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これを知れば旅がもっと楽しくなる! - ローマを作ったのは誰?

ローマを歩いていると至る所にある、コレ。

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絵だったり銅像だったり、はたまたサッカーチームのエンブレムだったり。

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(余談ですが、イランでこのASローマの試合がテレビ放映された時、放送倫理に引っかかって乳房にモザイクがかかったらしいです)

実はコレ、ローマを建設した人たちなんです。

軍神マルスと王女との子どもたちであるこの双子ロムルスとレムスは、王位を奪った大叔父に命を狙われ、それを哀れんだ兵士により籠に入れられテヴェレ川に流されてしまいました。その後、狼に拾われ、そして羊飼い夫婦に保護された育てられたという伝説があるのです。

成長して大叔父に復讐した後、双子は自分たちが捨てられたテヴェレ川の東岸に街を作ります。

二人は街に相応しいと思う場所について、それぞれ異なる丘を支持していて意見が合いません。どちらの丘が相応しいか占いをしてみますが、結果に両者納得できず次第に二人の中は悪くなり、とうとうロムルスがレムスを殺してしまいます。

ロムルスはパラティーノの丘に町を作り多くの人々を住まわせました。

そしてこの街を、ロムルスの名前に因んでローマと名付けたのです。

フォロロマーノの南側に位置するこのパラティーノの丘はローマの中で最も歴史が古く、またローマ帝国時代は高級住宅地として、皇帝の館などがありました。

ローマの街が建設されたのは紀元前753年。

人々や建物の姿が変わっても、2千年以上もずっとそこにありつづけるその場所。その同じ場所に現代の私たちも立つことができるなんて、そこがイタリアのすごいところですね。








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