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PDCAサイクルは時代遅れ⁉️❶:理解して活用すれば圧倒的な成果が手に入る

昨今の「VUCAの時代」において、「PDCAサイクルはもう時代遅れ」、「これからはOODAループの時代だ」と言われることがあります。
OODAループについては、後日説明しますね)

↑ 2021年11月10日に投稿しました。

しかしながら、「PDCAサイクルは時代遅れだ」と言っている人は、本当に理解して「PDCAサイクル」を使ってみたのだろうかと私は感じています。

本日は、「PDCAサイクル」について、簡単に説明した後、如何にして使うと有効かということについて、書きたいと思います。

1.「PDCAサイクル」を理解して使用している人は実は少ない


「PDCAサイクル」は、1950年代にアメリカのデミング博士が提唱された「品質改善の手法」です。現在は、「目標達成」「業務改善」「業務効率化」等を継続的に促すマネジメント手法として活用されています。

「品質改善の手法」なので、「PDCAサイクル」は、基本的に「あるべき姿」を明確にした上で、そこに収束させるための仕組みということになります。

「PDCAサイクル」の「PDCA」とは、「Plan」「Do」「Check」「Act」の4つの頭文字を取ったものです。日本語にすると「計画」「実行」「評価」「改善」がいいと思います。

所説あるとは思いますが、私は、Aは「Action」ではなく「Act」にすべきだと考えています。なぜならば、「Do」は明らかに動詞であることと、「Action」とすると、どうしても「活動」と訳してしまい、「Do」「実行」との違いが分からなくなるからです。

注)辞書には「Act」の和訳で「改善」という単語は、多分載っていないと思います。どちらかと言うと「処置」の意訳で「改善」としています。

「PDCA」の後に「サイクル」という言葉が付いていますが、実はこれが重要です。「PDCAサイクル」は、何度も何度も回さなきゃ意味がないんです。「PDCA」はできている人はいても、「PDCAサイクル」ができている人が少ない所以です。

つまり、「PDCAサイクル」はしっかり「Act(改善)」して、「サイクル(何度も回すこと)」が最も重要です。

2.PDCAサイクルが回らない理由


以前、いろいろな人に、「PDCAサイクル」が回らない理由を聞いたところ、回答が多かったのは、次の4つの型です。

スライド2

① PPP型: 綿密な計画を立てることに一所懸命で、先に進まない。(計画を立てた頃には、状況が変化して、その計画が無意味になってしまう)
② DDD型:ルーチンやトラブルが多くて、ひたすら実行に明け暮れてしまう。(計画が意味をなしていない)
③ PDC型: 実行の結果を評価した後、次に進まない(責任の所在探し、次にどうしていいか誰もわからない)
④ PDCA型:一度だけ「PDCA」まで行ってみたものの、いつの間にか立ち消えてしまう。

皆さんは、心当たりはありませんか。うまくいかなかった方は、どの型に当てはまるか一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

3.「PDCAサイクル」を確実に回す方法

それでは、その解決策をお話しましょう。これはあくまでも私見ですが、「PDCAサイクル」は一人で回すことは至難の業だと思います。私の経験上、不可能でした。

「PDCAサイクル」を自ら回そうと頑張りましたが、どこかのサイクルで、残念ながら、自分に甘えてしまい、ストップしてしまうという苦い経験しかありません😢。

じゃぁ、どうすれば、いいのか。

組織的に「PDCAサイクル」を回すことを考えましょう。自分に厳しくできない人は、人に厳しくしてもらうとイキイキして、働く傾向があります(ホント!?)。

次回、この続きについてお話しますね。



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