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「結果が伴う事業成長に携わるチャンス」竹内真氏が語るMicoworks開発組織の魅力とは?

こんにちは、Micoworks採用担当です。

Micoworksは、顧客体験のパーソナライズを実現するマーケティングSaaS「MicoCloud」を提供しています。

今回ビズリーチなどを子会社に持つビジョナル株式会社取締役CTOであり、一般社団法人日本CTO協会理事も務めている竹内真さんから出資いただくこととなりました。なぜMicoworksに出資を決めたのか、竹内さんからみたMicoworksの魅力とは、お話を伺いました。

竹内真

(プロフィール)
竹内 真/Takeuchi Shin

2001年、電気通信大学情報工学科を卒業後、富士ソフト株式会社に入社し、主に官公庁や大手通信会社向けのシステム開発に従事。2007年、株式会社リクルートにて全社共通基盤フレームワーク開発などに従事し、同時にSeasarプロジェクト内でOSS活動も開始。2008年、株式会社レイハウオリを創業。その後、ビズリーチの創業準備期に参画し、取締役CTOに就任。2020年2月、現職のビジョナル株式会社取締役CTOに就任。社外活動として一般社団法人日本CTO協会理事を務める。2022年2月、Micoworks株式会社の株主として携わる。

エンジニアへの理解がある経営者で、バランスがいい

ーーこの度は、Micoworksへ出資いただき、ありがとうございます。VisionalのCTOなど、多方面で活躍されている竹内さんが、Micoworksに出資を決めた背景や感じている魅力を教えてください。

知人であり、Micoworks 株主であるLayerXの福島さんのご紹介で出会いました。山田さんから「プロダクトをもっと強くしたい」と相談を受けました。初対面の印象は、非エンジニアである代表なりに、エンジニアを理解し、尊重する姿勢を持っていることが素晴らしいと感じましたね。

営業出身の経営者だと、エンジニアに対して上から命令するような、上下関係ができることは少なくありません。理解のある経営者がいるため、プロダクト組織としても、安定するイメージが湧きました。

Micoworksのビジネスについて知るうちに、バランスの良いチームだと感じました。特にSaaSのビジネスモデルにおいて、販売力があっても、商品が良くなければ、使い物にならなくなったり、競合他社に負けたりする未来が目に見えています。

だからこそ、遠くを見てプロダクトを成長させる農耕民族的な考え方と、営業をガツガツやっていく狩猟民族的な考え方を混在させる必要があります。

Micoworksは、山田さんが販売に強い経営者でありつつ、プロダクトとのバランスを取っている、バランスの良いチームだと感じました。かつ、ビジネスモデル自体も、利益を出せる構造となっており、今後の成長可能性を十分に感じられました。

当たり前のことのように感じるかもしれませんが、当たり前のことをして、しっかり利益を出せるビジネスをしている会社はそこまで多くありません。Micoworksは、それができている会社だと感じ、出資を決めました。

攻めのプロダクト組織を目指して

ーーMicoworksに対してどのようなサポートを行うことを想定していますか?

投資した以上は、成功していただきたいですし、そのためにできる限りのサポートをしていく所存です。これまでさまざまなスタートアップを見てきましたが、Micoworksには今のところ、大きな課題は見つかっていません。蓋を開けてみるとボロボロ状態だった、なんてケースも多い中で、Micoworksはしっかりした会社だなと感じます。

私の立ち位置としては、山田さんのプロダクト知見を高めるサポートを担うことになります。Micoworksの描くプロダクトビジョンを考えると、まだまだ開発スピードを上げていかねばなりません。もっと攻められる余力があると感じています。

実際、ビズリーチの場合はもっと攻めた開発を行っていました。技術負債を解消しながらも攻めることをやめないチーム作りを進めていたのです。その結果、事業の早期の成長に繋がったと考えています。

とはいえ、この判断は非常に難しいのです。事業推進と技術負債を意識した、効率的な開発投資とのタイトなバランス感覚が必要になるからです。
山田さんにこのバランスを伝えられたらと考えています。


ーーMicoworksが成功するためにはどのようなアクションが求められると思いますか?

