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育児日記 あんこ事件 --イヤイヤ期がはじまった

2歳と3カ月になる娘は、ここのところイヤイヤ期に拍車がかかってきたよう。先日「あ、これがイヤイヤ絶頂か! 」ということあったので、わが家の育児記録として記しておきます。

2歳になるころから、その兆候は出てきました。彼女なりの規則があって、そこから少しでもはみ出すと、No Noと主張するようになったのです。 

娘のなかの決まりごと

たとえば、朝のルーティン。まずは夫にオムツ替えを要求し、そのまま「シリアル」と言って、朝ごはんへとお誘い。牛乳とヨーグルトにシリアル2種類を混ぜたもの(2種類が鉄則!)。さらに、彼女のいう「カナダ(=メープルシロップ)」を追加して食べます。1日のスタートは基本、毎日このくり返しです。

夜、寝るときにベッドへ持っていくものも決まっています。水、ノンタンの本シリーズ、大好きなベビーサインのDVDシリーズ、コストコのチラシに、ピザの空き箱などなど。なぜこんなものも⁉︎ というもの多々あり。ちょいちょい忘れることもありますが、欠けていることに気づくとあら大変。下の階に探しに来て大慌て。なんて具合です。

洋服のこだわりもはじまりました。パジャマは着たがらず、お決まりの下着のみで就寝。その日の服も、自分で選ぶことが多くなりました。外へ行くのにも、日によってこだわりが。ニューバランスの靴(娘はNの文字がZに見えるようでゼットと呼びます)に紫の帽子でなくてはダメなど。

そして地下室へと続く階段は、スライドしながら降りないと気が済まないようで、夫にも私にも、座りながら降るようお願いしてきます。どうしてなのかはわかりません。でも、なるべく意思を尊重するようにしています。

そして事件は起こった

さて、そんなある日。家族3人で食後にいちご大福を食べていたときのことです。いちごとあんこが好きな娘。さっそく小さめに切ったいちごとあんこをパクパク。お餅の皮の部分はどうかなぁ、と思ってさらに小さく小さくちぎっておきました。するとやはり、あまり興味のない様子。

しばらくしても食べないかなぁと思って「お母さん、食べようかな」と、ひとかけらを私の口へ。すると、娘の表情がみるみるうちに豹変。真っ赤になって「あんこーーー!」と雄叫びをあげました。さらには、私の口の中に手をつっこみ、「あんこ、あんこ、あんこ」と連呼。ひゃー、これは大変なことをしちまった、と大後悔。食べてはいけないものだった。夫と苦笑いし合うも、その興奮はおさまらず。「失礼しました」と、冷蔵庫に残っていたあんこを取り分けるもの、「それではない、お母さんの口に入れたそのあんこが食べたかったのだ、あとからそれは食べるつもりだったのだ」と言わんばかりに拒否。

どうにかその場を取り繕ったものの、ぐずりは続きます。手を洗おうとするもうまくいかずに泣き、私がマウスウォッシュで口をすすいでいると、その青い液体が見たかったと泣き……。何から何まで気に食わず泣き続ける。本人も、感情のコントロールができずに辛そうです。うおー、これがイヤイヤ最高潮なのか⁉︎ と感じずにはいられませんでした。

そのあと、お昼寝のためベッドに連れていくとコテンと就寝。いつもは寝るまでに少し時間がかかるのに……。相当体力を使っていたんだなぁとしみじみ。その後、起きてから、残った大福をモグモグ。寝て気持ちも切り替わったよう。

成長の証と試される忍耐

それにしても、ものすごい感情の入りようで、驚いた出来事でした。どこかでスイッチが入るとこうなるんだなぁ。でもなにより、娘の成長していく姿を目の当たりにして涙すら出そうになりました。って、その状況にいたときは「どうしたらいいの⁉︎」なんてワタワタしていましたが。一年前には歩くこともままならなかったのに、ここまで表現できるようになったのか。

娘がどうしたいのかわからないことも多くて、忍耐も学びつつあります。この「あんこ事件」以来、たびたびこのようなぐずりを体験しています。でも、何かきっと彼女なりの理由があるはず。娘には「これ食べる?」「どうする? やってみる?」「これ、やってもらってもいいかな」などと積極的に声をかけてコミュにコーションをとるようにしています。

このところ、お願いすることに、照明やテレビのスイッチのオンオフも加わりました(勝手に消そうものなら血相変えてやってきます)。こうして「できた!」の笑顔も増えていくんだな。「イヤイヤ期」ははじまったばかり。これからもきっと戸惑うことは山ほどある。一緒に泣き笑いしながらマイペースにやっていこうと思います。

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