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2月の読書記録

図書館で予約していた本が立て続けに届いて、積読がすごいことに…
本を読む余裕があるときに図書館の予約本は届かないのに、忙しい時に限ってたくさん届く…あるある。

1.こりずにわるい食べもの/ 千早 茜

よっ、直木賞受賞作家…!
親しい人との食事って楽しいよね。

2.新!店長がバカすぎて / 早見 和真

前作に引き続き一気読み。
作中に出てくる新人さんにイライラしつつ…(笑)

苦手な同僚について上司に苦手だと伝えた時の上司の言葉に、仕事で合わない…と日々もやもやしている私はハッとした。

べつに苦手意識を持つなとは言わない。私にもそんな人間はたくさんいた。でも、口に出してしまった瞬間、その気持ちは必ず他のスタッフに伝播する。伝播してしまったら、絶対に店の雰囲気が悪くなる。挙句の果てにはお客さまにも伝わっちゃう。私たちははからずもチームになっちゃったんだからさ。せめて気持ちを飲み込む努力くらいしなきゃ。

新!店長がバカすぎて

上の文言にハッとしたにもかかわらず、気持ちを飲み込む努力してなかったな~と打ち込んでさらに反省。

3.上流階級 富久丸百貨店外商部(4) / 高殿 円

相変わらずあっという間に読み終わる、ぐいぐい引き込まれる小説。
女性のキャリアや社内政治…ちょっとネタ切れしてきた?と思っていたけど、ここがあったか~という感じ。
マネジメント側の苦悩、婦人科系の病気について…
主人公のように生き生きと働けるの素敵だなぁ。デスクにへばりついている私の職業でも同じようにできるのかしら、やっぱり人のために動いたりする営業だからこその躍動感があるのかなと思ったり。

4.主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら / チョン・アウン

韓国の方が書く本はよくフェミニスト系の本を読む。
日々の自分のもやもやは男女についてであることが多く、この説明しがたいもやもやはこういうことだったかと気づきを得ることができるから。
主婦が家で遊んでいると言われちゃうことはそれを言った個人の分別や礼儀の不足に起因するものではなく、それよりもはるかに大きな単位。例えば国家や社会、時間的ことで言えば歴史や伝統といった広範囲で原因を探さなければならないこと。
根深い…なんて言葉では片づけちゃいけないな。

5.いくつもの週末 / 江國 香織

江國香織さんの夫婦生活に関してのエッセイ。
どうして結婚したのかと聞かれたら、自分の男がほしかったからかもというニュアンスの言葉に、現在同棲している私も思うところが。
家に帰ってきて彼がいてとても安心しているし、この時間がずっと続いてほしい、私のところからいなくならないで。なんて内心思っている…はず。
言葉にしてしまったら重いな。と思われてしまうようなことを包み隠さず語っている江國さんのエッセイは素敵だな…
エッセイと聞いていたけど、小説みたいな感じがした。なんともない日々がドラマティック。

あと2月は2回目のスラムダンクを見るために、映画の範囲の漫画を読み返しました。

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