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2025年のイノベーション【その1】: イノベーション25とは?【例1: カプセル1錠で寝ながら健康診断】

1.内閣府のホームページが面白い

内閣府のホームページで面白い情報を見つけました。

それは、2025年のイノベーション創造のための長期的戦略指針です。

2007年、第一次 安倍内閣は、産業界などの高い見識を有する人々を参集し、長期戦略指針「イノベーション25」として閣議決定したというものです。

約20年後の最先端の技術の方向性を示し、その実現に向けた戦略指針ということで、どんなものがあるのか興味津々で内容を見ました。

◆内閣府ホームページ: イノベーション25


2.イノベーション25の代表例

また、内閣府のホームページには、20年後の日本と世界を展望した上で、2025年に目指すべき日本の社会イメージを多数描き、特にその中から夢のあるものとして20例を取り上げています。

◆内閣府ホームページ: イラストで見る20のイノベーション代表例

その20例を如何に挙げます。

例1.カプセル1錠で寝ながら健康診断
例2.高齢者でも丈夫な身体、認知症も激減
例3.がん・心筋梗塞・脳卒中を克服
例4.走れば走るほど空気を綺麗にする自動車
例5.日本が育てる世界の環境リーダー
例6.不毛の砂漠に緑のオアシス
例7.ヘッドホンひとつであらゆる国の人とコミュニケーション
例8.家に居ながらサイバーワールド上で日本を体験、世界を体験
例9.家事からの解放 - 一家に1台家庭ロボット -
例10.世界中どこでも財布を持たずに生活OK - キャッシュレス・ワールド -
例11.折りたたみ式ディスプレイ
例12.食物の安全情報を一目でキャッチ
例13.頼れる仲間、製造現場の頭脳ロボット
例14.センサネットワークで守る子供の安全
例15.衝突できない車
例16.東京-成田15分、東京-大阪50分
例17.土砂・洪水災害を予測、被害を劇的に減少
例18.地震発生後の15秒緊急対応により犠牲者が激減
例19.200平米200年住宅
例20.ロボットが月旅行

これらのいくつかの事例について、2025年まで後3年に迫った、現在、どれだけ進んでいるかを、日経新聞等の記事から取り上げてみたいと思います。


3.例1.カプセル1錠で寝ながら健康診断

これは、内閣府ホームページによると、
・マイクロカプセルを就寝前に飲むと、朝にはすべての健康状態が判っているなど、常時健康診断が可能となる。
・さらに、診断結果を病院に即時に送信でき、いつでもどこでも診断、遠隔治療などが受けられる。
というものです。

当時は、マイクロカプセルを飲むという発想だったところが面白いですが、現在の技術で行くと、ウエラブル端末やスマートフォンがこの技術に該当するのではと思います。

以下の日経新聞の記事で、グーグルは、「グーグルのツールやテクノロジー、中でもAIやコンピュータービジョン(映像解析技術)の活用で医療を拡張し、健康を改善できる」と言っています。

◆ヘルスケア、AIで革新 グーグルCHO 腕時計型端末を活用【日本経済新聞2022.5.31】
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つまり、「病気になる前に異常を発見したり、より早くケアを受けたり、健康状態の維持に必要な情報を得られるようにする」と語っています。

この例1は、あと数年もあれば、技術的に確立し、実用化されるのではないでしょうか。

2022年4月には心拍の状態から不整脈の一種である心房細動を検知する新たな手法について、米食品医薬品局(FDA)の認可を受けており、既に実現している分野も出て来ています。


4.さいごに

約20年前に予測した未来技術が、今どの段階まで開発されているのかを確認することは、非常に興味深いと思いました。

特に、DXが目を見張るスピードで進化している現在、実現のためには、後は時間の問題のものばかりだと考えます。

日本経済新聞は、最先端の技術情報を記事にして紹介しているので、今日あげた20の例の進捗に関する記事を見つけたら、皆さんに紹介していきたいと思います。


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