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愛猫のひげ袋がなくなるまでを振り返ってみる #1

ここのところ愛猫ネオの体調は落ち着きつつあるけれど、もちろん絶好調でもない。けれど、1ヶ月前の今頃と比べたら、想像できないほど上向きだ。

だって、1ヶ月前は、これから何も食べなくなって、しまいには寝たきりになってしまうのだろうと本気で思っていたから。

今日は、その時のことを覚えているかぎり振り返ってみたいと思います。

一番最初におかしいなと思ったのは、10月23日の夜。その日はネオがSUBシステムの手術をして丸2年経った日で、日中はいつものようにイチャライチャラしていたのだけれど、夜は食欲がなかった。この頃は血液検査でもネオ史上最悪で、不調なのは当たり前といえば当たり前なのだけれど、態度に現してきたのが、この日を境にってことになる。

2021.10.22のネオ
少し前まではリラックスしていていつも通りだった

翌24日も食べない。これまで食べていた療法食は全然ダメで、メーカーを変えて買ってきても最初の一口二口だけ食べてプイッとなる。とにかく食べれるものをと思い、めちゃめちゃ久しぶりに焼きカツオをあげたら、そういうのは食べるのよね。この日から焼きカツオは今も毎日あげてる。そして我が家には封が開いている食べかけの尿疾患系と腎臓系の療法食がコレクションのようにいっぱいある。

その後も食欲なし。こうなると療法食なんて言ってる場合じゃないから、とにかく口にしそうなチュールをはじめ、おやつや一般食をあげていて、全体的に食事量がガクッと減っていった。

3日後の27日は病院で血液検査を予定していたから、その時に体重を測ったら、ネオのベスト体重5.1〜5.3キロだったのが、4.9キロになり、4キロ台になったのは久しぶりだった。そして体温が37.2°と低体温に。急いで湯たんぽを買ってきてとにかくネオを温めた。その日から湯たんぽは欠かせない。

翌28日、私の推しグループのコンサートがあり、ネオの体調によっては行くのをやめようと思っていた。朝はあまり調子が良くなくて、これはコンサートに行くのをやめなきゃかもと思いつつ自宅輸液を開始。

その後、輸液のおかげか、急にモリモリ食べ始めて、ヘソ天もしてくれた。ヘソ天=OKサインだと勝手に解釈した私は、コンサートに行ってきたけれど、コンサート中はたびたびネオのことが気になってしまった。

2021.10.28のネオ
輸液後、調子が良くなったみたいで
OKサインを出してくれた

コンサート終了後、急いで帰ってきたけどお迎えはなし。長めの外出の時は必ずお迎えに来ていたネオがお迎えに来ない。やっぱり調子が悪いんだと思った。出かける時にベッドの上にいたけれど、帰宅後も同じ場所にいた。動かないでずっとそこにいたみたいだ。

急いで駆け寄って、「ただいま〜」とネオをお腹の上に乗せて、いつものようにイチャライチャラしようとしたら、ハッ!と気づいてしまった。

ネオのお口からアンモニア臭がしたのだ。

とてもとてもビックリした。そしてギュウッとして「もう頑張らなくていいよー」と泣きながらネオに言っていた。もしかしたら体の中がすごいことになっていて、年を越せたら奇跡かもと思ったのがこの時だった。

2021.10.28のネオ
お口からアンモニア臭がしてショックだった

次の日の夜、ネオはリビングにあるコタツの中から出ようとしなくて、無理やりベッドに連れて行くのもかわいそうだし心配だったから、コタツで一緒に寝ることにした。左手でコタツの中にいるネオをモフモフ触りながら、なんとなく安心した。

2021.10.27のネオ
コタツが大好き

翌日の夜もネオはコタツで寝るというから、また私はリビングの床で寝るのかと思ったのだけど、ふと思い出したことがあって。

いつかネオの足が弱ってベッドの昇り降りが苦痛になったりした時のために、おっきな重たいマットレスじゃなくて、どこでも移動できて敷けるように三つ折りのマットレスを買ったことを。すぐさまコタツの横にマットレスと掛け布団を持ってきて、今度は右手をコタツの中に入れてネオをモフリながら寝た。

そして10月31日。推しグループのコンサートの制作開放席が当選して急遽参戦。(もちろんネオのOKサインをもらいました)コンサート中にまたネオのことを考えちゃったりしたけど、彼らたちから笑顔とパワーをたくさんもらって、これで11月から全力で今まで以上にネオに寄り添いサポートできる、サポートを頑張れると気合が入った。

帰宅後、この日は迎えに来てくれて嬉しかった。調子が戻ってきたのかもと思ったのだけれど、寝ようと思った時に、濃い茶色いゲボをして、それは食べ物の匂いではなくウンチの匂いがした。そのあとネオはしばらくベッドの下にいて、その後コタツに移動したから、また私もリビングで寝ることにしたのだった。

2021.10.31のネオ
きっとネオも不安だっただろうな

なんだかこれからものすごいことが起きるんじゃないかと、とても不安になった。

愛猫のひげ袋がなくなるまでを振り返ってみる #2 へつづく。



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