『当たり前の関係性の中にこそ、排除のない世界が広がっているのだ』

家族を大事にする。

恋人を大事にする。

身の回りの自分の好きな人たちを大事にする。

世の中では当たり前の感覚だろう。

それはよく知っている。

うーん、でも

私にはなんだかしっくりこない。

なので、今回は私のことを少し書いてみようと思う。

先程の話で言うと、

私ももちろん家族や友人は大切に思っている。

もっと言えば、職場の人たちだろうと、もうすっかり疎遠になった人や過去に嫌な思い出があった人も、大して仲良くない人も、別れた恋人や過去好きだった人も、、

根底では全員に対して同じ感覚でいるような気がする。

誰かが特別とかもない。

距離感もある意味ない。

もちろん、私にも好き嫌いの感情はあるので、

接しやすい人もいれば、苦手に感じる人もいる。

だからと言って、苦手な人を嫌いかと言えば、好きじゃない部分がある…という表現にはなるかもしれないが、その人そのものを嫌いという感覚にはどうしてもならない。

例えば恋愛において、昔いざこざがあって別れた彼氏であっても、きっと会えば普通に近しい距離感で会話をするのだろう。

でも、普通はそうはならないらしい。

要するに

私は前提として、人との距離感が近い。で、仲良くいるが普通。

それを目指すとかではなく、私にとってはそれが当たり前にあるということなのだけど。

仲良くと言っても、共通の話題で盛り上がったり、会話をしたり、一緒に過ごすことではないし
馴れ馴れしかったりくっついたりもしない。

距離が近いといっても、すぐに打ち解けるとか
すぐに会話が弾むとかでもない。

共通の話題で盛り上がれなかったり、

会話が弾まなかったり、一緒に過ごさなくても、

その人らしさを感じていられたらいいというのかな。

それで、自分を感じてほしいはない。

相手が、

何かが出来ていても、出来なくても

関係ない。

会話もなく、共通項すらなく、自分にとってメリットがあろうと無かろうと、
お互いに相手の存在を認め合って穏やかにいればそれだけでいいのに…

そう思ってしまう。

どうやら世の中ではそれはあり得ないらしい。

それを願うのはおかしいことなのだろうか？

コロコロ変わる自分や相手の機嫌によって気に入ったり気に入らなかったり
人を排除するとか、特別な関係を作るとか、誰かを所有することで満足するとか…

正直、私にはよくわからない。

私にも過去、好きな人や彼氏がいた時もある。

それを得ることを目的にしていた時期もあった。

でもそれを得たところで、満たされるとか自己価値が高まるなどの変化があったことは一度もない。

その昔、彼女がいる人を好きになり、最終的に彼と彼女の提案で三人で付き合うことになったことがある。

まずその状況自体、一般的にはあり得ない話だと思うが、私はなぜか受け入れてしまった。

その期間中、彼と上手くいかないと落ち込む彼女を励ましたりもしていた（笑）

結局、相手方のバランスが壊れてフェードアウトして終わったが、
私は私で愛情の公平さを全く感じられなかったことに心底ガッカリし、その怒りを数年引きずった。
相手が別れたら、一般的には喜ぶらしいのだが。

しかし今思えば、その当時の反応はとても私らしいものだったと感じられる。

皆んな仲良く。

排除のない関係性。

それが当たり前の私だからこそ、それがないことに怒りや憤り、違和感を感じたのである。

これは単なる一例に過ぎない。

常に私はこの意識の中で生きている訳だから社会の中で感じることは沢山ある。

しかし今は、特別な関係がなくても、誰かを所有しなくても、自分のメリットを優先させなくても、私は幸せを感じられる関係性があることを知っている。

本質というものを知り、当たり前の関係性とは何なのかを体験として知ったから。

それぞれの人が持つ本質はとてもパワフルだ。

親をはじめ、誰の影響も受けていない。

全員が違うからこそ、相手のことはわかりようがない。

だからこそ、相手のことをわかろうとするし、本当はどんな人なのかを知りたいと願うのだ。

自分にとってメリットがあろうとなかろうと、一人ひとりの存在自体に価値があるのだから。
好き嫌いも全く影響はしない。

そこに排除など生まれるわけがない。

当たり前に。

そんな当たり前の関係性の中に、争いや誹謗中傷などという言葉は存在しない。

絶対に。

あなたにもぜひ、知ってもらいたいと願うばかりである。

そんな一方通行な想いではあるが、私は私の人生として伝え続けていきたいと思う。

春うらら 穏やかな出雲より。

心を込めて。

michiru

ちなみに、社会（職場）では、こんな人だと思われていないと思う。

どちらかといえば、冷めた人サバサバした人。すぐに心変わりをする人。

もしかしたら、人に興味を持っていない人。

そう思われている可能性が高い。

そのことについても、また書いてみようと思う。