物流業界2024年問題 国民民主党・玉木代表の「100キロ走行発言」に対して反論 玉木代表、寝言は寝てから言っていただきたい
【国民民主党・玉木代表への反論】
出演されているドライバーの発言に付け足します。
『トラックドライバーの時間外勤務労働に960時間の規制が掛かることで物流のうち3割が運べなくなるという「2024年問題」。その対策の一つとして大型トラックの80km/h規制を100km/hに緩和してはどうでしょうか。東京-大阪間が片道1時間半短縮できてもっと物が運べます。車の安全性能も高まっています。』←玉木代表の発言
現在の大型トラックの構造は、玉木さんが仰る「100キロ走行」に耐えうる構造になっておりません。
現在の大型トラックの構造で100キロを出すということは、回転数がレッドゾーンまで跳ね上がります。
回転数が常時レッドゾーンまで跳ね上がった状態で高速道路を走行するとなりますと、当然その分燃費は悪くなります(大型トラックの燃費は平均はリッター3ほどしか走りません)。
燃費が悪くなるということは、もちろんアブラ(燃料)の減りが早くなるということで、会社は経費が上乗せされます。
では仮に100キロ走行に耐えうる大型トラックを新たに作る、となると、そのトラックの購入費用は一体誰が負担するのでしょうか?
この提言をし、実際に政府がまとめ先日発表した「2024年問題に対応する政策パッケージ」なるものに「100キロ走行」の提言が加わっております。
その新たな大型トラックは政府が購入してくれるのでしょうか?
それともまたもやその大事なところは自己責任?
それとも、現状の大型トラックのままで燃費など、他の様々な問題には対応しない?
一体それについてはどうご対応されますでしょうか?
玉木さん、寝言は寝てから言っていただきたい。
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