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焼き物の町 波佐見でランチ&カフェへ

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少し前に訪れたこの波佐見町の桜。まだ咲き始めでしたが、再度訪れると、この一本だけ満開になっていました。

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ただ、この日は風がとにかく強すぎて、花に寄って撮ることは出来ず。枝がたなびいているのがおわかりいただけるかと(;^_^A

↑の桜の写真の上に、変な文字入れスペースが出来てしまいました(-_-;)消し方がわからなくて、また書き直すには大量になってしまったので、このままにしておきます。記事が長くなってしまったので、他の方がやられているように、目次を入れて、リンクで途中、途中に飛べるようにしようと思ったのですが、やり方がよくわからず、変なふうになってしまいました。また改めて勉強し直します(;^ω^)

ということで、今日の記事は長いです。

一足早い桜満開の話

アルブルモンドさんでランチ。

西の原「氷窯アイス こめたま」でカフェ。

西の原の話

2016年桜陶祭のときの写真

また今年に戻って、今年の西の原の写真と続きます。



この日、ちょうどこの桜の根元で草取りに励んでいる方がいらしたので、ご挨拶してお話を伺うと、この桜だけ、どうやらソメイヨシノではないようで、山桜だということでした。山桜にしては、葉っぱが出てきていなかったのですが、そういう種類の山桜もあるのかな。これだけがいつも先に咲くと云われていました。

そのお話を伺った方は、昭和一桁生まれとのことで、私の父より最低でも4才以上は上なのですが、言葉がしっかりしていて、とてもそんな年には見えませんでした。暇だからね~といって、この遊歩道になっているこの辺りの手入れをされていました。歯も奥歯は何本かないとのことでしたが、前歯はきれいで、自分の歯とのこと。父も、歯だけは全部自分の歯が自慢ですが、要介護度1で、耳も遠くなって、物忘れも酷く、会話がなかなか成立しにくくなってます(-_-;) 

波佐見辺りは、またこの辺りとは言葉が違って、方言も強く、半分は言っていることがよくわかりませんでしたが(汗)地元の方とお話することが出来て楽しいひと時でした。

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そこから少し足を伸ばしてやきもの公園へ。

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青空ともくもく雲。煙突とやきものの壁。

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その入り口にある、こちらのお店でランチをするのが目的でした。

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アルブルモンドさん。

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以前、同じく波佐見町内にある陶農レストランのシェフをされていた方が、新しくこちらに出されたお店です。陶農レストランもこちらのシェフがいらしたときにはよく出かけていたのですが、シェフが変わってから、料理の内容も変わってしまって、出掛けてなくなってしまい、最近はもっぱらこちらばかりです。

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ランチは、今日のランチのみで、スープか前菜を選び、メインは3種類から、そしてごはんか自家製フォカッチャを選択できます。そして最後のドリンクも選べます。それにデザートを付けるとプラス200円だったかな。スープと前菜もプラス200円だったかで両方つけることが出来ますが、この後、寄りたいところがあったので、前菜、フォカッチャ、メインはチキン(これも250円だったかプラスだった気がします)にデザートはなしでドリンクはコーヒーにしました。

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今までずっとごはんにしていたんですが、フォカッチャがとても美味しくて、次からはフォカッチャにしようと思いました。フォカッチャにしては、中がぎゅっとしっかりした仕上がりになってました。

前菜の野菜も美味しいし、チキンのローストは外側のカリッと香ばしさがたまりません。ソースも絶妙。

久しぶりの訪問、平日、まだ12時前だったのに店内ほぼ満席に近く、混んでいたのもうなずける美味しさでした。

その後、やきもの公園のところにあるギャラリーで波佐見焼の小鉢を買いました。気に入って使っていた器をだいぶ割ってしまっていて(;^_^A 欲しいものは色々とあったのですが、陶器祭りまで我慢します。

そして更に足を伸ばして、西の原へ。そこは、もともとは、江戸時代から続く窯元「幸山陶苑」が営む製陶所のあった場所で、2001年に閉窯したあとはそのまま放置され、閑散とした田舎の集落、となっていたところだったそうですが、今では、年間15万人が訪れる一大観光地となっている人気スポットです。東京から初めてこの西の原を訪れたとき、周りには本当に何もないようなところなのに、この一角だけ多くの人、特に若者がたくさん集まっているのが不思議でした。今でも行く度に、ここだけたくさんの車が停まっていて、平日でも人が多く、どこからこんなに人が集まってくるんだろうと思ってしまいます。県外どころか、九州以外の都道府県ナンバーもよく見かけます。

その西の原に、東京に居た頃からお世話になっている方がお店を開いています。氷窯アイス こめたま (ひょうかまアイス こめたま)さんです。

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店主の山口さんは、川棚町で川棚米卵という、鶏に与える飼料にもこだわり、自家栽培したお米や地元の魚、など生産者がわかるものを選び、配合しておられます。特に鶏にはとうもろこしは必要ないし、鶏のエサとしてのとうもろこしは適切ではない、とも云われる中、それでも、濃いオレンジ色を出す為にとうもろこしをたくさん与えているところが多いですが、それは鶏にとっては負担でしかないです。とうもろこしは遺伝子組み換えの問題もそもそもありますし。そんなとうもころしを使っていないので、黄身が白っぽい為、初めて買われる方は、この玉子、色がおかしい、とクレームになってしまうこともあるそうで、直売所で買う時に、レジの方に、この玉子、黄身が白いんですが、大丈夫ですか?と念押しされることがあります(^-^; 逆に私達は、濃いオレンジ色の玉子を見ると、あ、これはとうもろこしをだいぶ使っているねぇとあまりよい印象を持てません。味も、玉子本来の味というより、とうもろこしの味に近くなってしまう気がします。

