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「いい時間、作っていますか?」夜の六本木で考えたこと

暖かい季節がやっときた。

色んな計画が悲しくも無くなってしまったから、週末は六本木にある『文喫』へと足を運んだ。本の紙の匂いと静寂に包まれている。ビターなチョコレートを食べて濃いお茶を飲みながら、読書をしたり、考えごとをするにはぴったりだ。普段、六本木にはあまりいかないのだけども、何かを集中して考えたいときに、ときどき来る。今日考えたテーマは「仕事の価値」についてや「時間」について。

仕事について。

僕はイベントだったりコミュニティ作りを仕事にしているんだけど、今やっている「仕事の価値」ってなんなんだろうと考えてみた。ときどき立ち戻るときに考える「仕事の価値」について。

ふーむ。

人と繋がれること。学びになること。僕が作るイベント上で大切にしている要素ってだいたいこんな感じだ。そして、イベントに大切な要素はたくさんあるし、企画する人によってもちろん違う。ただ、イベントを作る上で何より大切なことは「来てもらうことだ」。誰もいなかったら、イベントは成りたたない。人がいないイベントでいいイベントなんて存在しえない。これはつまりどういうことなのか。

「選ばれる時間を作ること」

と、シンプルにこんなことなんじゃないかなと思うのです。

生きていく上で僕らは何かの時間を選んで過ごす。選んだ時間を生きて、それが生活へとつながる。この生きる時間の濃度をあげることが、自分たちの幸せにつながる。

誰もが『いい時間』を過ごすことを望む。であるならば、仕事の価値は「いい時間を作ること」なんじゃないかな、って思うのだ。僕らは選んだ時間に対してお金を払う。と考えるとすごいシンプルだ。

だから、自分がやってる仕事に対していつでもこう問いたい。

「いい時間、作っていますか?」

って。まあ、急にこんなことを聞いてるくる人がいたら怪しすぎるけれど。

目安について。

いい時間について考えていて思ったことがある。いまこうやって六本木の『文喫』で本を読んだり文章を書いたりして何かを残そうとしている。もし、自分がインプットに使った時間が自分の中に蓄積されていなくて、他の人にとって何もいい影響がなければなんとも虚しい。この時間は何だったのだろう、と。

例えば、こうして書く記事に1時間以上かかったとする。そしたら、これを価値ある時間にしたいならば、誰かに読まれる総時間が1時間以上になるように意識をするのだ。これはただの目安でしかないのだけど、自分が使った以上の時間を誰かが使ってくれたら、なんだか世の中に貢献したように思えるんじゃないかな。最近はこんな「目安」を持ちながら生きている。


今日はこんな形で「時間」について考えてたんだけど、別に分単位に生きている人間でもないし、どちらかというとかなりざっくりした方だ。予定もたくさんいれたくない派だし、先の予定はあまり決めたくない人間だ。

だからなのかはわからないし、うまい接続詞が出てこないのだけど『効率化されない時間』に惹かれる。ライブで音楽を聞いたり、誰かとホームパーティーをしたり。AIがいくら発達しようとも、椎名林檎の加爾基 精液 栗ノ花のアルバムを楽しむ時間は44分44秒であることに変わることはない。こういう、効率化されない削られない時間で、いい時間を作っていきたいのだ。


あともう1つ大切なことを忘れていた。
僕は誰かと一緒に過ごす時間を何よりも大切にしたい。

だから、どんなにいい歌を歌っても聞いてくれる人がいなければ虚しい。
だから、日々出来ることを増やすために成長をしたい。

全ては、いい時間を誰かと一緒に過ごすために。

ばいばい。またね。

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