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#30 目玉焼きとドライブスルーとSDGs

多分、朝食の目玉やき。醤油をかけてごはんにかけて食っただけだったけどうまかった。ただそれだけ。
いつの話か?
大学時代に自転車旅行したとき、以来、朝食の卵かけご飯は、めだまやき、になっている。ごはんに乗せる。醤油かける。単純。生卵ではない。

夏でくそ暑かった。大学生で人生に迷って?自転車で山陰を走る。貧乏旅行で2万円ほどもって山陰から九州別府・四国の瀬戸内沿岸・淡路島の海岸線。国道9号線は車も少ない。寝泊まりは砂浜に簡易テント。日本海の海が美しい。

たまに泊まった公営宿舎の朝ごはんだったような気がする。すこしキャベツものってなような。

腹が減るとなんでもうまい。今は腹が減ってないのに時間で食うから、食に意識が低下する。しかも食い物は何でもある。不自然な食い方ではないか。贅沢な食事とは、腹が減ったときの食事である。

へんな味付けしてないやつがいい。個人的にカップラーメンはあとで気分悪くなりやすい。かといって、どこかのラーメン屋に行くわけでもなく、普通のインスタントラーメンに野菜入れた方が体になじむ。

ファストフードもコンビニのおにぎりも基本買わない。

#23でドライブスルーはなんか堕落してしまうような事を話し合ったけど。それに近い。

なんでも枯渇したときにはじめてうまいと思う。この「めだまやき」いらい、それほどうまいとおもった食事ははないかもしれない。白菜の漬物、なすびの辛子漬け、大根菜っ葉の漬物など、子ども時代の食い物がうまかった記憶。自分で納得できるほどのうまいものが作れるわけではない。なんとなれば、スーパーで総菜が買える。一人暮らしはそのほうが経済的だ。

希少なものは価値がある。民間のふつうの食い物が最近はなくなってきた。。鯖やさんまを炭焼きする。そんな時間あるわけない。うまい「食い物」の条件はは手間暇と時間と空腹、それに良き話し相手。

食事が生きるためというより、日常の経済活動の一部になって、知らぬ間に、おいしい、という感覚がうすれてきてないか?食ってうまいと思うのは、腹減らすしかない。そういう状態をつくることに価値を置く時代になった。枯渇が希少な時代なのだ。

あふれる食材をみて飼育されてる人間にはなりなくないと思うけど、いつしか、うまく管理されているんだろう。そういえば、宮沢君とはSDGsの絡みでであったけど、かれはのうまいものはなんだろうか。最近の若者だとファストフードってなるんだろうか。そうだとしたらドライブスルーは正統性をもつんだろう。


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