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酒好きにオススメ宿 厳選11選【ビール・ワイン・日本酒他】

みなさん、お酒は好きですか?私は大好きです。

一人で。友人と。大切な人と。素敵な場所で、おいしい食事とお酒を嗜むのはとても楽しいですが、今回は「お酒が、宿泊体験の価値をあげている宿」を探してみました。選りすぐりの酒宿、11選です。

酒好きな人には、ワクワクする内容になってるはず!★マークは、私が特に行きたい&推し宿ですので、よかったら参考にしてください。


🍺クラフトビール編

調べてみたら、どこも東京から2時間もしないでいける場所ばかり!なんなら東京でビールづくりができるホテルがあったり、実はクラフトビールって結構身近な存在なのかも?なラインナップになりました。

1.クラフトビールがつくれる「板橋カスクビレッジホテル」

公式サイトより

東京のブルワリー「Tokyo Aleworks(トウキョウ エールワークス)」がプロデュースしたビールホテルは、東京板橋にあります。醸造所が1階にあるマンションの12部屋をリノベーションをしたホテルで、醸造所の他にビールパブ、ウイスキーやワインを試飲&購入できるショップも併設しています。

板橋カスクビレッジホテルのなにがおもしろいって、クラフトビール造りができるんですよ。20L(…!)がっつり仕込んで、醸造仕込み日から約5週間後に自宅まで配送してくれるんです。

TOKYO ALEWOR Brewing Experience

宿泊でのビール体験だけでなく、旅後までクラフトを楽しめるだなんて最高じゃないですか?

ビールをテーマにした宿はあれど、実際につくれるホテルだなんて、初めて知りました。気になる方はぜひ「Tokyo Aleworks 体験醸造 情報」をチェックしてみてくださいね。


2.全客室クラフトビール飲み放題の「The Villa & Barrel Lounge」

壁面にはホップのイラスト

「ブルワリーに泊まれる」がコンセプトのビアホテルは、静岡市用宗漁港にあるクラフトビール醸造所 West Coast Brewing(ウェスト コースト ブリューイング)が直営しています。

なんと客室にはビアタップがあり、クラフトビールが飲み放題!ビアサーバーから新鮮なビールが注げてしまいます!ビール好きの願いを絵に描いたようなお部屋です。厳密にいうと用意されているのは10L樽ではありますが、2人でも10Lは飲めないので、実質飲み放題ですね。

クラフトビールがお部屋で飲み放題🤤

サーバーから自分好みに注ぐのって、結構たのしいんですよね。しかも、グラウラー(ビール専用タンブラー)を持ってくれば持ち帰りもできるそう!

宿泊客以外の部屋利用OKなので、パーティー使いもできちゃいます。土日限定で工場ツアーがあり、宿泊前に参加すればWest Coast Brewingの世界の解像度が格段にアップする体験ができるのも、なかなか粋な設計です。

部屋の飲み放題ビールとは別に、ホテル内にあるタップルーム(クラフトビール醸造所が自社製のビールを提供する場所のこと)には、全16タップ・常時10液種前後が飲めるとのことで、いろんな種類を飲み比べたい人は、テンションがあがるはず。


3.ワイナリーが運営するブルワリー併設の宿「STAY 366」★

ワイン好きもビール好きも楽しめる1日2組限定の絶景宿。ビールもワインもって、1度に2つのこだわりを堪能できるだなんて、おいしすぎないですか?しかも、東京から1時間半で行けちゃいます。

長年、ワイン醸造等に携わってきたオーナーが、ワイナリーが軌道に乗るとビールもつくりたいと思い、挑戦したのがブルワリー「98ビアーズ」。

今までワイナリーに訪れる方々が口にしていた「車だから飲めない…ここに泊まれたらいいのに」という想いに応え、せっかくこの場所を訪ねていただいた方たちに、最大限愉しんでほしいという想いでつくられたんだそう。これもある種のオーベルジュなのかもしれません。

個性派なクラフトビールが多い中で、ワイン屋だからこそ「テーブルを囲んで食事との相性も楽しんでもらいたい」と考え、奇をてらったビールではなく「食事をより美味しくするビール」がテーマ!

