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【就職】キーエンスを選んだ理由

進学か?就職か?

もう20年以上の前になります。

大阪大学の基礎工学部に通う私は、就職するか大学院に進学するかを選択する時期が迫っていました。

当時(今もそうだと思いますが)は、理系学生は大学院に通うのが当たり前の時代。周りの友人も"全員"大学院に進学するというのです。

私も周りに流され、そのまま大学院に進学するかな…と思っていました。1点気になることといえば、両親のこと。私たち(姉がいます)のために、一生懸命働き育ててくれて、もう負担はかけられないな…と感じていました。


就職案内

1996年当時はインターネットも普及していなくて、メールも大学の共通パソコンで使用する程度。スマホはありません。携帯電話はかろうじて普及し始めていましたが、機能は電話のみ!画面は数字とカタカナしか出ないものでした。

したがって、就職案内というものは郵便で届くわけです。しかもどっさりと。

おかげさまで大阪大学という国立大学ということもあり、さまざまな企業の会社案内・就職案内が自宅に届きました。

ほぼほぼ進学にしようかな…でも両親には話ができていないという状態で就職案内を整理していると、通常A4サイズの案内なのが、なんと三角形のパンフレットがはさまっていました。

この三角形パンフレットの会社が"キーエンス"だったのです。


就職活動

私の研究は、人間の目をロボット(カメラ)+情報系でいかにつくるかという内容でした。

ロボット工学という授業が1年生の初めにありました。やちだ(漢字忘れました…)先生の最初の授業、黒板に

「ヒトは楽したい」

と書くわけです。

このとき、"なるほど!"と衝撃というかビビッと来たわけです。まだまだ世の中進化するなと。18歳のことでした。

こんなことで、"自動化やいかに人の代わりをするか"ということに興味を持っていたため、キーエンスの会社案内と事業内容に共感したわけです。

当時のキーエンスは、売上700億円、社員も700人ほどと、現在(2020年 5000億円以上、5000人以上)とは比べられないほど小さい会社でした。

しかも完全実力主義というではありませんか。ここでお仕事するなら、早い方がいい。大学院に行かないので、周囲の知人より2年も早く成長できる。

この瞬間、就職するならキーエンス、ダメなら大学院、でもう1回キーエンス受けるという選択をしました。


キーエンスという会社

学生ではありましたが、財務情報を見て驚きました。パンフレットにも"営業利益率脅威の40%以上"とあるわけです。現在は55%を超えています。

一体何をしているのだ?

どういう経営をしている?

ふつふつと疑問が沸き上がってきました。これは会社内で知るしかない!


さらに、キーエンスは社員の平均年収が高いことで有名ですが、それはその当時からありました。30歳で1000万円。この内容も選択したひとつの材料です。

当時からお金はないよりあった方がいい。という考えがありました。育ってきた環境がそうさせたのかもしれません。

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