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ユーザー体験を売る店「山谷酒場」に行ってきた

最近はUI/UXという言葉が広く普及し「体験」を重視する/したものが増えた。とりわけお店などは体験を売っている部分があると思う。

そんな前置きはいいとして、前々より一部では話題になっていた「山谷酒場」という店に行く機会が作れたので行ってきた。
ずっと行きたいと願っていた場所でもある。

山谷酒場の詳細はこちら↓をどうぞ。

結論からいうと、山谷酒場は「体験を売る」がしっくりくる飲食店だった。メニューにはエスニック料理やスパイスを活かしたアレンジ料理が盛りだくさん。でも、専門的なエスニック料理屋さんのような献立表ではなく、見れば意味がおおよそ想像できる居酒屋的な表記である。
ただ、わかりやすい/想像しやすいのだけれど「ではいったいどんな食べ物だろうか?」と関心を惹き好奇心が膨らむ。
メニューや手作り感のある店内にはそういうワクワク感を増幅させる仕掛けがいっぱいあった。

  1. この「慣れたことば」によるとっつきやすいメニュー。

  2. その先にある「わかりそうでわからないから頼んでみよう!」という期待値をもって背中を押してくる感覚。

  3. 実際に出てくると「へえ、こんななの!」という感嘆とともに食べた時の「スパイスが悪目立ちしすぎず美味しい!」といった体験。

  4. これは間違いないと確信が持てるとあれこれ頼んで食べてしまう。

  5. 雰囲気的にも料理的にも満足させる。

これはUI/UX的に正しく設計されているように思う。
スパイシーなもの好きには名が知れ渡りつつある店だけど、「物好きじゃない人」が行っても美味しく楽しむことができる、それは飲食店としてかなり素晴らしい「体験」を提供できている証拠だ。

うれしい気分になってnoteを書いてしまうぐらい。
UI/UX的にどうかはさておき、心地よい満足度の高い体験が本当にできるかどうかは実際に足を運んで確かめてみてください。

楽しげなノンアル飲料メニュー
見た目に反して甘くやわらかいインパクトとギャップの人参料理
ちゃんと食事になるバナナステーキ
見たことも聞いたこともない不思議な食べ物ベルプリ

他にもいっぱいメニューはあるので、ぜひ現地で!

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