みちかぷん

ふたつ以上のやりたいことができない不器用

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最近の記事

コロナ禍と恋人

昨年、長年付き合っている恋人とは違う保健所管内に住んでいるため、コロナ禍で感染者がどちらかに多く出ている時には会わない事が普通になってしまった。 私は常に人員不足の課題を抱える仕事柄、元々休みは平均月4、5日の生活だ。 コロナ禍でどんなに閑散としていてもその状況は変わらず、副反応を想定した休みが取れないのでワクチンも打たないままになっていた。 恋人は夏にはすでに2回接種を終えていた。 少し感染者数が減ったタイミングでも私が未接種なので、念のために会わない対策をお互い合意

    • 人生の速度

      ひとりひとり、同じ時間が経っても 進み具合は全然違っているものだ。 とても当たり前の事を実感する日々。 私が彼氏と付き合っている7年と言う時間。 同じくらいの時間で出会い結婚し 妊娠し、子供を産み、さらに妊娠していたり。 その間私たちは変わらずに、会う回数は約月1回で 話す話題もほぼずっと変わっていなくて 結婚の“け”の字も出ない時間を過ごしている。 どちらがいいとか、悪いとか そんな話ではないことはわかっているけど どうしようもない自分の中の「社会の目」がある。

      • かんたんな安定剤

        イライラする、若年性更年期だろうか なんてソワソワしていたけど なんてことなかった。 恋人に会えるであろう日程が決まっただけで 毎日が突然ハッピーになりだしたので 私の頭は本当にハッピーセットだ。 私と恋人はたぶん性質が似ている。 月1回会うか会わないかで7年続いている。 車で1時間ほどの距離なら週1でも会える、し、 実際最初のセフレだと思っていた頃は 毎週会った月もいくつかあったはずだ。 (その時に毎週会わないと嫌?と聞かれて 迷惑になりたくないからいいよ

        • うらやましさのむなしさ

          職場にいるカップルのほとんど 彼氏が彼女をよく迎えに来ている。 いかんせん、私の恋人は車で1時間くらい 距離が離れた場所に住んでいるので 迎えにきてもらったことなどない。 私自身、車を持っているし、運転できる。 まぁ、迎えのあるカップルの彼女は 車を持っていないので、足といえば足だ。 そうわかっていても羨ましいのは 私がどこかでそうされたいと思っているからで “そうされたいと思っている”自分が気持ち悪い。 カップルの形や習慣はそれぞれで 比べたって仕方がないこと

        コロナ禍と恋人

          卵子を思う。

          生理が来てから何年経っただろう。 今年だけでも8個の卵子が排出されたはずだ。 32歳になってから体が変わってきた気がする。 厄年っていうのは、そういう変化がある年なんだろうか。 思えば18、19歳の頃もこんな気持ちだったような。 25歳で処女を投げ捨ててから7年。 ずっと出会い系サイトで漁って腐って 性欲満たして生きて死んでいくつもりが 奇跡的にタイプすぎる人と出会い セフレでもいいやーと会い続けてたら 付き合っていたらしく、その人が彼氏になった。 コンドームをつ

          卵子を思う。

          なにもない31歳11ヶ月

          スタッフのひとりと休憩がかぶった時に ふと聞かれたことがある。 「目標とかってないんですか?」 ない。まったく、ない。 人よりも遅く、25歳から社会に出て 同じく遅く、26歳で彼氏が出来て その間まったく目標など考えたことがなかった。 短大の専攻過程と研究過程を終えて 2年半ニート生活だった時の方が 色々な欲望があったと思う。 現代アーティストになりたかったし、 なれると思っていたけど 自ら繋がりを作って売り込まないと なれないことが分かっていった。 30歳

          なにもない31歳11ヶ月