おふとんの中からだって「冒険」はできる!!旅や移動がなかなかできないイラストレーターが、自身の【内なる子どもの感性と想像力】を発揮することで、何気ない日常の中にも「冒険」を感じるクリエイティビティは生み出せるのか!?
みなさんこんにちは、「新しい働き方LAB(以降:あたらぼ)」第3期研究員制度がついに始まりました。
今回は指定企画とは別に、「冒険」をテーマにした自主企画にも挑戦してみようかと思っております。
申し遅れました、私、冒険×イラストレーターのミッチー・ジョーンズと申します。
▶︎実験の目的と背景と想い
こんな言葉がある。
「移動距離とクリエイティビティは比例する」
白状すると、この言葉に触れる時、僕は少し落ち着かない気持ちになる。
色々な場所に行き、様々な風景や文化や人々に直に触れる経験、日常の外の体験、それらが創造性に素晴らしい作用をするということについては全くの同意であり、純粋に素晴らしいと共感し、可能であればそういった経験はした方がいいと思うし、正直したい。
しかし、
家庭の事情や健康上の理由などで奔放に旅や移動が叶わない状況に生きる人も多くいるだろうし、僕自身もそういった一人としてネバネバとした欲求不満を感じることは少なくない。
昨年(2022)にあたらぼ入って以降、実に様々な働き方をしている人に出会い、中でもとにかく国内外を問わずアクティブに移動しまくる人は多く、そんな人たちの様子に純粋で輝くような刺激を受けると同時に、心の片隅にあるザラつきにも気づいていた。
「移動距離とクリエイティビティは比例する」
では、移動距離を稼げない僕は一歩退いた創造性しか発揮できないと諦め、指を咥えたり唇を噛んだり手をこまねいたり膝を抱えたりしているしかないのか。
それは到底受け入れられるものではなく、
僕はそこに風穴を開けたいと思っている。
思えば子ども時代、今より確実に行動範囲は狭く自由になるお金だって数百円…
それでも感性の翼はどこまでも広がり、この世界のあらゆるもに感動と畏れを抱いていた。
あの頃の感覚を唯一の拠り所として。
▶︎検証したいこと
同じ景色を見て、同じ体験をしても、感じ取れるモノは人によって違いがあり、人々が素通りするものにも足を止め目を向けることができれば、部屋の片隅のプランター、道端の側溝の中にも新鮮な発見や驚きはきっとあるし、捉え方次第で日常の中にも冒険的要素は見出せるはず。
そういった意味においては、物理的な距離や体験の事実以上に大切なのは、
子どものような「感度ビンビンのセンス」と「広がるイマジネーション」!
それさえあれば決して大袈裟ではなく、おふとんの中からだって「冒険」が生まれ得る力があるのを実証してみたい。
この春から「物語」を大切にし、ファンタジーや創作を企業のブランディングに組み込んでいく提案・制作をチームで取り組み始めたこともあり、自身が創造性の柱だと信じることを外へ発信していくことで、自分の内外の変化を見ていきたいと考えている。
↓「物語」を発信していくブランディングファーム「タリナカタリ」資料
▶︎活動の概要・アウトプット
「冒険」の定義
物理的な移動や旅ができなくても「冒険」を感じるクリエイティビティは生み出せるのか。
では何をもって「冒険」とするか、辞書には以下のようにある。
これに「冒険」というワードから個人的にイメージする偏った勝手な価値観を加えて、ゆるく広義な視野でもってまずはこの実験における「冒険」を定義してみたい。
具体的には以下の項目の一つでもみたせば、それはもう「冒険」!!!
