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#37 居心地のいい部屋は実現しない

いまの居場所は、写真のごとく広い部屋の家族が行き来するところに机を置き、コンポとピアノと洗濯物と薬と鞄と衣類が居場所を放浪している状況である。子どもの声も聞こえ家族の日常会話が考えの邪魔にもなる。雑然としている。だまされてはいけない、この写真はあくまでモデルなのだ。

理想はこうだ。ブルックナーをながしつつ時にピアノと楽譜で音階を確認し、本を参考に資料をつくり、キッチンでお茶を入れてコーヒーもいれてつまみ食いしつつ勉強する。資料はあちこちにあるけど、散乱もしてない状態で、しかもほぼありかがわかり、そのままにしても一向にいやな気分にならい。眠くなるとソファかベッドがありそこで午睡しつつまた、机に戻る。時間もきにしない。

あくまで個人的な感想だが、都心のホテルにとまると、狭いけど手に取る範囲でなんでもある。宿泊して寝てだらけるには超居心地がよい時がある。日頃がいそがしいから、なおさらだらけたくなる。とにかくコンパクトだからだろう。第一に使用目的が明確である。

似たようなものが、車の運転席。新幹線や飛行機の座席。

すなわち、今の居場所は学習には適さない。もちろんそれでも学習できるひとはいるだろうが、自分は静寂型である。音に敏感。

今の家は孤立できる場所ではない。よって個室は自分のために必要だ。しかし、本や資料はとても小さな部屋には収まりきらない。個室をつくると家庭の在り方も考えなくてはならない。

下手すると家庭内別居になる。

広くもなく狭くもない部屋。誰も来ないし生活音は皆無が理想。

だいたい、自分で考える時間の行動を自己分析すると異様だ。机でごはんたんべつつネットで検索し、一方で洗濯機をまわし、時にお茶を入れにキッチンに移動し、きになって掃除機をかけては雑巾で床をふき、ついでに机周りを整理しつつ本をよんでは記録をとる。

おそらく一人で考える質の高い時間が必要なのだ。さて、どうする?

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