べた鬼が住むと言われる
大江山がある天岩戸神社に祀られている

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元来土着の鬼であった風神雷神

これは悪とされる鬼が
正義とされる神に、、、

鬼滅の刃の鬼は何故、鬼になったのかを
もう一度おさらいしたほうがいい

何が悪で何が正義
それはその見てる人の視点で変わる
永遠に争いは終わらない

だから、僕は中道を見極めたい

参拝🙏


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