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941/1096【読む癒やし】自分をちっぽけだと思ったときに【質問回答】自由時間になにをするのもしっくりこない…

吾輩は怠け者である。しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で941日。
※この毎日投稿では、まず初めに「怠け者が『毎日投稿』に挑戦する」にあたって、日々の心境の変化をレポートしています。そのあと点線の下から「本日の話題」が入っているので、レポートを読みたくないお方は、点線まで飛ばしておくんなましね。

941日目。意識を事務処理的な方向に使うと、それはそれで楽しい。その間自分は『飛んできたボールをキャッチして投げ返す』というどこからでも来い的な外野の構えとなる。

そのため、それと同時に『基本は周囲に意識を向けずに内側に集中して球を繰り出す』というピッチャーの構えで創造的な方向に使うのが難しくなる。なので、事務的なことをしながらブログを書くのが難しい。

逆に言えば今このとき、わたしは事務処理に気を向けられない。向けると執筆が止まってしまう。息を吸いながら吐けないのと同じような感じがする。

車の運転をしながら歌うことができるように、人間は同時に複数のことをこなすことができるが、実際には短時間ずつひとつに集中している。あるいは、複数こなすのなら、もう意識しなくてもやれるほど慣れていることである必要がある。意識してやるのは瞬間瞬間ではひとつだけだからだ。

毎日の執筆作業で、自分が創作をするためにはどんな環境が必要なのか、そのときの自分の意識はどんな状態なのか、などについて毎日観察することができる。これは膨大な情報と、良い習慣や学びをくれた。
三年経ったあとの人生にそれらが生かされるのが楽しみなことのひとつだ。

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自分をちっぽけだと思ったときに

わたしがいなくなっても、世界にとってはなんの問題もありません。他の人の世界にとってはね。その人の世界は続き、社会はなんの問題もなく回っていきます。それはわたしがちっぽけな人間だから、ではありません。

わたしのようにちっぽけな者だって、孫正義氏だってBTSのメンバーだってどこかの大統領だって貴族だって同じです。彼らが死んでも、何事もなかったかのように世界は回っていきます。

けれどもわたしが死ぬと、わたしにとってはわたしの宇宙ひとつが消えてしまうという一大事です。わたしは、わたし特有のものの見方でもって世界を観ているわけですが、それが消えてしまいます。

わたしにとっての「他の人と自分との違い」はここにあります。
大変大きな違いです。わたしが死んでも他の人は誰も死にませんが、わたしが死ぬとわたしは死ぬのです。すごい差です。

だからね、ひとりひとりの人にとって、自分を大切にするのが最優先なのは自然なことです。わたしたちの身体の目的は、生き延びることです。身体と余計なものなく自然に調和したとき、「ああ、自分のことが大事なのって、そりゃそうだね。至極当然なことだ」という、シンプルすぎて簡単すぎて当たり前過ぎて、普段見逃していることを思い出します。

これをいつも覚えていることは、自分のことを大切にしたい自分を責めずに自分に寛容になるのにも、他者もそういう個体であることに寛容になるのにも、最もよい方法です。その実感こそが、そのまま許しになるのですよね。

あなたの存在の歴史はどこから始まっているのでしょうか。産まれ落ちたときでしょうか。いいえ、その前にお母さんのお腹の中にいましたよね。では、妊娠時でしょうか。いいえ、その前にあなたの身体の一部は精子と卵子に分かれて存在していましたよね。ではその精子や卵子が作られたときでしょうか。いいえ、その遺伝情報はお父さんとお母さんの身体にすでに備わっていましたよね。では、お父さんとお母さんの身体が産まれ落ちたときでしょうか。いいえ、同じですね、彼らの遺伝情報はその両親、つまりあなたの祖父祖母に備わっていました。

こうして追っていくと、あなたの存在の始まりは生命の起源にまで迫ってきます。生命の起源に、最初の生物が出てきたところに行き着きますよね。
けれども、その生物が出てくるとき、それを構成する成分はすでに宇宙にありました。それらがそこにあったのは、宇宙が生まれたあとの歴史があってのことです。

その歴史をたどると、その成分が存在し、それが最初の生命体をつくり、やがて分裂し進化して、悠久の時を経てそのプロセスは絶え間なく進んで、あなたが発生しました。あなたの歴史は宇宙の歴史です。宇宙の歴史は、あなたを存在させる歴史でもあります。

あなたは宇宙の運命であり、宇宙の企みであり、自然というシステムの生み出した創造物です。あなたが存在することを、宇宙は避けられなかった。宇宙というのは元々あなたを含んでいたのです。

このことに思いを馳せてみてください。星空を見ながらね。
あるいは、どこからともなく吹いてくる風に当たりながら。
ここはあなたの居場所です。あなたがなんと評価しようとも、あなたは地球に生まれるべくして生まれた存在。あなたが思っているよりもずっと、神秘的な存在なのです。

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自由な時間を自由に使ってなにかをしようというときなのに、わたしたちってついつい選択肢に『仕事』『ボランティア』『資格をとる』など、”役に立ちそうなこと”という規制をかけてしまいますよね。

けれども、本来はそういうことって結果でしかないのです。
せっかく社会や世間と関わりたいと思ったのであれば、それを楽しみたいですよね。だとしたら、まずは楽しむほうが先だと思いますよ。

たとえば友達と会う、久しぶりに同窓会に行ってみる、ずっと気になっていた趣味を始めてみる、など…

そこから、友達に紹介されたお仕事をやりたくなる、趣味のために通ったお店を手伝いを始める、その趣味を通して新たな人脈が出てくる、というような、自分の気持ちが自然と乗っていく社会との関わりが流れ込んできます。

嫌々関わっていることではなく、楽しいところに良い流れがやってくるのです。そこから結果的に、自分や社会に無理なく役立っているという形になるのですね。するとその活動は、実りの多いものとなりますよ。

もしもお金を稼ぐと決めているのなら仕事をすればいいのです。でもそうでないのだとしたら、はじめから「やるべきだと思われること」の中から選ぼうとするとしっくりきませんよね。

自分の中の”乗り気になる”感覚を、道標にしてみて。もしかしたら官能小説を読むことかもしれないし、もしかしたらスイーツを手作りしてインスタに載せることかもしれないし、メイクにこだわってみることかもしれない。まずは楽しんで、そこから気分の変化を観察してみると良いと思います。

そこからいつでもフィレッシュに気持ちの乗るほうを見直すところに立ち返って、気になるほうを辿っていけばいいのです。このことを、どれだけシンプルに余計なものなく実践できるか。それ自体がチャレンジですね。

さて、今日はここまで。

それではまた、明日ね。

【秘行の初級・中級コースは満席となりました!】
※次回の開催をお楽しみに。


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