プロダクト組織の成長のためには、採用力の向上が不可欠と考えます。事業をさらに伸ばしていくためには、組織の拡大は避けて通れません。

どのスタートアップもエンジニア採用に困っている中、どうやってエンジニアを採用していくかは、今後の成長の要になると感じています。

Visionalの場合は、「事業づくりは、仲間づくり」というバリュー(グループ共通の価値観)にもあるように、社員全員が仲間づくりに力を注いできました。優秀なエンジニアの周りには優秀なエンジニアが集まりますし、ビジネスサイドも然りだからです。社長や採用チームだけで採用活動を進めるのは限界があると思うので、全社員で取り組む姿勢が必要になると思います。


ーープロダクトの成長を目指す上で、Micoworksの開発組織が追求すべき点はどこにありますか?

デベロッパーエクスペリエンスの追求です。つまり、エンジニアがスムーズに開発を進めていく体験を向上させていくことです。

たとえば、家を作りたいとき。必要な道具や機材がなかったり、休憩時間がなかったり、人間関係の悪いチームだとストレスがたまり、いい家が出来上がりません。メンバーの体験向上は非常に重要です。

SaaSを開発するエンジニアも資産を作り上げていることには変わりなく、同じことが言えると思います。

とはいえ、ビジネスサイドとエンジニアサイドでは、考え方が異なります。ビジネスサイドは、作った資産を儲かるように営業するのが仕事。
一方のエンジニアサイドは、儲ける前に作るのが仕事です。

そう考えたときに、エンジニア組織のメンバーに「出来上がったけれども、儲かっていないよね」なんて言い方をするのはよくありません。エンジニアにとってモチベーションを向上させるような声かけが必要です。

山田さんはプロダクト組織に耳をしっかり傾けている経営者です。しかし逆に、尊重しすぎて、攻め切れていない部分があると感じています。

とはいえバランスは難しいですね。
エンジニアサイドからすると、理解のないビジネスサイドから「もっとやれるでしょう」と言われると、反発したくなるものです。

私がアドバイザーとして、同一職の目線から話すことで、攻めの姿勢に転じられるのではないかと考えています。

結果が伴う会社での経験は大きな資産に

ーー仮に竹内さんが候補者だとしたら、Micoworksの現フェーズにジョインすることにどんな期待ができますか。

成長して、売上が上がっている会社で働けることは自分にとって大きな資産になります。スタートアップでは、エンジニアとしてやりたいことをやっても、実績がついていかないことも少なくありません。結果が伴う事業成長に携わるのは、今後のキャリアにとってもいい経験になると考えます。

特に現段階のMicoworksは、プロダクト組織の規模がまだそれほど大きくなく、ジョインすれば、プロダクト全体において裁量を持って働いていくこととなります。

メガベンチャーまで大きくなれば、分業化され、もっと部分的な携わり方が多くなるでしょう。作り手として広く触れる経験ができるのは、この1~2年がチャンスだと考えています。

スキルアップの面でもメンバーは優秀な方々が揃っています。私もお話しましたが、人柄も柔和で、吸収できることは非常に多いと思いますね。

ーー今後竹内さんとMicoworksメンバーは、どういった関わりが想定されますか?ジョインすれば、竹内さんと直接お話する機会もあるのでしょうか。

プロダクト成長に関して、定期的に話を聞きながら、状況に応じて開発におけるさまざまな課題を解決していきたいと思います。
メンバーの皆さんとも、質疑応答会などを通じて、コミュニケーションを取っていければと考えています。

ーー最後に、候補者の方々にメッセージをお願いします。

これをご覧になっている方々からみて、ベンチャー企業はたくさんあり、今もさまざまな企業から声がかかっているかと思います。ただ、慎重にその企業を見てみてください。

私の経験上、その会社の数字を見て、「この事業は成功するな」と確信を持てる企業はほぼありません。100社あって、1,2社程度でしょう。その1,2社に当てはまるのが、Micoworksです。

夢を追いかけるのももちろん大切ですが、結果が出る組織で働くことが今後のキャリア価値につながっていくと思います。ぜひそういった観点で、キャリア選択をしていただくことをおすすめします。