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幸せのベース・健康を腸からつくる『子どもの幸せは腸が7割』

腸内細菌の組成は1歳半までにほとんど決まり、種類は3歳までに決まるという見解があるそうです。
だから、小さいころからたくさんの菌に触れ、取り込んでおく必要があるとのこと。
腸内フローラの構成がある程度決まった後も、食事によって良い腸内環境へ近づけるのは可能とのこと(食事内容を2週間変えただけで腸内環境が変わったという臨床試験もあるそうです)。

目からウロコの一冊でした!気になったトピックスを3点紹介します。

腸が免疫力の7割を担う

体中の免疫細胞の70%が腸に集まっていて、腸内細菌が免疫細胞の働きを助けている。
だから腸活は免疫力の維持に良いんですね…いままで何となくしか知りませんでした。

免疫細胞の暴走を抑える働きにも腸内細菌が関わっていて、花粉症やアトピー性皮膚炎などにも関係あるそう。

夫がいつも腸内環境が良くて免疫力も高いので、うらやましいなーと思っています。私の子どもも夫の体質に似てほしい…

腸内環境は精神の安定にもかかわる

幸せホルモン「セロトニン」の生成比率は、脳内3%、腸内95%。
トリプトファンをセロトニンに変換する過程でビタミンB6等が必要なのですが、それを腸内細菌が合成しているとのこと。
腸内細菌が多いほどセロトニンの合成はスムーズになり、精神の安定につながる。

ビタミンB6等のセロトニンの材料は、食事からも十分摂取できるのでは?と思いましたが、腸内環境が悪いとそれらが腸内で使われてしまうために、結果としてセロトニン合成に支障をきたすそうです。

なるほど…腸が元気なことに越したことはないですね。
便秘気味だとなんとなくイライラして調子が出ないし、メンタルの安定には必要かも。
幸せホルモンが出やすい体質になって、子どもにも幸せを感じやすくなってほしいな~!

適度に「いいかげん」が大事

赤ちゃんがハイハイするようになっても、床を抗菌コートするなど、極端な環境は必要なし。ハイハイしたり、いろんなところを触ることによって外界から菌を取り込もうとしているから(その菌に対する抵抗力も上がる)。

私たちの手には常在菌がいて、赤ちゃんとのスキンシップで菌に触れさせることができる。家にいる家族が赤ちゃんを触る前は、いちいち手を洗う必要はない。

腸内に菌の多様性をつくることが、豊かな腸内環境の形成につながるとのことです。

ほかにも、そうなんだ!と思ったのは、
・哺乳瓶は熱めのお湯と洗剤を使えばほとんどの菌を洗い流せるから、生後1か月以降の殺菌消毒にそこまで神経質になる必要はない
・ペット(予防接種済み)と一緒に暮らす子どもは花粉症等のアレルギーになりにくい傾向がある、1歳までに動物園へ連れていくのも効果的
このあたりです。

6月に第一子を出産予定なのですが、赤ちゃんのお世話にビビりまくりで…汗
ほどほどにいいかげんなラインが、子どもの腸育にはちょうどいいんですね(哺乳瓶の消毒はずっと続けると思うのですが…)。ちょっと気楽になりました。


幸せの基本は「健康」。
その健康を支える腸内環境を育てていくのは、親から子への最初のプレゼント。

素敵な考えですね…!

腸内環境を整えることがいかに健康的な生活につながるかというのは、妊娠初期にひどい便秘になってから実感しました。

知育とかしつけとかの前に、人生のベースともいえる健康に気を付けてあげたい。ゆったり育てたいな~☺
元気でおおらかな子に育ちますように!

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