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【質問回答】異性が苦手だけど、結婚がしてみたい

質問回答をできるだけ速いスピードでこなしていきたいと思っております。なぜなら、回答をアップするたびにまたありがたいことにご質問をいただくので、競争のようになっているからなのです。残り100件ほどですが、がんばって全回答を目指します。非常に燃える目標です!

このご質問で、質問者様は男女の関係について限界を乗り越えるということを、=結婚することだと考えておられますよね。私はこれらを別々のことだと思います。

それから、人間関係を真に築き精神的に自立するというのもとても良い目標だと思うのですが、これは本当に”結婚でのみなし得ること”なのでしょうか。これもまた、結婚とは別々のことだと思うのです。

ですから今の質問者さまの望みとして、

男女関係への苦手意識を克服する
人間関係を真に築き精神的に自立する
結婚をする

という3つの目標があるように思います。まずはこれらのことを、別個のことだと考えてみることが、頭の整理につながるのだと思います。

男女関係について考えたときに、多くの人が”結婚”というものを究極のゴールだと考えがちです。しかし、それはひとつの近代的な洗脳だということができます。

私たちは何万年も生き抜いてきた生物種です。人間には男と女の2つの性があって、これは自然の一部であり、それぞれが生き物としての役割を担ったとても神秘的なものです。そして、この2つの性の性差というのは、互いをリスペクトするハートや、高め合い補い合うための愛情や、身体を通した性愛などにより、言葉では表現することのできない素晴らしいハーモニーを奏でるものです。

これが、”結婚”という、国が設けていて、お役所に申し出て利用することのできる制度によって味わうことができるものではないのですね。

まずは、異性への苦手意識の克服を目指すならば、結婚を目標にしていてはちぐはぐになってしまいます。結婚の制度など度外視して、異性との交流を含めたさまざまなことを、本能のままにエンジョイするほうがよいのです。

結婚のみを目標として異性関係への苦手意識を克服するというのは、大変困難なことです。これはまさに、人生最後に住むであろう土地にしか住みたくないが、世界をたくさん見ることができていないという問題を同時に解決したい、と言っているようなものなのです。苦手意識の克服のためならば、結婚という条件を前面に出して異性を求めるよりも、異性を見る目を育てるためにも、どんな方法でもいいので、まずは異性との性の違いを楽しんでみるとよいですよ。

人間関係を真に築き精神的に自立する、これもまた、結婚により叶うことではなく、ちょうどそれとは逆に、これを叶えている人こそが、結婚生活というものを得も言われぬ素晴らしいものに育てることができるのだと思いますよ。質問者さまは、ご自分の自由な活動を楽しんでおられるということですので、きっとお仕事もされていることでしょうし、精神的な自立のある方だと思います。だから、周囲の人との関係を大切にすることを続けていくことで真の人間関係を築くことを目指せるのではないでしょうか。また、それにより、質問者さまには男女関係や結婚などを楽しむ準備があるのだと考えてみてはいかがでしょうか。

さて、そして結婚するという目標ですが、これは私は、運に任せるのが一番だと思うんです。「おい運よ、お前に任せたからな。頼んだからな。私がなんとかしようとするのはやめるからな。よろしく!」とバトンタッチして、これについて自分でなんとかしようとするのを思いっきり手放してみてください。運でもいいし、神さまと考えてもいいですよ。

だってどうせ、運を手繰り寄せるって、どうやってやるのかわかりませんよね。これは本当に御縁ですから、”縁の動かし方”なるものがわからない私たちは、この手綱を自分で引こうとするのをやめて、こちらが運に対してオープンになる方がよいのです。矛盾しているようですが、そのほうが御縁のあるかたとふっと出会う道幅を広げてくれますよ。

では何をしたら良いのだろうと思ってしまいますよね。
質問者さまが結婚というものにこだわってしまう理由を、ご自分なりに探ってみてください。もしもこの世に結婚制度がなかったのなら、生物である質問者さまは、異性とどんな風に過ごし、どんな関係を築きたいですか。
それを達成するのに、なぜ結婚が必要だと思うのでしょうか。
まずはひとえに、それを楽しもうとするだけで良いのですよ。その中に、御縁がある方があれば、こちらが嫌でもくっつくようになっているのです。

もちろん私は、結婚というものを軽視しているわけではありません。
結婚というのは、ひとつのけじめであり、覚悟です。この人と愛を持って生きるのだという、自分と、周囲の人達と、それから社会への宣言です。
これを一緒にやっていこうと決めるのって、ものすごく大きなことですよね。だからこそ私たちは、愛の大きさをこの結婚というものの有無で量りたくなってしまうのです。でも、生物として男女間の慈しみを味わうことと、社会的に異性との関係を保ち育てることというのは別のことなんですね。
それを頭においておくと、良いのだと思いますよ。

あなたなりに、性の喜びを味わってください。
一緒に暮らすことだって、愛し合うことだって、結婚制度を利用せずとも味わえることです。そこでもし、自分たちの関係を社会的なものとして責任を持って扱おう、という合意が生まれたのなら、それをまた一緒にやってみればいいのです。

あなたはまず哺乳類です。そのうえで、社会的な生物でもあります。あなたの性の神秘と、社会生活を愛を持って乗り切っていくこととをまったく同じこととして見ずに、自分がまずはどの部分で何を満たしていきたいのかをゆっくり慎重に気楽に、感じ取ってみてください。まずは恋の喜びがほしいのかもしれない。まずはセクシャルなことが楽しみたいのかもしれない。そのために、あまり正解を気にせずに遠慮なく、動いてみましょう。

すると、自ずと何かが動き出すことと思いますよ。自分に正直になりながら、ルンルンで取り組んでみてね。

それではまたね。



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