シャンパーニュを入れるものと同じ瓶をつかって、瓶内二次発酵製法できめ細かくクリーミーな泡と、熟成による変化も楽しめるのが特徴です。


🍷ワイン編

ワインといえば、高級レストランやラグジュアリーホテル。のイメージですが調べてみると、ワイナリーが運営するホテルや、ワイン好きオーナーの宿など、日本ワインが楽しめるこだわりの強~い宿たちが見つかりました。


4.ワイナリーに泊まるという贅沢「Winerystay TRAVIGNE」

ブドウ畑のなかにあるヴィラ

新潟の人気ワイナリー「カーブドッチ」にオープンしたホテル。

今から30年ほど前、1991年にできたワイナリーを目当てに訪れる人が徐々に増え、ワインをより楽しんでもらおうとレストランやショップなどを備え、2019年には一日過ごせる場所へと進化したのが「ヴィネスパ」と「トラヴィーニュ」という2つの宿泊施設。

新潟の食材にあうようにつくられたワインを堪能できる食事だけでも魅力的ですが、「Winerystay TRAVIGNE」ではまるでヨーロッパの広大なブドウ畑のような風景を望みながらワインを楽しめます。

毎日11時からのカーブドッチのワイン造りの真髄に触れることができるワイナリーツアーもあるそうで、まさにカーブドッチを楽しむための施設!

「ヴィネスパ」は、日帰り温泉を活用した施設で、温泉×本×ワインが一体となったワイナリーリゾート。「トラヴィーニュ」は完全に宿泊者のための上質感のあるオーベルジュになっています。


5.ワインで準限界集落の再生を目指す「NIKI Hills Winery」

2019年にはじめたばかりのブドウ畑

北海道 余市郡仁木町にある複合型ワイナリー。敷地に醸造所、ブドウ畑、ナチュラルガーデン、レストラン、宿泊棟があります。

広告代理店の代表が、社員研修所の建設地探しで仁木町を訪れたことがきっかけで、たんに研修施設を作るだけではなく、ワインづくりを通じて新しい観光事業を生み出し、人を呼び、地域を元気にする取り組みを行うことを決意して作られたのが「NIKI Hills Winery」代表自ら鍬を入れてぶどう畑を整備したんだそう。

準限界集落となった仁木町の再生に向け、2014年に事業がスタートし、自社畑のぶどうによるワイン造りは2019年からにはじまったばかり。

つまり、まだ若木ばかりなので、これから木と土が年を重ねてワインが成熟していく過程や、テロワール(ワインがつくられる環境すべてのこと)になりゆく過程を追える点でも、ワインならではの楽しみ方ができそうです。

あと、広告代理店がおおもとにあるだけあって、サイトのデザインも見せるための文章もかっこいい!宿泊予約も全然OTA(楽天トラベルや一休などの予約サイト)ではなく、公式サイトを中心にしてるみたいなのも、強い意志を感じます。


6.老舗温泉旅館がワインづくり「島崎藤村ゆかりの宿 中棚荘」★

長野県小諸にある創業1898年で、120年以上営業している「島崎藤村ゆかりの宿 中棚荘」は、ワインづくりをする老舗温泉旅館です。

藤村も味わっただろう仏のワインの味を、私たちが暮らすこの地でつくれないだろうか?と、2002年に5代目荘主がぶどう栽培に着手し、2018年に「ジオヒルズワイナリー」を立ち上げ、いまでは宿業半分、ワインづくり半分で経営しているんだそう。

小諸の風土を活かした農産物で、訪れるお客様をもてなしたいという気持ちで作り始めたワインですが、食事はもちろんワインにあうメニュー構成になっています。宿業とワイン業を営むことで、まるで小諸の観光のテロワールをつくっているようです。

しかも、宿の食事処は、国の登録有形文化財!1世紀以上の時を超えて受け継がれてきた建築空間で、荘主の新しい挑戦である食事をいただけます。

「ジオヒルズワイナリー」は5代目荘主の息子さんが経営されており、日本で唯一の夜のワイナリーを見ることができる「ナイトワイナリー」も不定期で開催しており、ワイン好きが集う場にもなっています。


🥃 ウィスキー編

実は、世界の5大ウイスキーってどこだか知っていますか?世界的なウイスキー生産国として知られている、スコットランド・アイルランド・アメリカ・カナダ・日本の5ヶ国!ジャパニーズウイスキーと言って、世界的に愛されているんです。

7.シングルモルトが飲み放題「余市ヴィンヤードグランピング」

北海道余市といえば、ウィスキーのシングルモルトでしょうか。NHK連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなったニッカウヰスキーの創設者の竹鶴政孝でも有名ですよね。実は、余市のワインも世界的に注目を集めていて、お酒好きにはピッタリのエリアなのですが、そんな余市で、まさかのシングルモルトも余市ワインも飲み放題のグランピングがあるんです。

バーで飲んだら、いいお値段の余市ウイスキー

グランピングというと、宿というよりかは手ぶらでBBQも楽しめるキャンプなのですが、テントも食材もすべて準備されているので、キャンプしたことない人こそオススメです!

余市フルコースBBQプランでは、余市の食材を楽しめる余市のイタリアンレストラン「ヨイッチー二」監修だそう。さすが北海道なだけあって、肉も魚介もどれもおいしい!

