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虫の知らせ

2024.6.15(土)
今週明けの水曜。
左の首のリンパ節のあたりが痛みだして、耳鼻科へ行ってきました。
小さな町のクリニックなので、大きな検査設備はなかったので、先生の問診や触診のみ。
シコリがあるわけではないらしいので、ホッとして抗生物質を処方してもらった。
とりあえず5日分。
お薬がなくなって痛みがひかないなら、また受診するようにとのことで帰宅。

それから週末になり、就寝前にWEBメールを確認すると……………
2016年ごろから連絡が途絶えていた兄からメールが2通届いてました。

慌てて開いたら、特に要件という内容もなかったので、疲れていて明日に返信しようと休んでしまいました。
翌日も、忙しくしていて返信をするのが夕方になりゆっくり返信。
その後、また兄からメールが届いて何年振り?8年振りくらいでメールのやり取りができました。嬉しい気持ちと、反面私自身の体調不安があったので、複雑な思いで兄に返信をしていました。
その途中、兄の返信がはやくて追いつけずにいて、私が時間がかかりながらのメール下書き途中に兄が私からの返信が途絶えたと勘違いして、連絡が一時「今までありがとう」というメールを最後にとれなくなりました。
驚いて、兄へ電話したところ不通。
気を取り直して誤解だということ、私が体調不良のため返信に1時間くらいかかっていることをメールに書いて送りました。

そうこうしていたら、日付も変わり…
あとは、兄からの連絡を待とうと思い休もうかと思っていたら、兄から連絡がきました。
そのメールを読み愕然としました。

なぜなら、兄はステージ4の口腔癌であることが書かれていたからです。
ショックで、涙が止まりませんでした。
部位は、左の口の中に腫瘍があるのと、併せて左の首リンパもセットで腫れているということ。ずっと口内炎だと思い、放置していたそう。だんだん治らず痛みも増して、口内炎が大きくなって県立病院で診てもらったところ、精密検査、PET CT、MRI、胃カメラで検査を5月頃してもらい、悪性腫瘍だと医師から告知されたとのこと。5月に検査、6月に検査説明、今後の治療について診察が2、3回ほどして手術を田舎でするか、東京に転院して治療するかを打診されたそう。
兄は独身ですが、田舎の医療機関では口腔癌というのは癌のなかでも1割ぐらいなため、手術ができる専門の医師が1人しかいないそうで、予約するとしたらまた時間もかかるとのこと。別の選択肢として可能であれば、金銭的な面や環境の変化にたいおできるならば、東京の病院なら即紹介すればはやめの手術が可能であることや医師も多く安心して早期治療や手術が可能だということ。それを聞いて、兄は一刻も早い手術を希望していたため、東京での治療を希望して紹介状を出してもらい6月19日に某病院へ診察予定だということを説明されました。

私も先日からシクシク痛みがあった左の首のリンパ部分、同じ場所が腫れていたという事実。

これが虫の知らせなのかと、本当に驚きました。直ぐに再度兄へ電話したところ、折り返し兄から電話がきて、久しぶりに声が聴けました。

兄の声を聞いたのも10年振りかな。
涙が止まらず、私の近況報告をして、兄の現在の状況確認もして、1時間ほど話してたかもしれません。
今後のこと、来週こちらの病院へ紹介になり上京するそうで私が付き添うことを約束。
通院、入院、術後の通院まで、私しか身内で動ける人も居ないので、兄が見知らぬ土地での治療になるので、なるべく不安がないように、
兄が退院して最後までサポートする旨を伝えました。
そのことを聞くと、兄はとても安心したようで来週再会するのを楽しみに電話を切り、私も電波が悪かったため外で話していたので帰宅して帰ると深夜1時過ぎていて、それから床につきました。

2012年にも同じ状況で、母が癌治療で同じ病院で治療するため私が付き添いサポートを兄と一緒にしたことがあり、また同じ病院で今度は兄の付き添いになり、皮肉な運命を感じましたが、なんとか無事に乗り切ってほしいなと祈るばかりです。