なぜやる気が出ないのか、わかった話
最近、ジェーン・スーさんの『おつかれ、今日の私。』を読んでいる。まだ途中だけど、最近の無気力状態の理由がわかった気がするので書いていく。
無気力状態のわたし
わたしはデザイン制作会社でディレクターをしている。ディレクターの仕事は進行管理や品質チェック、社内外の調整など、とりあえず間に挟まる役割だ。そんななか、半年前に某企業への提案で失敗を経験した。
提案の失敗はままある。通る提案ばかりではない。
上司は結果さえ良ければオールOKの人(つまり逆の場合はry)なので、失敗当時はかなり責められた。チームメンバーと何がいけなかったか敗因の分析をし、次回の改善策まで昇華できた..と思う。
しかし、その失敗から半年、わたしだけ無気力状態に陥った。考えるのも嫌で、振り返ることからも逃げてしまった。原因を考えたところで自分の無能さ以外に答えはない気がして、とにかく目を背けてしまった。
こんな状態が続くと、もちろん悪循環なわけで。
体重は増え、貯金は減る一方。現実から目を背けること以外にやる気が沸かなかった。仕事は、給料内で怒られない範囲にこなしていたけど、その程度。新しいことや、人とのコミュニケーションを面倒に感じるようになっていた。
そんなとき、『おつかれ、今日の私。』を読んだ
わたしは、「甘え、絶対、ダメ」の罠に陥っていたのかもしれない。自分の非を追いかけるばかりで、感情に向き合わず、半年間もずるずるきてしまった。
半年間の負のループ
わたしって無能だ・・もうヤダ
誰にも労われない、結果(失敗)だけを責められる
上司は客観的事実だけを見る人だし、会話が噛み合わない
超低空飛行状態が続く
コミュニケーションが億劫になる
そしてはじめに戻る・・という、見ているだけで鬱になりそうなループ。つまるところ、能力の限界&上司と合わなかったのだ。
こんな簡単なことに帰着するまでに半年もかかるなんて、ほんとバカなの?って感じ。
次への反省
このままだと、文句言っただけになるので、
次の動きに向けた反省もしておく。
上司の件は直接関係ないが、一身上の都合で転職活動をしている。上司の件が強力な後押しになったことは言うまでもないけど(笑)
転職にあたり気をつけること
自分のやりたいこと、でなく、自分が活かせる場所
無理をしない、憧れを追い過ぎない
領域を狭めることも選択の一つ
入社を踏みとどまる理由=辞める理由になりやすい
焦って飛び込んでなんとかなるのは若いうちだけ
いまの会社にいて分かったことは、何をどう頑張ってもコミュニケーションが取れない人間はいる、ということ。恋愛でいうところの、生理的に無理ってやつ。どんな状況でも、誰とでも上手くやることが「正」と思っていると、いつまで経っても気づけない。
無理なものは無理。
自分の能力に限界があるように、キャパシティや柔軟性にも限界がある。わたしが好きな岡田斗司夫さんの言葉(うろ覚え)を引用します。
才能とは何か?みたいな話だったので、少しずれるけれど、「なんの苦もなく続けられる」部分だけ拝借して、自分の能力・キャパの範囲内で無理なく続けられる仕事・場所を見つけたいと思う。
動き出す力
ジェーン・スーさんの本を読んでも、無気力状態からは解放されない。結局、自分のやる気は自分で引き出すしかない。ただ、とりあえず一歩動き出すきっかけやヒントがたくさん書かれていたので、メモしておく。
まずは状態に気づく
何のために生きているのか考えちゃう?
考える時点で心が弱っているサイン
ジェーン・スーさんは「自分を好きでいるため」に生きているらしい
憧れを判断基準にしてないか
過度な憧れは、自己否定につながる
とりあえずやってみる
自分を低く見積もる人から離れる
自分を好きになる努力、見た目<行動で示す
まじでやる気が出ない時は「幸せになりたくないの?」と自問する
それでも無理な時は無理
本書を読んでいて、「あ〜わたし疲れてたんだな〜」って、少し楽になった。わたしたちは、頑張りすぎてると思う。何でもできるスーパーマンじゃないよって言っても、それを「正」として努力してしまう。
もう本当やめましょう!
自分が生きやすい場所で、できることをして、生き延びたい。
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