見出し画像

1004/1096 あなたの埋蔵金の見つけ方

吾輩は怠け者である。しかしこの怠け者は、毎日何かを継続できる自分になりたいと夢見てしまった。夢見てしまったからには、己の夢を叶えようと決めた。3年間・1096日の毎日投稿を自分に誓って、今日で1004日。
※本題の前に、まずは怠け者が『毎日投稿』に挑戦するにあたっての日々の心境をレポートしています。その下の点線以下が本日の話題です

1004日目。煉獄疲労がすごいことになってしまっている。毎日毎日涙が出て、かなり体力を消費してしまっている。煉獄さん、煉獄さん…

こう見えて(?)わたしは、これまでどれだけアニメや本や漫画や映画や有名人にハマったとしても、ここまでそこに登場するキャラクターたちを好きになったことがない。いちばん好きだったのは、進撃の巨人のリヴァイ兵長と、ロッキーと、タイタニックのジャック・ドーソンと、ミッション・インポッシブルのイーサン・ハントと、ダニエル・クレイグの演じる007のジェームズ・ボンドと、ファイト・クラブのタイラー・ダーデンと、アイアンマンのトニー・スタークと、…挙げたらキリがないけれど、でも鬼滅の刃には、身も心もぜんぶもっていかれてしまった。

鬼滅の刃は、善良だ。善良さが、誠心誠意実直さがすごい。ここまでってすごい。善良なものはきっと、罪を憎んで人を憎まない。わたしは鬼たちの罪は許せないのだけれど、鬼舞辻無惨ですら憎むことができない。哀れでたまらない。本当に世界中に知れ渡ってほしい作品だ。

煉獄さん、、言葉がないよ、、、人がひとり生きていること、人がひとり死ぬことって、宇宙ひとつ分の大きさのものが生まれ消えることだと改めて思った。前夫の祖父ががんを患って亡くなったとき、当時の義母が言っていた。あんなに衰弱してからでも、亡くなるまではとても時間がかかった。本当に死んでしまうまで、粘りに粘った。人が死ぬということは、すごいことだ。命が消えるって、本当に大変なことだと。

煉獄さんの死は、たとえ架空のことだと言えどもすごい衝撃だった。ひとつの生命体が生きているって、それがこの世を卒業するって、とてつもないことだ。ひとつ分の命ってすんっっげえ、すんっっごい、強烈なものだ。どんな人の、命だろうとも。

わたしたちは、みんな大事だ。理由は、生きているからだ。みんな、すげえよ!!!生きているのだもの!!!ああ、こういう気持ちを、自分なりに毎日に活かそう。ひとつひとつの記事、ひとつひとつの小さな選択に。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日は連載や1000日記念や、1000日にはなにがなんでもたどり着くぞという気合や、その他のいろいろが重なって疲れが出た?ようで、今日はでくのぼうです。一日中眠たくて、目を開いていられません。

なのでここはもう、『忍法・頭に流れてきたことをそのまま記すの術』を発動して執筆したいと思います。い、いくぜ…!!

🌿

人にはみんな、隠したいところがありますよね。それはたいていダメなところで、良いところを隠したい人というのはあまりいません。

何度か書いていますが、わたしには隠したいところがたくさんありました。まず第一になによりも、あがり症なことを隠したいと思っていました。とにかく自分にとって、そのあがっている姿を見られることが、なによりも強く恥認定としていることでした。あばば…!!と緊張して固まっている姿を見られたら死ぬので、そういう可能性のあることをなんとかして避けながら生きていかなくてはならないと考えていました。

それから、無気力で三日坊主の怠け者ということ。やばい秘密でした。それから、恋愛に依存してしまってなにも見えなくなるところ。今で言うメンヘラであることも、周囲に知られると超絶やばいポイントだと思っていました。

ほかに、自伝に書いた過去のぜんぶを恥の塊だと思っていました。こうして以前のわたしは、隠していたいところだらけ。一人称が「俺」であることもひた隠しにしていた超やばい秘密でしたし、あとはなんだろう、エロいとかオタクとか馬鹿とかのろまとか無能とかプレッシャーに弱いとか友達がいないとか、しつこい、過集中、発達障害、がさつ、不潔、そういうことをぜーーーんぶ、隠したいこととして認定していたのです。

もうそうなったら、自分のほとんどが隠していたいことで埋まっているため、常に必死でそれらの隠れ場所を探して生きていました。人生ひとりかくれんぼと言いますか、自分に「もういいかい」と訊かれても、エターナルフォーエバーに「まーだだよ」な感覚で生きておりました。

