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『ゴジラ-1.0』を観た海外の人々の反応

ネタバレになります。映画を未見の方はご注意!







私はこの映画で初めて、戦後の機雷掃海作業を知りました。
銀座の街並みやラジオの上に置かれた電圧調整器など、細かい部分まで丁寧に作られた作品という印象です。この映画をきっかけに、戦争や戦争直後の歴史に改めて関心を向けた人も多かったのではないでしょうか。


さて、映画館以外でも配信やディスクで『ゴジラ-1.0』が観られるようになり、より多くの人がこの作品を楽しめるようになりました。(それでも、大きなスクリーンで鑑賞可能な機会があれば、ぜひ映画館で体験されることをおすすめします)

海外の人々の反応もYouTubeに多数アップされていますね。

例えば…こちらはインドネシアのゴジラファンのかたのようで、東南アジア地域ではなぜか『ゴジラ-1.0』劇場公開されなかったのでイライラしていたが、ようやく今回観ることができたそうです。その反応は?

 典子が銀座に勤めに出るという会話のあるあたりで、外からの陽ざしが、ふすまに窓の影を映しているシーンがとても美しいのですが、彼もそれを指摘していました。
                          

吹き替えよりも字幕で鑑賞している人が多いようです。
サイモン・ペッグさんも字幕での鑑賞をすすめていました。
(シネマトゥデイ)


上に挙げた例以外にもいろいろ見てみましたが、かなり共通していたのは

● 思ったより早いゴジラの登場に最初の驚き。

● ゴジラが人間をパクっとやるシーンで2度目の驚き。

● (機雷でやられた)ゴジラの口のあたりがすぐに再生してしまうことに驚愕!

● 秋津艇長の「こりゃいくらなんでも無理だ」に笑い。

● 高雄が熱線で破壊されると、驚き+半絶望感。ゴジラ映画を見慣れている人は青い光が海を染め出すと「くるぞくるぞ」という感じ。

● 敷島の「明子、俺はお前の父ちゃんじゃないぞ」のシーンで「そんなこと言っちゃだめだ~」というような反応。

● 敷島の心の痛手にかなりの共感(PTSDへの理解も)。

● 銀座でゴジラの背びれが変形し熱線をはくシーンには誰もが衝撃!

● 典子が吹き飛ばされるシーンではみなさん「ノー!ノー!」まさかそんなことになるとは、という反応。ものすごいショックを受けている人も。

● 黒い雨(放射性降下物)のシーン、すすなどを含んだ雨だと思われているらしい。

● 銀座のシーン以降、沈痛な面持ちに。

● 橘による説明で、映らなかった説明部分が、きっと射出座席のことだと予想する人も。まれにドイツ語が読める人も。

● 野田の「今度の戦いは死ぬための戦いじゃない! 未来を生きるための戦いなんです!」
 秋津艇長の「小僧!戦争に行ってないってのはなぁ…とても幸せなことなんだぞ」

  この2か所、かなり肯定的な反応が。

● 明子の演技がとても好評。

● 電報のシーンで、もしや典子が生きていたのではと感づく人も。

● ゴジラのテーマ曲がかかると、待ってましたという感じの反応。

● パラシュートが展開するところで「よっしゃー!」的な歓喜の反応が。

● 橘の「生きろ!」でぐっと感動。

● 病院の階段を駆け上がるシーンで、誰もが典子の生還に気づく。
  信じられないという反応の人も多い(そりゃそうです)そして涙。

● 典子の首筋の「あざ」に「何アレ?」という人もいれば、気づかない人も。ゴジラから何か感染したんじゃ?という人も(いい線いってる)。

● アカデミー賞にふさしい作品、音楽や音響デザインもいい、ストーリーがみごと、感情がゆさぶられる、映画館の大きなスクリーンで見るべき作品などの感想も。


いろいろな人のリアクション、見ていて興味深くけっこう面白いです。

ところで、こうしたリアクション動画で使われている映像・音声の著作権ってどのような扱いなのでしょう? フェアユースと見なされるケースなのかどうか、微妙な点があるかもしれません。画質やサイズを落としたり、重要シーンが多く含まれないよう配慮しているようですが、これはどうかな?というような例もありました。

参考




ここまでお読みいただき、どうもありがとうございます!

本文とは直接関係ありませんが、『ゴジラ-1.0』のリアクション動画を見ていた時にたまたま見つけたのがこちらです。
2015年、イリノイ州パークリッジのピックウィックシアターでの演奏、
哀愁を感じさせる部分もあり、たいへん素晴らしいです!


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