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科学小説「月からの手紙」36話(最終話)

科学小説「月からの手紙」36話 (最終話) 守護者



久しく時がながれ、 月で生まれた子どもたちが

先人たちの眠る場所に 枯れることのない花をたむける。


上空のまばゆい光に気づいた子どもたちは、ロボットのほうを振り返り地球を指さした。


そこには、破壊をまぬがれてきた青い地球がまるで宇宙の奇跡のように浮かんでいた。



太古より月に見守られてきた地球は、ようやく人類が守るべき星になったのである。





                       「月からの手紙」完










                  


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