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【note分析】ヒットする記事にはポイントが10個あった

YouTubeでオリラジ中田さんの動画を見るのが好きです。
好きすぎて、ついにはYoutube Premierに加入してしまいました笑
(広告消す手間がなくなり最高です・・・)

そんな中でも、DAIGOさんとの対談がものすごく面白かったのですが、特にヒットするYouTuberの特徴という話が格別でした。

「売れてるYouTuberは(中略)自分のチャンネルが伸びた理由を分析できている」※意訳

この動画をみて「分析って大事だよねー」と思った矢先、あれ?note分析してないなと気づいてやってみることに。

その結果、ヒットする記事にはポイントがあることに気づきました。

※ 結論を先に見たい方は目次の「【結論】ヒットしやすいnote記事にはおさえるべき10のポイントがある。」から飛んでみてください

* * *

さて、どう調べるか

◆まずは読まれてる記事をみてみよう
noteのダッシュボードにいき、「ビュー数が高い記事」を上位10記事選抜してみました。

スクリーンショット 2020-11-13 5.27.02

上位2記事は10,000ビューを超えてました。
(恐れ入ります…🙇‍♂️)

◆一方で、スキ数の多い順は?
「♡」のマークを押すとスキ数順に並び変わるので見てみると

スクリーンショット 2020-11-13 5.29.53

意外にもビュー数のランキングでは出てこなかった記事がチラホラ。

スクリーンショット 2020-11-13 5.36.11

この3つはあまりビュー数は伸びていないけど、高い確率でスキ♡されています。

「もし多く見られてたなら、もっとスキ♡が伸びたのでは」

という下心がうまれました。すみません・・・。

ここで「調べる目的」を整理する

素直な気持ちに立ち返ると「しっかりヒットする記事を書きたい」ので、ヒットしてるnote記事について定義しておきます。

ヒットしてるnote記事
→「スキ♡をしっかり獲得できている記事」

さらに「スキ数」を分解すると

[スキ数] = [ビュー数] x [スキ転換率]

なので、もう少し正確にヒットしてるnote記事を書き表すなら

ヒットしてるnote記事
→「より多く目にされ、スキ♡に転換するチカラを持ち合わせた記事

となります。

【分析①】なぜビュー数が伸びたのか

よく見られた記事と、まったく見られてない記事を比較することで見えてきそうなので、並べてみました。

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1位と最下位の差がすごいですね。。。

◆タイトルを見比べる
一般的によく読まれる記事は「タイトルが良い」とされます。よく見られてる記事は、そうではない記事とタイトルがどう違うか観察してみます。

1.タイトルが簡潔でコンパクト(省略の「…」がない)
2.読んだ時にメリットがありそう
3.ニーズのあるテーマ(一定規模の読者がいそう)

なんだか売れそうな本のタイトルに近いものを感じました。

◆状況を見比べる
トップ5とワースト5を見比べてもう一つ気づいたことは「記事の置かれてた状況が違う」という点でした。「状況?」って感じもするので先に結論を書いてしまいます。

TOP5に共通する「置かれた状況」
1
.Twitterなどで時折シェアされてる
2.一度インフルエンサーによるシェアでビュー数が爆進したことがある
3.note公式のお気に入り記事に入ったことがある
4.Google検索で上位表示されてる(例えば「社会人一年目」と検索すると「社会人1年目のときに知っておきたかった26のこと」がでます)

運がいいことに広く露出するチャンスを手にしてました。

◆分析①のまとめ|ビュー数の伸びる記事の特徴

1. ニーズのあるテーマをもとに書いている
2. メリットを感じる簡潔なタイトルがついている
3. 色んな方に拡散してもらえてる

しかし、運要素を除くと「テーマ選び」と「タイトルワーク」に注力すべきといえそうです。

【分析②】なぜスキ転換率が高かったか

Googleスプレッドシートを用いてスキ数の高い記事それぞれの「スキ転換率(=スキ数/ビュー数)」を出してみました。

スクリーンショット 2020-11-13 21.32.23

最初に「好かれている10の記事」を眺めながら、好まれてる記事の特徴が見えてきました。

好まれてる記事の特徴
1. 課題解決やグロースにつながる話
2. 実体験に基づいた話
3. エッセンスのようにまとめた話
4. ビジュアル要素が多い

そうではない記事って、確かにあまり好かれてないですね…。

◆スキ転換率の良いものを探る
「好かれている10の記事」をスキ転換率順に並び替えて、「4%以上の転換率の記事」と「1%未満の転換率の記事」で比較検討することに。

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◆スキ転換率の上位・下位の共通点を見てみる
少々手間ですが、この7つの記事をすべて読み直した上で共通点が何かを探ってみました。

