日本は、尖閣諸島防衛のために、自衛隊を使うことはできません

日本は、国連敵国条項の対象国です。ですから、日本が、侵略の再現を行った場合、国連加盟国は、任意に日本に対して武力行使を行うことができます。

ここで、侵略の意味を確認しておきましょう。侵略とは、他国に攻め入って、領土を奪い支配することを言います。攻め入るということは、武力行使を行うということだと思います。

今、中国は、尖閣諸島は、中国の領土だと主張しています。ですから、中国の中では、尖閣諸島は中国の領土ということになっています。

ここで、日本が、尖閣諸島防衛のために、自衛隊を使えば、中国からすれば、日本に攻め入られ、領土を奪われ、支配されたという解釈になります。つまり、中国は、日本から侵略されたという解釈をすることができるのです。

そこで、中国は、日本に対し、国連敵国条項を適用して、安保理の決議を経ずに、任意の武力行使を行ってくるでしょう。そして、その中国による武力行使は、誰も制止することができません。中国が日本に武力行使すれば、日本は中国に占領され、日本は滅亡するでしょう。日本は中国の領土となるでしょう。

このような事情があるため、日本は、尖閣諸島防衛のために、自衛隊を使うことはできないのです。もし、使えば、日本滅亡です。

中国に限らず、日本は、どの外国に対しても、武力行使を行うことはできません。それは、先ほど述べたように、日本が国連敵国条項の対象国だからです。日本が外国に武力行使すれば、それは、侵略行為と解釈され、国連加盟国による任意の武力行使を受けることになるでしょう。そうなれば、日本は滅亡です。

ですから、自衛隊は、本当に要らないのです。自衛隊は武装解除して、災害救助隊に再編すべきだと私は考えています。

ちなみに、日本が竹島を韓国から自衛隊を用いて奪還しない理由も、これだと思います。韓国は、竹島を韓国の領土だと思っています。これを、日本が竹島防衛のために、自衛隊を使って領土奪還すれば、それは、韓国からすれば、日本から侵略された形になるため、韓国は日本に対し、国連敵国条項を適用して、安保理の決議を経ずに、任意の武力行使を行ってくるでしょう。そうなれば、日本は滅亡です。だから、日本は竹島を韓国から自衛隊を用いて奪還しないのだと思います。

日本の領土に対する私の考えをここに示しておきたいと思います。日本の領土は、北海道、本州、四国、九州の4島だけです。これは、ポツダム宣言の中に規定された日本の領土をもとに考えています。サンフランシスコ講和条約は、片面講和だったため、中国もロシアも、日本の領土が北海道、本州、四国、九州だけだと思っているとしてもおかしくありません。

ですから、日本は、北海道、本州、四国、九州を除く島が、外国から領有権を主張された場合には、日本は、外国の主張に対して譲歩し、外国による領有権を認めなければならない、と、私は考えています。

ですから、尖閣諸島は、中国の領土である、というのが私の立場です。

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