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Caol Áit 「薄い場所」を求めて

 アイルランド語で caol áit という言葉がある。

 文字通りには「狭い場所」の意味だ。あるとき、次のような文章にPinterestで出くわし、興味を惹かれた。

One Irish legend goes that at any given point in time, the veil between Heaven and Earth is three feet wide. The legend goes on to say that there are physical mystical places and personal experiences we go through where that veil is thinned and the holy becomes ordinary and the ordinary becomes holy. These places are called Caol Áit, or "thin places"

 これによると、あるアイルランドの伝説では、どの時点でも天と地の間のヴェールが3フィートの幅であるという。約90cmだ。

 さらに、ある神秘的な場所や個人の体験によっては、そのヴェールが薄くなって、「聖」が「俗」となり、「俗」が「聖」と化すという。 この種の場所のことを Caol Áit 「薄い場所」と呼ぶと。

 もともと、この文章に出会ったのは、それが附けられていた森の写真がきっかけだった。次の写真だ。

Forest_ThinPlace

 確かにこんな森の中では天と地の境が薄い場所があってもおかしくないような気がしてくる。

 Caol Áit について書きたいと思った。

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