自分で唯一、「見せたいこと」として認定していたのは、手先の器用なところでした。なにかこれを活かせないものかといつも考えていたのですね。

でも、人って本当に不思議なもので、その人の「ぜっっったいにバレたらやばい」と思っているところに、その人の魅力が詰まっているのです。

わたしはその後、当時隠したいと思っていることについて、思いつくかぎりで顔出し名前出しで公開してしまったのですが、その欠点を満載にした自伝が読まれるほどに、なぜか友だちが増え、なぜかたくさんの人と交流ができるようになり、なぜか人が集まってくださるようになり、それが仕事になり、ひた隠しにしていたころよりもずっと気楽になり、収入も増え、自由になりました。(公開は怖すぎて、出産時のように視界が狭まるほどで、死ぬかと思いましたが)

以来、関わる人や、わたしを知ってくれている人が、みんなわたしのしょうもない欠点集をすべて知っていてくださるという、不思議な人生がスタートしました。

隠していたころが、不幸だったわけではないのです。けれども、隠すことにどれだけたくさんのエネルギーを投じていたかということは、隠すのをやめてみないとわからないものです。これを解放したことで余ったエネルギーは、その後自分の気ままにやりたいことをやる力になったと思います。

だから、どうも力が湧いてこない、どうも積極性が薄い、あるいはどうにも不安定だという人の中には、「自分自身について隠していることが多い」人も少なくないのではないかと思うのです。

自分の活動が、「隠したいことを隠すため」にやっていることだと、人は疲れてしまいます。疲れるし、つまらないのです。わたしはあがり症だったため、できるだけ緊張しなくて済む仕事を選ぼうと思っていた時代がありました。そのために、選んだ仕事って、選んだ理由が理由なので、そりゃあ大したやる気なんて湧いてこないのです。パフォーマンスの質も低くもなります。早とちりやすさやらミスしやすさや忘れっぽさや不出来が露呈します。

すると今度は、別の隠し事であった「無能」が隠せなくなる。これもこれでまた非常にやばい(と思っていた)ので、では無能判定されないように、手先の器用さを生かした仕事にしようと思う。すると、そのことで有能判定されようとしてしまい、今度は別の隠し事であった「プレッシャーの弱さ」が露呈します。

こんなふうに、延々といたちごっこ。隠すことを頑張っていても、ずっと自分から逃げ続けているだけなんですね。

これをやめてみたら、自分から逃げなくて良くなってしまいました。急に気楽になって、エネルギーが余って、やりたいこともむくむくと湧いてきました。これはわたしにとって、まさに『解放』と呼ぶべき大シフトチェンジだったと思うのです。

あなたのその「隠したいこと」は、どうにもこうにも「絶対にバレたらやばい」と思えることだと思います。でもそれは、きっと改善したり消したりできないことなのです。なぜなら、そんな必要がないからです。隠すためにつくられた特徴ではないから。むしろ、あなたの魅力だからです。神さまはそんなに馬鹿じゃありません。

どこか、人生に満足できないと感じる人。
なにかこう、自分を発揮できていないと感じる人。
頑張っているのに、むくわれない虚しさを感じる人。

もしかしたらそれは、あなたのなにかを隠しているのが原因なのかも知れません。そして、意外や意外や意外や意外、その隠している側のあなたこそ、人生をパワフルにシフトチェンジしてくれる、あなたにとっての大切な鍵を握った一面なのかも知れません。

人には、「隠すためにうまれついたところ」なんてないのです。たとえそれが、あなたにとってどんなに隠すべき欠点に見えていたとしても。

もちろん何もかもをさらけ出せばいいということではないのですよね。わたしも、たとえばすべての性癖をさらしたりはしませんし、マナー違反なことをしたりしないように気をつけています。「どうも、はじめまして!ところであなたの裸が見たいです」などと言ったりはしません。笑

パーソナルなことを秘めておくことで楽しんだり、無知が原因で他者に嫌な思いをさせるようなことのないように心遣いをもつことは、隠し事とは別です。それらは、自分に不満をもたせるほうに追い込まないからです。

でもおかしいですね、わたしがひた隠しにしていた間は、ひどく怠け者であがり症でメンヘラで友だちがほとんどいなかったのに、公開してからそれらがそれぞれにいろんな経緯をたどって、そうではなくなってしまいました。

隠しているって、わたしたちにとって本当に大変なことなのです。
きっと公開するという手段を取らずとも、自分のなかで「隠さなくていいじゃないか!」と思えるのであれば、そのことはきっと終わっていくのです。

あなたには宝箱があって、それはその「隠しているところ」に隠れているのです。これがあなたの埋蔵金なのですよ。探しても見つからないのは、あなたが隠しているからです。

考えをひっくり返してみると、面白い事が起こってくるかも知れません。
ぜひとも思いを巡らせてみて、見つかったなら、いっちょかくれんぼをやめる勇気を持ってみて。不満をためた風船に、思いもよらなかった方向から矢が飛んできて、ドカンと風穴があくかもしれませんよ!

というわけで今日は、半分眠ったままの頭で書いた、「隠すために生きるのをやめてみませんか」というお誘いのシェアでございました。

それではまた、明日ね!


毎日無料で書いておりますが、お布施を送っていただくと本当に喜びます。愛と感謝の念を送りつけます。(笑)