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フォルケホイスコーレの先生のお宅を訪ねて vol.1

ご無沙汰しております。
長い夏休みをエンジョイし、新しい学校に馴染むのに必死になっていたら、ワーキングホリデービザ終了まであと1ヶ月ほどになっていました。
これからできる限りこれまで訪れたデンマーク人のお宅の写真をシェアしていきたいと思います!

普段のデンマークでの生活は、ぜひ私のInstagramを覗いてみてください。
こちらは毎日更新しています!

今日は私が通うデンマークの国民高等学校”フォルケホイスコーレ”の先生のお宅にお邪魔したので、写真と共に少しだけご紹介したいと思います。

フォルケホイスコーレとは?

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フォルケホイスコーレとは、北欧独自の教育機関です。
フォルケホイスコーレの特徴は、試験や成績が一切ないこと、民主主義的思考を育てる場であること、知の欲求を満たす場であることです。
加えて、全寮制となっており、先生も含めた全員が共に生活することなども代表的なフォルケホイスコーレの文化です。
生徒はみな国籍関係なく国からの助成金を受けることができ、学費の一部を払うだけで入学できます。
もともとフォルケホイスコーレは、哲学者であり教育者でもあるデンマーク人のグルントヴィが「すべての人に教育を」というコンセプトのもと、主に学校に通えない農家に育った人などを対象に創設しました。
引用:一般社団法人IFAS HPより

私は、2020年1月からNordfyns højskoleに半年間在学し、今はVestjyllands højskoleに在学しています。試験も宿題も成績もなく、自由に自分の学びたいことを学べるこの環境はとても有り難く、毎日楽しく過ごしています。
この記事では詳しくは触れませんが、また別の機械にお話できればと思います。興味のある方は、ぜひ気軽にInstagramなどでご連絡ください。

先生のお宅紹介

まずフォルケホイスコーレの先生は、学校の近くに住まなくてはなりません。今回お邪魔した先生のお宅は学校から徒歩10秒。先生は、この学校でwritingを教えている作家さん。(writingの授業はデンマーク人のみ受講可)同じくデンマークで人気作家の奥様と4歳と3ヶ月のお子様の4人家族です。

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まず目に入ってきたのは床から天井まである大きな大きな本棚。
シェイクスピアから日本人作家、お子様の絵本までたくさんの本に囲まれた空間は作家であるご夫婦の本への思いが伝わってきます。

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ダイニングの照明はお馴染みルイスポールセン社のPH4/3(ポール・ヘニングセン)。大きな6人掛けのダイニングテーブルもこれ一つで柔らかな灯りに包まれる。デンマークのこの明るすぎない光の加減が私は大好きです。

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この日は私たちが住む街のイタリアンレストランのピザを先生がご馳走してくれました!北欧の人って、すごくピザ好きですよね…?よくピザを持って歩く人を見かけます。お味は、とっても美味しかったです。

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お皿もとっても可愛くてパシャリ。椅子も、お皿も、カップも、全員違う種類を使っても、どこか家主の好みという統一感があって、まとまるのはなぜでしょう。北欧の派手すぎない、飽きのこないデザインも影響しているのでしょうか。幼い頃から培われたセンスもあると思いますし、それだけ素敵なものが国に溢れているのかなとも思います。

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部屋の隅にちょっとしたくつろぎコーナーがあるのも素敵です。
きっとランプをつけてコーヒーを飲みながらのんびり本を読むんだろうな。
ソファの上にある写真はご夫婦で行ったアメリカ旅行で撮影したものだそう。思い出を飾るのも上手です。

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こちらはキッチンと小さなダイニングテーブル。
サクッと朝食などを済ませられるダイニングゆったりお食事ができる大きなダイニングがある家も北欧ではとても多いです。
またご覧の通り、カーテンは閉めません。夜になってもです!これは恐らく多くの日本人が北欧に来て驚くことだと思いますが、本当に夜でも家の中が丸見えで、見られてもいいくらいどの家も素敵なのです。

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最後にリビングの壁に飾られた世界地図を。よく見ると逆さなのです!
異なる視点から見てみるのも面白いと購入したそうです。日本が中心の地図に見慣れているため、ヨーロッパが中心の世界地図もまた新鮮です。

最後に、毎度恒例、「あなたにとって家とは?」と質問してみました。
先生は、「家は住む場所。特別なこだわりはないんだ。強いていうなら、本を置く場所かな?」となんとも作家さんらしい回答。
私個人的には、こだわりがないのにこのクオリティーの高さか…と言いたくなります。

次回は、デンマーク在住日本人のフォルケホイスコーレの元先生のお宅をお届けします!ぜひお楽しみに♪

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
少しでもみなさまの暮らしのお役に立てますように。

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