タニタ食堂が丸の内のサラリーマン、OLの健康課題を解決
CSVの振り返り
11/1(月)の投稿「企業のサステナビリティ」の中で、「CSV(Creating Shared Value):共通価値の創造」に関して、社会課題を解決すること(社会的価値)が企業の経済的な利益(経済的価値)につながる(共通価値の創造)ということを説明しました。
本日は、その中で私が厳選したCSVの事例を皆さまにお伝えしたいと思います。
㈱タニタの成功
体脂肪計で有名な㈱タニタが、丸の内のサラリーマンやOLの健康課題を解決したという事例です。
皆さんは、タニタ食堂をご存じでしょうか。
当初、「1食たった500kcal 前後で満腹に!!」というキャッチフレーズで、自社の食堂で、従業員向けに健康を気遣ったメニューを提供しました。
そのメニューが従業員に大変好評で、ついに食堂のレシピ本を発売し、その本がたちまち話題となりました。
そこで、タニタは、丸の内オフィス街にタニタ食堂をオープンすることにしました。このタニタ食堂がまたまた話題沸騰となりました。
タニタ食堂のCSV
この事例について、CSVの観点で整理してみましょう。
「経済的課題」としては、❶体脂肪計の売上増加や❷タニタ = 健康の定着(広告効果)があります。
一方、「社会的価値」としては、❶健康課題を抱えるビジネスマンの課題解決、❷世間に健康意識を醸成等があるのではないでしょうか。
即ち、タニタ食堂の経営は、「タニタの売上増」と「ビジネスマンの健康課題解決」という共通価値を創造した大成功でした。
皆さまの会社でも、自社独自のサービスや商品が、社会課題を解決する手段になるものを見つけてみませんか。
おまけ(ダジャレ自販機)
今日は、新東名の清水サービスエリアで面白い自販機を見つけました。その写真がこれ。
「たばこ」ではなく「ちゃばこ(茶箱)」の自販機だそうです。ダジャレが効いているけど、きっとこの静岡茶は美味しいんじゃないかと思いました(結局、買わなかったけど。。。(;’∀’)(汗))。