スキ転換率がよい記事の共通点
1. 分量が長すぎない
2. それでいて価値の高い情報が凝縮されてる
3. 紹介されてる内容が取り入れやすく書かれてる
4. 口調がカジュアル&イージー
5. 書き味が「体験談」っぽい
スキ転換率がイマイチな記事の共通点
1. わりと長い&読み疲れる
2. 割と価値ある内容だが取り入れにくい
3. 口調が硬くて居心地はあまりよくない
4. 書き味が「講義」っぽい

◆分析②のまとめ|スキ転換率の高い記事の特徴

スキ♡したくなる記事の特徴
1. 実話に基づいてる
2. メリットがギュッと詰まってる
3. 分量目安が4,000字以内
4. テンポのいい展開
5.
言葉も口調も難しくない
6. 自分でもできそうだと思える

徐々にゴールが見えてきました。

【分析③】自分はなぜスキ♡したか

自分の記事ばかりを見ていると判断を誤りそうなので、過去にスキ♡した他のクリエイターさんの記事を眺めてみました。

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特に以下の条件を満たした記事を参考にすることとしました。

・スキ♡数が200以上
(今回の研究はヒットするnote記事のため)
・課題解決やグロースにつながるようなテーマ
(エッセイや漫画は路線と違うので…)

※どの記事を参考にしたか気になる方は以下をご覧くださいmm

記事19本を読み終えた時に気づいた特徴は以下の通りです。

スキ♡したヒット記事の特徴
1. メリットぎゅぎゅっと詰まってた
2. なによりテーマが「それ知りたかった」
3. テンポが軽妙
4. 何度か読み返して参考にしたい内容
5. 細かに「へーなるほど!」と膝を打つ感じ

そしてもう一つは「どれもが本屋にありそうなセンスのいいタイトル」です。すでにスキ♡してるのに、改めて口説かれて素直に読みたくなってクリックしました。(やはりタイトルは大事だ。。。)

◆分析③まとめ

自分自身がスキ♡した記事いずれも「メリットの濃度」「テンポのよさ」「テーマ選びのよさ」「参考になりそう感」「細かな納得感」があった。
そして「タイトルは本当に大事」である。

【結論】
ヒットしやすいnote記事には
おさえるべき10のポイントがある。

note挿絵_20201113_まとめ

◆1、テーマに一定のニーズがある
「これ聞きたい・読みたい」という人が多い題材であるほど読まれやすい。

◆2、読み手に利益がある
読者が何らかのメリットを感じる内容であるほどスキ♡されやすい。

◆3、タイトルが魅力的
読みたいという相手にグサリと刺さる、内容を端的に表した題名であるほど読まれやすい。
(※より具体的なコツを知りたい方はこのnote記事がオススメです💡)

◆4、実話・実体験に基づくストーリーである
自分が実際に経験した出来事や、実感を伴った話であるほど魅力と説得力が増す。
(=受け売り話や一般論だけで終わってはいけない)

◆5、要点だけに絞られている
余分な話を省いてエッセンシャルな話にまとめるとコンテンツの質が高まる。

◆6、テンポの良い展開
読み進めるときの「軽快さ・心地よさ」を大切にすると読了になりやすい。

◆7、長文すぎない
内容に応じた分量を心がけ、最大でも4,000字以内とすると読み疲れにくい。

◆8、ビジュアル要素を盛り込んでいる
図や表、あるいはイメージ画像などビジュアル要素を極力入れると理解されやすい。

◆9、「使えそう/できそう」と思える
紹介されている内容を、読み手が実践できそうだと思える話であるほど参考にされやすい。

◆10、分かりやすい親しみのある文体
なるべく聞き慣れた言葉で、親しみのある口調のほうが聞く耳をもたれやすい。(上から目線で専門用語や漢字を多用するのはNG❌)

このポイント10個をなるべく抑えて記事をつくっていけば、前よりも多くの方に役立った記事が自然と書けそうな気がしています。

さいごに

もう少しポイントを濃縮して、自分向けにこんな標語をつくってみました。

note挿絵_20201113_心得

※もし気に入った方は転載大歓迎です

以上、いい記事を書きたいなという方の参考になれたら幸いです!

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