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猫を飼って諦めたこと:マニキュア編

ペットを飼うということは、
責任を伴うことでもある。

時にはそれまでの生活で当たり前に行っていたことを
諦めなければならないこともあるだろう。

私が猫を飼い始めて、
一番最初に諦めたのがマニキュアである。

うちの猫は、マニキュアの臭いがまるでダメのようなのである。
柑橘類や香水の香りもあまり好きではないようだが、
マニキュアの臭いは次元が違うようである。

親の仇(かたき)のような目でこちらを見てくる。
マニキュアを塗った後はしばらく触らせてくれない。

だから、マニキュアは諦めた。

それまでは毎週日曜日、もしくは隔週日曜日に
モチベーションアップのためにマニキュアを塗るのが
習慣になっていた。

お洒落というより、自分の気分を上げるためのルーティーンだった。

でもやめてみると、
案外あっさり手放すことができた。
気分を上げる方法は、他にいくらでもあるからだと思う。

マニキュアをしない爪が長いままだとちょっと不衛生に見えるので、
爪を短くする習慣もついた。

今ではネイルアートを楽しめない分、
爪磨きで爪をつやつやにするのが好きである。

ちなみに、私が自分の爪を磨いていると、
同じタイミングでうちの猫がガリガリで爪を研ぎ始めることがある。

飼い主が爪の手入れをしていることを、
猫もわかるのだろうか。

猫は私が思っていたよりもかなり賢い生き物なのだと、
猫を飼ってから気づかされた。

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