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ナーディー・ショーダナ・プラーナーヤーマ(nadi shodhana pranayama)について③
(前回までの投稿をお読みでない場合はそちらをお読み頂くと理解が深まります。)
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ナーディー・ショーダナ・プラーナーヤーマ(nadi shodhana pranayama)について①
ナーディー・ショーダナ・プラーナーヤーマ(nadi shodhana pranayama)について②
●3つの身体(トリ・シャーラ)とは?
①ストゥーラ・シャリーラ(粗大身)
【言葉の意味】
・ストゥーラ・・「粗い、粗大な」
・シャリーラ・・「身体」
直訳すると「粗大な身体」。前回お伝えした5つの鞘(パンチャ・コーシャ)に対応していうと、一番外側のアンナ・マヤ・コーシャ(食べ物よりなる鞘)と、その内側のプラーナ・マヤ・コーシャ(プラーナよりなる鞘)に相当する。
②スークシュマ・シャリーラ(微細身)
【言葉の意味】
・スークシュマ・・「微細、霊妙」
・シャリーラ・・「身体」
直訳すると「微細な身体」。前回お伝えした5つの鞘(パンチャ・コーシャ)に対応していうと、マノー・マヤ・コーシャ(意識よりなる鞘)と、ジニャーナ・マヤ・コーシャ(知識よりなる鞘)に相当する。
③カーラナ・シャリーラ(原因身)
【言葉の意味】
・カーラナ・・「原因」
・シャリーラ・・「身体」
最も微細な、前回お伝えした5つの鞘(パンチャ・コーシャ)に対応していうと、アーナンダ・マヤ・コーシャ(歓喜よりなる鞘)に相当する。
●ナーディーが存在する場所についての異なる見解
現代においては、ナーディーが存在する場所については、前回お伝えした5つの鞘(パンチャ・コーシャ)の他にも複数の見解があるので、そのいくつかを紹介します。
・針灸医学的な視点
スシュムナーが督脈(とくみゃく)、イダーとピンガラーは膀胱経第二行にあたるというように、
①気、またはプラーナ(生命エネルギー)の流れる経路であるという点
②走向が一致している
という2点から、ナーディーと経絡を同質のものと考えることができるという意見もある。
・西洋医学的な視点
スシュムナーが脊髄神経系、イダーとピンガラーは脊髄の両側にある交感神経幹にあたり、肉体のおけるナディを神経系とみなす意見もある。
次回続きは、「ナーディー・ショーダナを行う理由について」お話しさせて頂きます。
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