危険な香りがプンプンす…、いや、少量でも香ればOK(嗅覚大事)。
なんかファンタジーの世界っぽい。
なんかSFっぽい。
なんか失われし超古代文明っぽい。
ボーイミーツガール的な要素があってもいい。
と、とにかく、なんかロマンを感じる。
●「#毎日冒険」のタグで毎日発信
とりあえず設定が固まらないままキックオフの翌日から見切り発車で初めてみたのが「#毎日冒険」のタグ付き投稿。
(メインはTwitter。さらにfacebook、Instagramストーリーにも同じ内容を投稿)
日常のワンシーン、目についたこと、どうでもいいつぶやきなどを無理矢理にでも「冒険」に絡めて呟いてみる。
投稿のクオリティには多くを求めず、テキトー、こじつけ、寒い、なども厭わずなるべく毎日投稿することで、「ネタ探し」や「ネタ化」の感性やスキル磨きを試みる。
自身初の試みとして、新たな投稿に一つ前の投稿を常に紐づけ、いつでも誰でも過去投稿を遡りやすくしてみる。
●「#週刊冒険絵日記」のタグで週1発信
内容としては「#毎日冒険」と同じノリの投稿に描き下ろしを含むイラストを付け、週一ペースで「#週刊冒険絵日記」を投稿。
テキストのみだとどうしてもシュールに寄りすぎてしまいがちなところ、得意のイラストを添える事でエンタメ要素を強化してみる。
ギャグ系やシリアス系などバリエーション豊かに発信。
●「冒険」をテーマにした創作の発表
ある意味質より量に重きを置くことになるであろう日々のタグ付き発信とは別に、表現のクオリティにも力を入れた創作物を発表。
内容に関してはまだ全く未定だが、研究員期間中に以下の3点を完成させることを目標に。
【文章作品】挿絵付きのオリジナルショートストーリー
【漫画作品】4〜12ページくらいの短編漫画
【イラスト作品】一点もののイラスト
特に挿絵付きの創作文章作品は、実は高校生のころからいつかそういった活動もしてみたいと想い描き、学生時代に一度手作りの冊子を制作したきり、25年ぶりくらいの再挑戦になります。
▶︎裏テーマは脱力弛緩のバカバカしさ。
これは常に自分自身にも感じてきたこととして、熱意のある人、一生懸命な人、真面目な人ほど、楽しむことの大切さを頭で理解しつつも、ついつい分かりやすい「有益」さを血まなこになって追いかけてしまう。
それはもちろん決して悪い事ではなく「有益」であることの「有益さ」にはありがたく感謝しつつも、気がつけばつい有益さばかりが溢れかえっていることに正直疲れてしまうことが多いのも事実。
この自主企画では「冒険」と銘打ちつつも格好つけないバカバカしさを出して「脱力弛緩」していくことを裏テーマに置いている。
上述したアウトプットのうち「創作系」はともかく、日々の「#毎日冒険」の投稿は迷走しまくるだろうこと必至。こじつけやネタ切れや無理矢理感が既に強く、シュールに寄りすぎたり寒々しくなることも想像に難くない。それでも発信しつづけてみる「恥知らず感」を鍛えてみたい。
(みたいな言い訳を事前に置いておこっと。)
▶︎測定方法
●SNSでの反応
分かりやすいところでは、SNS発信でのいいねやコメントの変化を測定し、
「日常の中からでも自分次第でいくらでも世界は広がる、楽しめる」
「教訓めいた投稿ではなく、無理矢理なバカバカしさを楽しむ」
といったことへの共感者や楽しんでくれる人が増えていくのか、反応をみてみたい。
●自身の内面的変化
そして、数値化するのは難しいものの、一番大切にしたいのはやはり自分の中での変化と成長。
なんでもない日常からでもワクワクしたり楽しめたりするセンスを磨き、
クリエイターとしての感性やイマジネーションのさらなる広がりや深みを感じられるのか。
それを推し量るためにもオリジナルの「創作」に取り掛かる。
そして感じたことの正直な想いを報告したい。
仕事への具体的な影響があればもちろん報告する。
▶︎最後に
「本当は自分も色々なところへ旅がしたいけどそうそうできない、羨ましい。」
そこへ向けて
「移動距離とクリエイティブは比例する」という言葉。
心の片隅に生まれた微かにザワつく感情。
素通りすることもできたけど、まてまて、ザワつくってことは何か大切なものがそこに在るのでは?
そんな「羨望」と「拗ね」と「プライド」が混ぜ合わさったものを「子どもの感性」でこねくり回したらどうなるか。
それが「おふとんの中からでも冒険できる!」計画です。
とはいえ、冒頭にも書いたように旅や移動を否定するつもりは一切ないどころか大切だと思っているので、チャンスがあればもちろんおふとんから出ることもあるでしょう(←ブレブレ)。
だって出たいもの!(←子ども)。
そういった願望や想いすら無くしたら、いくらなんでも「おふとんの中から冒険」はできないのであるのだから。
▶︎関連リンク
●自己紹介note
今回の自主企画の内容にも通ずる、
【自分の中の「子どもの自分」をワクワクさせる】
という、自身が「生き方」として大切にしていることを記した自己紹介note。
イラスト作品なども幅広く紹介しています。
●新しい働き方LAB 第2期関連note
note初投稿の指定企画実験計画書。
イラストレーターである自身の特技を活かしてふんだんに挿絵を盛り込んだ、思い入れ深いnote初公開記事です。
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あたらぼ研究員【2期】に参加1ヶ月半後の驚きと感動をつづったnote。
ここから本格的に怒涛の研究員2期が始まる。
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あまりに熱烈すぎた9月定例「あたらぼクエスト」での燃え尽きのため、思うように完成できなった中間報告。
しかし完成できなかったことを含めて誇らしい経験に。
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わずか半年間で10年分くらいの密度を過ごした奇跡のような軌跡をボリュームたっぷりにつづりました。
あたらぼ研究員【2期】研究員制度最大のイベント「新しい働き方award2023」で
「アメージング★パッション賞」を受賞した最終報告書です
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