北の大地の北海道の自然の中で堪能するBBQがおいしくないはずがないんですよ。しかもこちらの余市ヴィンヤードグランピングは、バレルサウナもあるので、サウナをしてがっつり整ったあとに、BBQ&酒という間違いない

ウイスキー好きなら余市ニッカウヰスキー余市蒸溜所に行って、シングルモルトを買いに行くのもおススメです。


🍶日本酒編

元酒蔵を改装した宿は探せば結構あってそこでその酒を楽しむプランというのは結構あるのですが、もう一癖も二癖もある特徴的なお宿を、いろいろ探してみました!

8.酒蔵で日本酒づくりができる「クラビトステイ」

長野県佐久。創業より300年の酒蔵で、その酒蔵に滞在しながら、実際に酒づくりをし、蔵人体験ができるのがクラビトステイです。おいしい日本酒を飲んだ記憶は幾多あるかもしれませんが、日本酒をつくるのって、ほかにはない体験だと思いませんか?

私、小学校4年生のときに、社会の授業で学校に疑似の田んぼに稲を植えたときの、あの水と土の感触と匂いをいまだに覚えてるんですよね。肌に触れて、匂いを嗅ぐってとても強い体験だと思っていて。

クラビトステイの2泊3日の蔵人体験では、蔵元の指導に沿って、蒸米、放冷、製麹、酒母つくり、もろみ等の米に触れる行程から、櫂入れ、麹の選り分け、酒粕剥がし、出荷準備の一連の作業ができるそう。

実際に醸造所に入って蒸された米の匂い、麹の触感など、きっと忘れられない体験になるはず。


9.復活した醸造所「BYAKU Narai」

1793年創業の蔵元酒蔵「杉の森酒造」は、木曽五大名酒のひとつでしたが、2012年に閉蔵してしまったのですが、2021年にsuginomori breweryとして再開した醸造所です。

というのも、休眠状態だった酒蔵と近接する民宿をリノベーションし、奈良井宿に滞在してもらうための宿泊施設を兼ねた複合施設になったのです。宿泊施設BYAKU Nariに併設しており、レストランやバーで提供されています。

レストラン内の奥に見えるのが醸造所

宿泊施設だけでも、醸造所だけでも成り立たないコンセプトのお宿で、奈良井の空気に触れて食事と酒を愉しめます。BYAKUは、わざわざ奈良井に訪れて食す意味を感じることができた稀有なお宿なんですよ。先日そんなnoteも書いているのよければぜひ。

ちなみに、「sagyobar」という直営の角打ちが最近できたそうで。こちらは宿泊しなくても気軽に誰でも立ち寄れるので、気になる方はぜひ行ってみてください。


10.日本酒になれる宿「うきは酒宿いそのさわ」★

こちらの宿はチェックイン(精米)からチェックアウト(出荷)まで、宿泊ゲストが酒米になりきって過ごせるんだそう!はい、何言ってるのかわからないですよね?

酔人(よいびと)の、酔人による、酔人のための宿「うきは酒宿 いそのさわ」は、酒蔵いそのさわの敷地内にある築130年の歴史ある家屋をリノベーションしたお宿です。

公式サイト

日本酒って、ざっくりいうと「酒米を浸水し、蒸して、麹菌を繁殖させて発酵」させてつくられるんですけど、つまり、宿泊ゲストはまず酒樽のサウナに入っていい感じに蒸されます。

そのあとは、酒粕石鹸や酒粕化粧水のアメニティで麹菌を繁殖させられ、サウナ後には自家製の酒粕スムージーで発酵を促され、しっかり食事という名の火入れからの夜は貯蔵されるんです。いやはや、酒とサウナ好きにはたまらない奇跡のプランなんですよ。

しかも、サウナの水風呂は、仕込み水として使用されている天然水だったり、滞在中は「いそのさわ」ブランドの日本酒がフリードリンクだったり、誉め言葉としてちょっとぶっ飛んでるんですよね。

からだでお酒のこころを理解したい人にオススメです。


🍸カクテル編

お酒の作り手の想いを感じられるホテル中心に厳選したのですが、酒好きなあなたにどうしても知ってほしいホテルがあるんです。


11.バーに泊まれる「bar hotel 箱根香山」

絶景のバーカウンター

ホテルにバーはよくありますが、バーのホテルはここだけでしょう。バーに泊まるがコンセプトの 「bar hotel 箱根香山」。ホテルに足を踏み入れると箱根の山々を眼前にしたバーカウンターが印象的。

「bar hotel 箱根香山」は、すべての宿泊プランにドリンクが含まれているフリーフロースタイルで、気兼ねなく、好きなだけ、お酒を堪能できます。

部屋のインテリアもバーのようなクラシカルな雰囲気だったり、館内着はバーで着ていても違和感のないシックな装いだったり。バーでの体験が、宿泊施設に落とし込まれています。


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▼Instagram:訪れた場所を忖度なく、気ままに書いてます

▼ X:基本リアタイ投稿。日常の記録。


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