鶏舎も平飼いの開放鶏舎になっていて、以前、川棚町で民宿をされていたときに、そこへ泊まりに行って、鶏舎と、鶏さんたちが元気に歩き回っているところを見せて頂きました。

そんな元気で安全な餌を与えられて育った鶏さんたちの玉子、我が家には欠かせない玉子になってまして、その玉子を使ったアイスクリームがいただけるのが、西の原にある「氷窯アイス こめたま」です。ガラス越しのキッチンに、氷でできた釜があり、そこでオーナーの山口さんが、注文を受けてから一つ一つ作ってくださいます。(土日祝の人が多いとき等はまたちょっと違うようです)

基本的に、冷たいものはあまり飲食しないのですが、たまーに、こめたまのアイスが食べたくなって出かけています。

この日は、以前、まだ試作段階のときに味見させてもらった「クレーマ・カタナーラ」というクレームブリュレのアイスバージョンといったところでしょうか、それを頂きました。持ち帰り用では頂いたことがあったんですが、それと店内用はまたちょっと違うようで、以前、隣の席の方がこのクレーム・カタナーラを食べられていて、とても美味しそうだったので、初めて店内で頂いてみたんです。

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クレーマ・カタナーラに甘さ控えめの硬め食感のクラッカーのようなものが添えられて、甘いクレーマ・カタナーラとよくあってました。

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更に和紅茶を頂きました。カップがまたおしゃれで、紅茶を注ぐとクローバーの形なんですが、これを飲み進んでいくと、

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はい、ハートが出現です♡

そして更に飲み進んでいくと

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底にクローバー🍀とハート💛と両方出現です。

こんなに凝ったカップになっていたなんて。ドリンクは初めて注文したので、今まで知りませんでした。可愛い!

波佐見焼として売られているようです。今度探してあったら買ってみようかな。

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外のテーブル席の脇に植えられていたお花と空を見上げて。

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クリスマスローズも咲いていました

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モンネ・ルギ・ムックはモノクロで撮ってみました。

この西の原の象徴ともいわれるカフェ・レストランであるモンネ・ルギ・ムックを開いたのは、この建物があったからここへ移住を決めたという東京出身の岡田さん。元々は、友人であった山形出身の陶芸家長瀬さんが、この地に移住し、陶芸を始められ、陶芸をしているときにちょっとコーヒーが飲みたい、ランチがしたい、そんなお店が周りにもなかったということで、友人であった岡田さんに声を掛けて、ムックが出来、そこから、どんどんお店が増え、現在に至っています。今、長瀬さんは、波佐見焼の総本山である集落「中尾山」に移られています。2016年春の中尾山を巡る桜陶祭(おうとうさい)に出かけたとき、長瀬さんも自分が作った作品を展示してその場にいらっしゃったことがあり、少しお話を伺って、写真も撮らせていただいたことがありました。あらかぶやふぐ、おこぜなど、海の生き物、鳥さんなどを再現した作品の他、独特な青の色合いが素敵だなぁという作品を展示されていて、心惹かれたのをよく覚えています。

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2016年桜陶祭での長瀬さんの展示。

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長瀬さん後ろ姿。

いわば、この西の原をつくった仕掛人ともいえるのが、その長瀬さんと、そしてモンネ・ルギ・ムックの岡田さんでしたが、岡田さんは、2018年に42歳という若さで亡くなられました。

岡田さんとは、直接の交流があったわけではなかったのですが、それまでお店にも何度か訪れて、訃報を聞いたその少し前にも友人とお店を訪れ、直接岡田さん本人ともお話しをしたばかりでしたので、訃報を聞いたときは、本当に驚きでした。

以下、2016年桜陶祭のときの写真です。(2020年桜陶祭は中止となりました。)

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陶房青さんは大人気で、人がいっぱいでした。入口の花はあけび。

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厚みがあり、割れにくいということで、レストランなどで使っているところも多いというこの器。小さくあしらわれたイラストがまた可愛らしくて、これをデザインされている方は、日本人ではなく、外国の方でした。このカレー皿も気になって迷ったのですが、小皿と豆皿を購入しました。

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菜の花と桜と、春爛漫の中の桜陶祭、楽しかったです。引っ越してきてやっと1年ちょっと経った頃で、まだ桜陶祭の存在自体知らないときに、こちらへ来て知り合ったお友達に案内してもらいました。

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以下は、今年3月19日に訪れた時の西の原の写真です。

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モンネボルトという雑貨屋さんなどが入っている建物。

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このお花、毎年ここで見ているのですが、なんというお花なんだろうと思いながら・・・小さな紫色の可愛らしいお花が集まって、蔦になって絡んで咲いています。

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もみじの新緑と赤い小さな花が咲き始めていましたが、撮った後で、あら、モノクロだったと気づいて、カラーでももう一枚。

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季節の進みは早い気がするのに、ソメイヨシノの開花はまだだった3月19日。そうだ、でも、田ノ頭のシダレ桜はもう見頃かなと前の道を通ったら、斜面に見頃を迎えている桜の木が見えた。おぉ、咲いてる、咲いてる、ちょうどいいかも~と駐車場の前まで来たら、一般開放中止、駐車禁止の文字が。個人所有の桜なので、仕方ないのかもしれません。コロナ騒動の影響がこんなところにも。

でも、久しぶりに、波佐見町で、ランチをしたり、西の原で買い物したり、お茶したり、ゆっくり堪能しました。

さて、長~くなりましたが最後までご覧頂きありがとうございます(o^―^o)

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